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【Member Interview/CXプランナー】池上昌洋

Studyplus for Schoolにはどんなメンバーが在籍してるんだろう?お仕事の合間にちょこっとだけお時間をもらって、取締役COOの宮坂がインタビューをするコーナー。

第一回は、2018年8月に入社した池上さんに、なぜスタプラに入社したの?いま、どんなことをしている?など、ざっくばらんに聞いてみました。

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池上 昌洋(いけがみ・まさひろ)
スタディプラス株式会社 Studyplus for School事業部 CXプランニンググループ。 大手予備校で8年間勤務ののち、教育の地域格差、情報格差に課題感を感じ、スタディプラスにジョイン。 個人塾を中心に全国の学習塾のサポートを担当。

業務範囲は、お客さまに関するすべてのこと

宮坂:メンバーインタビュー第一弾。よろしくお願いします!

池上:緊張しますね……(笑)

宮坂:まずは仕事内容から聞いていこうと思うんだけど、導入塾のサポートを担当しているCXプランニンググループのなかでも、池上さんが担当しているお客さまは中小規模の塾が多いよね。

池上:そうですね。お問い合わせいただいたお客さまに製品のご説明をするところから担当してます。導入後も、製品の運用改善のコンサルティングや情報提供などを通して、自立学習のオペレーションをお客さまと一緒に作っていきます。

宮坂:導入を決める前から対応しているから、幅広いよね。

池上:そうですね。でも決して営業をしているという感覚ではないんですよ。宮坂さんからもいつも、営業をしないようにと言われていますよね。

宮坂:うん。「お客さまをリスペクトし、製品のことを素直にお伝えしよう」って、チームに共有してる。

池上:実際、先生に製品の特徴などをご説明すると、先生の方が盛り上がってしまうこともあります(笑)「これがあれば、やりたかったアレができる!」って。

教える立場よりもサポートする立場を選んだ

宮坂:池上さんは、スタプラに入社する前は塾講師として働いていたと思うんだけど、塾に関わり始めたのはいつから?

池上:教育学部に通っていた学生時代からずっとですね。大学1年生のころには家庭教師を少しだけ、2年生からは東進ハイスクールのアルバイトでチューターをやっていました。

宮坂:ということは、2019年時点で教育業界歴13年。

池上:大学卒業後は東進ハイスクールを運営する株式会社ナガセに入社して、3つの校舎で運営責任者を経験しました。塾講師としての業務は一通りさせてもらえたから、いまの仕事に生きてるなって、感じます!

宮坂:教育業界には、昔から強い関心があったんですか?

池上:教育業界への興味は、子どもの頃から持っていましたね。学生時代は教育学部に通っていましたし。
でも、「教える」という業務に関わったのは、家庭教師をしていたほんの数ヶ月だけなんです。他の期間は、チューターとして生徒と面談をしたり、教室長として校舎の運営をしたり。今はEdtechの立場から校舎の運営をお手伝いしてるし、ほとんどの期間は「教える」こと以外に関わっていますね。

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宮坂:教員になるという道もあったってことだよね。そんな中、なぜ「教える」こと以外に関わってきたんですか?

池上:それが、家庭教師の失敗経験がきっかけなんです。なかなか生徒の成績を伸ばせなくて。

宮坂:成績が伸びなかった……。なぜだろう。

結局は、本人を変えることができなかったんです。週に一度、科目を教えるだけでは、生徒の姿勢も成績も大きく変えることは難しいなー、と。

本当に必要なのは生徒のモチベーションを引き出し、勉強に対して前向きな気持ちを一緒に作ることや、勉強の仕方そのものを指導してあげるような「コーチング」なのではないか、と思うようになりました。

宮坂:なるほど。それもあって東進ハイスクールを運営するナガセを選んだんですね。

池上:東進ハイスクールのチューターを経て、その考えは確信へと変わりました。生徒と対面している時間に有意義なコミュニケーションをとることがいかに大切かって。

学習指導はもちろんですが、夢や目標をどのように考えさせるか、目標を達成するためのロードマップをどのように敷くか、仲間たちと一緒に目標達成するチームをどのように作るかなど、日頃から考えて実行していましたね。

宮坂:教育の現場にどっぷりと携わっているからこそ得られた実感!

池上:それは本当に、代え難い経験だったなと思ってます。生徒たちと濃い関わりを持ち、数多くの心動く瞬間に携われました。

教育の現場で働いていたら、いろんなことが見えてくるんですよ。だから課題に気づけるきっかけにもなったと思います。

宮坂:他には、どんな課題感を抱えていたんですか?

