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【Member Interview/CXプランナー】沖田朋也

Studyplus for Schoolにはどんなメンバーが在籍してるんだろう?お仕事の合間にちょこっとだけお時間をもらって、取締役COOの宮坂がインタビューをするコーナー。
今回は、2020年5月に入社した沖田さんに、なぜスタプラに入社したの?いま、どんなことをしている?など、ざっくばらんに聞いてみました。

沖田朋也(おきた・ともや)
スタディプラス株式会社 Studyplus for School事業部 CXプランニンググループ。5年間の高校教員の経験を経て、スタディプラス株式会社に入社。
個人塾を中心に全国の学習塾のサポートを担当。

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不登校の友人に声をかけ続けた中学時代

宮坂:沖田さんは今、CXプランニンググループとして全国100を超える個人塾を担当してくれているよね。うちに来る前は教員だったということだけど、どうして先生になろうと思ったの?

沖田:中学校時代のある出来事がきっかけで、教員を目指すようになりました。私は小学校の頃スイミングを習っていて、そこで別の小学校から来ている子と仲良くなりました。彼とは中学で同じ学校になるということで、一緒に水泳部で頑張ろうと話していたんです。

でもいざ入学してみると、その子は学校にいませんでした。よくよく聞いてみたら小学校6年生から不登校になっていて、中学には全く来ていないと。すごく残念だったのですが、彼の家が中学校から近かったので家に行くようにしたんです。

バスケで遊んだりしながら「一緒に学校行かない?」と声をかけていて、中学2年生の夏休みから少しずつ学校のプールに来るようになって、2学期からは授業も受けるようになりました。その時、彼が学校に来れるようになって良かったと思ったし、時間をかけてよかったと思いました。
大袈裟に言うと誰かの人生に影響を与えたられた初めての経験で、とても印象に残っています。

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高校時代の挫折経験から教員になる

宮坂:中学時代の経験がきっかけで、教員を目指したんだ。

沖田:はい。ただ、高校時代は獣医にも憧れていて、獣医学部を受けました。しかし現役で受からず浪人したのですが、なかなかモチベーションが上がらず結局受からず終いで。
そこで獣医学部以外の大学に入り、「獣医にならないなら先生になろう」と決めて、その道だけを目指して勉強しました。

宮坂:そこで、高校教員になろうと決めた?

沖田:はい、当初は中学校の教員を目指そうかと思っていたんですが、自分が高校時代、浪人したり獣医学部を目指したけど諦めたりといったこともあって、勉強があまり上手くいかなかった挫折経験から、こういう子を増やしたくないと考えたんです。高校の教員になり、その経験を活かして生徒とコミュニケーションをとりたいと思いました。
生徒にとって、友達の励ましももちろん力になるのですが、先生からの声かけはエネルギーの大きさが違うと思います。先生から褒められたり、認められるとものすごいエネルギーを得られると思いました。

宮坂:高校教員になってからはどうだった?

沖田:コミュニケーションを大切にしたいと思いつつ、なかなか難しかったです。部活の顧問をやっていたり、校務文書作成などの雑務があったり、広報部として生徒募集の仕事もしていました。朝6時に行って夜20時くらいまでは学校にいたのですが、それでも時間がなかなか足りませんでした。

高校3年生のクラスを受け持って全員とコミュニケーションが取れるかというと、そんなこともなかったです。担当していた生徒は偏差値50から早慶上理を狙えるぐらいのレベルだったので、基本的にはある程度勉強してくれていましたが、それでも生徒と向き合えない日々もあり、とても葛藤していました。

宮坂:
コミュニケーションを大切にしたいと思いつつ、現実的には忙しくて時間的に厳しいと。

沖田:そうです。生徒とコミュニケーションがとれなくなると成績も伸び悩む子もでてくると実感しました。また、自身に対して「忙しさで誤魔化して、生徒とのコミュニケーションを避けているのでは?」と疑心暗鬼になるという、ジレンマにも陥りました。

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違ったアプローチでより良い教育を目指す

宮坂:負のスパイラルになってしまう中で、どうして転職しようと思ったの?

