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退塾率が9%から1%に! Studyplus for Schoolを活用した業務改革の裏側 Customer Story #2|国大Qゼミ

※この記事は、2018年に行ったインタビューの内容を再編集・転載したものです。

株式会社理究は、2018年4月より国大Qゼミ高校受験部にStudyplus for Schoolを導入しました。一般的に退塾率が高いといわれている高校部門ですが、国大Qゼミ二俣川校では昨年の退塾率を大幅におさえることに成功。今回は、校舎長の宮田様(以下敬称略)に、Studyplus for School導入にあたり、取り組まれたことや、その成果についてお話を伺いました。

塾紹介
神奈川で「0歳からの生涯教育」をコンセプトにさまざまなブランドを展開する株式会社理究。高校受験コースは集団授業を中心に、一部の校舎ではWeb演習+個別指導の形式を取り入れ、地域のニーズに合わせた学習スタイルで高校合格に向けた指導をしています。

Studyplus for Schoolで生徒との気軽なコミュニケーションが生まれる

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ーStudyplus for Schoolを導入するまでの背景を教えてください。

当塾は、塾の強豪が多い横浜エリアに、12教室を展開しています。もともと映像授業を取り入れていたのですが、それだけでは周辺塾との差別化ができないと感じていました。

また、生徒たちが何を勉強しているか日々把握できないという課題がありました。担任・チューターと生徒の面談を2週間に1回程度実施し、生徒の課題を見つけだそうとしていましたが、指導そのものは先生任せです。面談では本人のモチベーションや不安をヒアリングできましたが、具体的な解決策は出せていないという状況でした。

生徒の課題を見える化し、本人が納得しながら勉強ができる状態を作らなければならない。そこで、客観的に生徒の課題を捉え、具体的に指導できるための学習管理ツールとして、Studyplus for Schoolを導入しました。

ーありがとうございます。1日の業務の中でStudyplus for Schoolをどのように取り入れて下さっているのですか?

出社したタイミングと、チューターが授業を終えたあとの2回は、必ずチェックしています。出社時には、昨日の学習記録の状況を見て、生徒にメッセージを送ります。授業後は、生徒とチューターが一対一でカルテを見ながら、学習状況をのヒヤリングをおこないます。

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ールーティーン化されているのですね。Studyplus for Schoolでよくご利用いただいている機能はどんな機能ですか?

よく使っている機能は、面談で知った生徒の情報を記録できるカルテ機能や、生徒に直接メッセージを送ることができるメッセージ機能です。メッセージ機能については、電話よりも気軽にやり取りができるので、毎日でもメッセージを送りやすいですね。

ーこれまでの連絡方法は、電話での対応が主流だったのですか?

何かあれば電話やメールをしていました。しかし、生徒はメールよりもLINEなどを使っています。Studyplusのようなアプリなら、プッシュ通知を送れるので読んでもらいやすくなったと思います。

ーメッセージでは、どんなやりとりされていますか?

事務的な連絡のほか、高校3年生には受験情報やアドバイスなども送っています。今までは口頭で伝えていた内容も、メッセージで残しておけると、あとから見返せるので、生徒にとってもメリットです。

また、雑談に近いようなことを送ることもあります。生徒に毎日アクセスするべく、メッセージは積極的に活用しています。

ー生徒さんとのコミュニケーションは変わりましたか?

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ひとつの共通言語を介してのコミュニケーションが増え、校舎の空気が明るくなりました。Studyplus for School上でのやり取りがきっかけで、校舎で対面している時間の会話をも変えています。生徒が帰るときに「今日の勉強記録した?」「何を勉強したの?」など、チューターから話しかけるきっかけが生まれました。

年間退塾率が9%から1%に減少

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ーStudyplus for Schoolを導入したことで退塾率に変化はありましたか?

2018年現在、昨年に比べ、高校生の年間退塾率が9%→1%に減少しました。以前は、高校1年生の夏終わりに退塾する生徒が多かったのですが、大きく改善しました。

ーそれは素晴らしい変化ですね。なぜ、そのような成果がでたのでしょう?

Studyplus for Schoolを導入してから注力した、週に1回の10分面談が大きかったと思います。3ヶ月に一度、校舎長である私と生徒で年間計画を立てます。大学生のチューターは、計画を月間・週間目標に落とし込み、毎週の10分面談で勉強内容を確認しています。

これまでも面談はしていたのですが、1回あたり30分もかかってしまうことから、月に1,2回しか面談ができませんでした。Studyplus for Schoolを導入してからは、学習状況を事前に把握し、面談時間を10分に短縮。結果的に回数が増え、週に1回できるようになりました。

ー週に一度の10分面談を導入されて、どのようなことが変化しましたか?

生徒とチューターの距離が近くなりました。これまでは、自らチューターに話しかけるタイプの生徒にコミュニケーション量が偏っていましたが、10分面談をすることにより、生徒全員としっかりコミュニケーションをとれるようになりました。

さらに、学習記録というデータを元に面談をするので、具体的な指導ができるようになりました。コミュニケーションが活性化したことによって、チューターは生徒に対してよりたくさんの気づきが生まれるようになりました。

ーその他、Studyplus for Schoolを導入してよかったことはありますか?

保護者向けての訴求が変わりました。これまでは映像授業をウリとしていましたが、資料請求サイトなどから流入した保護者には敬遠されることが多かったです。

現在は、「国大Qゼミは毎週面談し、家庭学習も含めて学習管理します」という訴求に切り替えました。改めて感じるのは、保護者の関心は、授業の金額や映像の種類などではなく、「塾に入ったら勉強するか、しないか」ということです。実際に体験に来る生徒さんも増えたことは、とても嬉しい変化です。

記録をつける意義を伝え続ける

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ー導入が上手くいったポイントはなんだと思われますか?

ポイントは、塾側の意識かと思います。校舎の担当スタッフに「しっかり使っていこう」という意識があれば、それが生徒にも伝わっていきます。

そうでなければ、生徒もなかなか使いません。記録したのにそれが活用されてないと、「別に記録しなくていいのかな」と、生徒は記録の意味を見いだせなくなります。

私たちは、生徒が記録してくれたものに対してなるべくリアクションすることを大切にしています。「いいね」を押したり、面談の最中にStudyplus for Schoolを開いて話したりしています。生徒が記録してくれた勉強に対して、しっかりこちらも見てるという意思表示をするということが大切です。

ー今後実現していきたいことや展望があれば教えてください

小・中・高部門において、「どの校舎でも地域NO.1を目指していく」「その地域のニーズに応える塾になる」という目標を掲げでいます。大学受験部では、この近隣の二俣川に住んでいる高校生や近隣の学校に通っている高校生から、「二俣川にあるQゼミに行けば成績伸びるよね」と思ってもらえるようになりたいです。

特に大学受験部では、「自学者育成」という考えを大事にしています。もちろん受験の合否も重要ですが、Qゼミでの指導を通して、自立的に勉強していける生徒を育てていくことが我々の目標です。

まずは生徒一人ひとりの学習管理をしっかりすること。次のステージにいくために、Studyplus for Schoolを活用し、「生徒自ら勉強していく環境」を提供していきたいと思っています。

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