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面談は初めの数秒で「心をつかむ」ことを意識する(前編)|藤井セミナー【オンライン勉強会】

Studyplus for School事業部では定期的に、様々な塾の先生方を講師にお迎えし、塾運営のノウハウやStudyplus for Schoolの運用のコツなどについてオンラインの勉強会を行っています。今回は藤井セミナー川西教室の丑田先生にお話を伺います。

講演会をきっかけに集団自立型を始めStudyplus for Schoolを導入

藤井セミナーは大学受験専門、英語専門の塾という形で運営しています。現在、川西教室には120名が在籍しており、これは藤井セミナーの中で最大規模です。この中でも「Fsemiα」というコースを受講している30名ほどいて、通常の集団授業とは異なりStudyplus for Schoolを用いて集団個別で授業をしています。

導入ツールはStudyplus for School、Comiru、ベリタスアカデミー、学びエイドの4つ。教室長の私、経理担当の先生1名で運営しています。学生チューターもおり、上述したように元々英語専門塾で特に英語長文読解の指導には力を入れているため、彼らには集団授業と採点を任せています。

塾の間取りは、入り口入って右手に集団の教室、左奥には自習室、真ん中に生徒がお昼を食べるような休憩スペースがあります。また先生と話せる面談テーブルもあるので、そこで色々と話をすることもありますね。

生徒同士の横のつながりが強いのは、休憩スペースがあることが大きいと思います。計12名までしか座れないので、強制的な相席が生まれるんです。そこで会話を繋いであげると、みんな仲良くなります。

面談では生徒の頑張りを対面で確認

Fsemiαコースの生徒との面談は、Studyplus for Schoolの画面を見ながら行っています。面談のタイミングで、一日に何時間勉強したかがわかるのはいいところです。例えば、「この時間でもう5時間頑張っているのはすごいね」といったような感じで話せます。また、浪人生には「まだ3時間とは、どうなってるの」など聞くこともできます。

面談では頑張れたところを確認しているんです。例えばうちの塾では毎週、周辺校の生徒も含め、塾で独自に行っている小テスト結果のランキングを出しています。先週の復習テストでどのくらいランキングが取れていたかなどみています。この時、点数が上がってる、下がってるだけでなく、最近何があったというところまで聞き取ります。

面談は最初の数秒がポイントで、7~10秒くらいでその子の気持ちをつかむのが大切かなと思っています。実は昔、アイドルのSKE48が好きだったのでよく握手会に行っていたんです。そこでは7秒くらいしか話せませんが、それだけで幸せになれるんです。私はアイドルのようなルックスはしていませんが、コミュニケーション次第でどうにか「生徒の気持ちをつかむこと」はできるのではないかと思って、面談の頭7秒はものすごく気にしています。あえて間を作ったり、褒めたりというところと工夫しているんです。

面談は、学生による毎週のチュータリングと、私の学習コンサルティングの二種類を行っています。私は、生徒とのリアルな面識を重ねることで信頼関係ができると思っているので、面談の数を多くしたいですね。普通の面談は20分程度ですが、Fsemiαの面談は時間を決めずにやっています。順調な子は5分10分で終わりますが、相談が多い子は1時間くらいかかったりするので、「このくらいの枠の間で、みんな来てね」という感覚でやっているんです。

価格を抑えて家庭の援助なしでも支払えるように設定

うちは価格が安く、長文授業に関しては週1回で1万5000円でこのコースを選んでいる生徒が多いです。映像授業は映像授業で、別のコースを作りました。コースを作る時、生徒との面談回数を多く取ってあげたいと思っていました。ただ毎週毎週話すのは嫌だという子もいると思って、二週間に一回をスタンダードに設定しています。 

プレミア、スタンダート、ライトコースと学習コンサルティングの数で分けています。来年度はZoomも使う予定です。月に一回は会って話して、それ以外はZoomを使ってという形でも面談できるなと考えています。

また、ライトコースをなくしてスタンダードとプレミアのみにし、コースに様々な特典をつけてしっかりと価格帯を落としました。価格を下げることはこだわっていて、私自身が藤井セミナー出身なのですが、浪人時代はアルバイトをしながら自分で授業代を稼いでいました。だから高すぎると厳しいなという思いがあります。ある程度、家庭の援助がなくても自分で稼げるところまで下げたいという気持ちがあるんです。

講演会をきっかけに集団自立型を始めStudyplus for Schoolを導入

私が教室長になったのは2018年ですが、もっと色んな科目を指導したい、理系の生徒や医療職を目指す生徒にもしっかり寄り添いたいと思いました。そのタイミングである講演会に参加したのですが、そこに登壇されていたユニバースクールさんの話を聞いて、こんなすごい塾があるのかと驚いたんです。

集団自立のやり方が気になって、翌週見学させていただきました。そこで色々な指導のやり方や学習管理のこだわりを知って、うちの塾でもやってみたいと思いました。

Studyplus for Schoolを導入しようと思ったのは、ユニバースクールの湯浅先生が30~40分ほどの講演中5回くらい「Studyplus for Schoolはいい」と言っていたのが印象的だったからです。ユニバースクールさんはエドテックをたくさん使われていますが、うちでは出来る範囲で取り入れています。

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今回は藤井セミナーさんの形態や面談について伺いました。後編ではどのようにStudyplus for Schoolを導入していったのか、記入率アップのコツは?など明らかにします。
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