沖田:教員は5年やっていたのですが、ずっとこのまま続けていくのかどうか、とても悩んでいました。それがちょうど2018年頃で、学習指導要領が変わったり、センター試験から共通テストへ変更されたりと大きな変化があった時期でした。

教育系の民間企業が実施している研修に行った際には、今後教育環境が大きく変化するな、と身に染みて感じました。しかし、研修が終わって学校に戻ると、いつもと変わらない日々があるんです。そういうギャップもあり、違ったアプローチで教育をよりよくするEdTechに興味を持ちました。

単にEdTechといっても、映像教材会社などいろんな分野があります。その中でも私は、自分の浪人時代の経験や教育現場で実感したコミュニケーションの大切さから、ティーチングよりもコーチングに重きを置いていました。

宮坂:その中でスタディプラスに興味を持ったんだ。

沖田:自身の指導方針と合わせて様々振り返ってみると、スタディプラスに来たのは自然のことだったと思います。いつも「主役は先生じゃないぞ」と伝えていて、アドバイスをすることはあっても基本は生徒の希望を聞いて進めていました。

クラスの中でどういうリーダーシップを発揮するかは教員によって違いますが、私は生徒を後ろから見守るようなリーダーシップで指導したいと思っていました。上からこうしなさいと強制せず、寄り添う必要があるときに寄り添うというようなイメージです。

宮坂:
たしかにそういうスタンスからスタディプラスを選ぶのは、自然に思える。

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コミュニケーションを軸に先生の理想の教室作りをサポート

宮坂:入社する前、スタディプラスにどんなイメージを持ってた?

沖田:面接の中でStudyplus for Schoolの製品について詳しく教えていただいて、とても面白く、自分も使いたいと感じました。また、メンバーインタビューを読んで、チーム全体の穏やかな雰囲気も伝わってきました。

メンバーの価値観と自分の価値観が近いと思ったのも、入社した決め手の一つです。周りを蹴落としてでも1番になりたいというのではなく、協力して仕事を進められそうだと感じました。

宮坂:実際に入ってみてどう?

沖田:チームの目標はもちろんありますが、メンバー全員が個人の目標もそれぞれ持っていますよね。そのための課題を設定して、それに見合った進め方を決める際に、メンバーが密になって真剣に一緒に考えてくれることに驚きました。

宮坂:入社する前と今ではやりたいことも少し変わったと思うんだけど、その辺はどうかな?

沖田:
もともとは、自分が教員だったこともあり学校法人のお客様を増やしたいと思っていました。しかし、今のフェーズでは、単純に導入数を増やすというよりも、塾の先生一人ひとりと向き合ってその先生が理想とする教室作りに、お力添えしたいと思っています。

Studyplus for Schoolを導入してくれている塾の先生方はそれぞれ軸があって、そのお話を聞くのは楽しいです。よく「なんで塾の先生になろうと思ったんですか?」というところから伺うこともあります。

宮坂:それもコミュニケーションだよね。今日は昔の話も聞いたけど、沖田さんは中学の頃から一貫してるところがある。

沖田:確かに、そもそも教員を目指したのも中学の友達とのコミュニケーションがきっかけでした。教員になっても先生とのコミュニケーションは大切だと気付いて、EdTechを活用してそこに注力できるスタディプラスに入社しています。

コミュニケーションの中でも一つの正解を決めて突き進むというよりも、相手の個性に合わせてこちらは向き合っていくという姿勢です。そういう形のコミュニケーションで課題を解決していくというのは、スタディプラスの理念とリンクする部分も大きいと思うので、これからも先生方一人ひとりを応援していきたいと思います。

Studyplus for Schoolのメンバーに、取締役COO・宮坂がインタビューをするコーナー。
次回は小川さんにお話をうかがいます。


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