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オンライン指導で生徒のPDCAサイクルを回すサポートをする(前編)|テラコヤイッキュー【オンライン勉強会】


Studyplus for School事業部では定期的に、様々な塾の先生方を講師にお迎えし、塾運営のノウハウやStudyplus for Schoolの運用のコツなどについてオンラインの勉強会を行っています。今回はテラコヤイッキューの渡邉先生にお話を伺います。

生徒指導はオンラインがメイン

テラコヤイッキューは2019年の4月に開校し、8月にオンラインコースをスタートしました。教室に看板は出しておらず、オンラインをメインにした塾です。対面授業を週に一回行い、授業のない日はオンラインで毎日生徒の家庭学習をサポートしています。

テラコヤイッキューが目指しているのは、PDCAを生徒自身が回して自走できるようになることです。この理念は、私が大手の個別指導塾に勤めていた時の経験から作りました。

当時の私は、生徒に夏期講習や冬期講習を何十コマも取らせて、パンク状態になってしまっているのが気になっていたんです。誰も目的を意識せずにただただ授業が消化されている状態で。これをどうにかしたいと思いました。そこから、オンラインで生徒のPDCAサイクルを回すところをサポートしたいと思って塾を始めました。

生徒が自らPDCAをまわせるようにサポート

PDCAを重視しているので、Studyplusには、どんな学習計画を立てていて、どんな学びがあって、次はどうしていきたいかという内容も教材として登録しているんです。生徒には、理科や社会などを勉強するのと同じくらい、記録をつけるのは大切なんだよと伝えています。

テラコヤイッキューでは去年の6月から、PDCAを「けテぶれ」という名前で行っています。「けテぶれ」は「けいかく」「テスト」「ぶんせき」「れんしゅう」の頭文字を取っている、小学校教諭の葛原祥太先生が考案した学習方法です。もともとツイッターで、小学生向けにけテぶれという形でPDCAサイクルを指導している先生を見つけてすごくいいなと思い導入しました。

やり方としては、まず自分の宿題や勉強をするときに、何を出来るようになりたいのか計画を立てさせます。最初は何も見ずに問題を解いてみて、丸付けの時に何ができていなかったのかを分析します。それからどういう勉強するかを考えて考えた計画通りにやっていくという流れです。毎回の勉強でこの振り返りを絶対にやろうと言っていて、振り返りをする時間に「けテぶれタイム」という名前をつけました。

けテぶれは毎日の勉強に対してもやっていますが、テストに向けた計画や夏休みの計画などについても行っています。それぞれに対して目標を立てて、その成果をけテぶれタイムを使って記録をさせているんです。

ブログやHPなどオンラインが集客のきっかけに

生徒募集ですが、今のところは特に何もしていません。ブログを更新したり、ホームページをちょこちょこ書き直したり、イラストを入れて見やすくしたりなどはしています。

実は開校のときチラシをまいたのですが特に反応がなく、8月末までずっと問い合わせが来ませんでした。今いる生徒は元々私が受け持っていた生徒と、その子の口コミで入った子です。

8月末にオンラインコースをスタートさせたのですが、そこには「オンライン自習室」で検索して私のホームページにたどり着く人がいたので、この形態自体に需要はあるのかなと思っています。ホームページからは問い合わせが2件あって、一人は長野の小学生でトライアル中、もう一人は最近連絡をいただいた、群馬の方です。

Studyplus for Schoolを使って学習管理

オンラインでサポートの特徴は、「Studyplus for School使った学習管理」「Zoomを使ったオンライン自習室」「LINEを使った質問対応」の三つです。

「Studyplus for School使った学習管理」について、生徒がStudyplusに記録をつけるときは、どこでつまづいているのかを把握するためノートの写真を撮影してアップしてもらっています。

こうすることで、勉強できているか、時間ばかりかかって実際はあまり勉強できていないという状態に陥ってないかも確認できます。また、振り返りをしっかり記録することで、自分を分析する力をつけてほしいとも思っています。

オンライン自習室で生徒が勉強するきっかけを作る

オンラインサポートの二つ目の特徴が、「Zoomを使ったオンライン自習室」です。うちの塾は基本的に、出入り自由にしたいと思っています。とはいえ「いつでも自由にしていいよ」と生徒に言うとなかなか来ません。自ら進んで勉強できるこというのは、どうしても少数なんですよね。

そうなると家でもやらない状況が続くので、それを防ぐために「19時半になったら絶対にログインしよう、私もその時はいるから」と約束をします。こういうきっかけ作りをすると、生徒も自習しやすくなります。時間になったら自習を始めて、やるべきことをやって終わったら抜けるという仕組みです。

オンライン自習室は私が指導するだけではなくて、生徒に場を提供している形なので、そこまで負担はありません。私一人でも十人くらいは見られると思います。生徒が勉強しているのを見ていて、明らかに集中力が途切れている生徒には対応します。しかし問題は、Zoomだと触れられないので寝ている生徒をなかなか起こせないことです。そこが少し困っているところではあるので、対応を検討中です。

質問対応もオンラインで完結

オンラインサポートの三つ目の特徴は「LINEを使った質問対応」です。これは、丸付けをしてやり方が理解できなかった問題に限っています。

わからない問題があったら写真を撮って、LINEで送ってもらいます。それを見てどう間違っているかを確認して、指導するという流れです。Zoomには画面共有できるホワイトボード(注1)があるので、そこにノートのように書きながら解説します。ZoomはiPadと連携できるので、OneNote(注2)を使って指導することもあります。

(注1)ホワイトボードはZoomの機能の一つ。テキストの入力だけでなく、実際のホワイトボードのように描画作成などもできる。
(注2)One NoteはMicrosoftが開発しているアプリ。テキストやペンを使った図表を作成したり、音声や映像を添付することもできる。

以上の3つがテラコヤイッキューの特徴です。この特徴を活かすのに、Studyplus for Schoolを活用しています。

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前編ではテラコヤイッキューさんの塾の形態やけテぶれという特徴的な取り組みについてご紹介しました。後半では、Studyplus for Schoolを導入したきっかけや活用法についてご紹介します。

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