池上:地方の塾は人手不足も深刻でした。私は学生時代に長野の校舎でチューターをしていましたが、チューター集めが本当に大変で……。

宮坂:たしかに、企業規模に関わらず、地方の塾では人手が不足していますよね。

大学生バイトを雇おうと思っても周囲にある大学は信州大学だけ。信州大学の学生を懸命に囲い込んで、チューターを採用しなければならない状況でした。

だから、東進ハイスクールのように「教える(ティーチング)」は映像授業にまかせて、講師は「コーチング」に注力するという選択は、自然な運びだったのかもしれません。

宮坂:「教える」以外のことをするって、そういうことなのね。

そうです。あえて「教える」ことをやめ、「教える」ことは映像教材をコーディネートすることで代替し、講師やチューターはコーチングに徹する。この選択は、人手不足の問題解決をするだけでなく、生徒のモチベーションアップにも寄与します。この価値をどんどん広めていきたいですね。

情報格差のない学習支援をするための仕組みづくり

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宮坂:スタプラに入社したのは、前職で新規校舎の立ち上げなどを手がけ、活躍していたタイミングでしたね。教育の現場を離れ、ツールベンダーに入社したのはどうして?

池上:教育をよくするための、仕組みづくりをする側にまわりたかったからです。スタプラなら、都市部と地方における生徒の情報格差を埋められるんじゃないかって。

宮坂:都市部に住む生徒の方が、得られる情報量が多いという実態はあるよね。

地方の校舎は都心の校舎に比べて大学生チューターの属性が偏りがちなんですよね。生徒の中に「早稲田にいきたい」「立教大学にいきたい」という希望があっても、チューターに信州大学の学生以外がいないから参考になる情報を提供できません。

幸い東進ハイスクールには、全国の校舎の学習データを記録したデータベースがありました。それを元にした指導により一定のクオリティを担保できていたけれど、それ以外の塾ーーたとえば個人塾だと、難しいですよね。

宮坂:学生の頃から12年間、会社が作ってくれた仕組みの中での指導をしてきたけれど、周辺を見回したら、いろんなところに教育格差が転がっていると……

池上:まさに。そのことに気づいて、今度は自分の手で仕組みを作ってみたいと思うようになりました。
転職先を検討していたところ、出会ったのがスタディプラスでした。

宮坂:なるほど!選択肢はいろいろあったと思うけど、スタディプラスを選んだのはなぜ?

池上:ジョイン前に宮坂さんと面談をさせてもらいましたよね。そのとき大手塾、個人塾、都心も地方も関係なく、ひとつひとつの導入校さんを丁寧にサポートするという考え、全国の生徒の学習データや教材データを共有しあえる魅力を話してくれたと思います。

宮坂:そうだったね。

池上:ツール自体の魅力に加え、教育に対する姿勢にも共感し、入社を決めました。

宮坂:教育の現場で課題感を募らせてきた池上さんだからこそできるお手伝いがあるんじゃないかって、私も思いました。入社から半年たちますが、働いてみてどう?

池上:お客さまの「もっとこんなことがしたい」に対して、現場の肌感覚レベルで共感できてるなと思います。Studyplus for Schoolを用いることで生まれる可能性を、先生方と創造していきたいです。

データ活用という観点でいうと、最近では『大学別合格者学習データ』という資料の編纂を行なっています。各大学の合格者が、どんな教材を使い、どれくらい勉強したのか。全国の先生方への配布を開始しています。

コミュニケーションの循環を生み出す

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宮坂:池上さんが担当したお客さまで、印象に残っている事例はある?

池上:中学生の指導をメインに行なっていたとある塾さんに対し、高等部開設のお手伝いをしたことはとても印象深く残っています。

生徒が減少するなか、中学生指導だけでは経営的に厳しく、高等部開設をご検討されていました。しかし、個別指導をメインにしていたことから、先生のリソース不足も深刻。限られたリソースの中で生徒のロイヤリティを向上させるべく指導は密にやっていきたい、、、という状況でのお問い合わせでした。

宮坂:池上さんは、どのような形でサポートしたの?

池上:私はStudyplus for Schoolの紹介から導入、導入後の運用までサポートをさせていただきました。塾の状況をヒヤリングし、どんなことができるか、先生と一緒に考えました。

最初はスタンダードな学習管理からスタートし、徐々に周辺領域への取り組みもはじまりました。たとえば、カリキュラムの作り方を変えたり、スタプラを使ったイベントを先生側から発案してくださったり。これまでの仕組みでは出てこなかったアイデアが出るようになりました。その結果、生徒・保護者からの反応も向上。高校受験を終えた中学生から、「高校生になっても塾を続けたい」という声が上がり、高等部の設立がかなったのです。

宮坂:学習管理による成功事例だねー。

池上:サポートを通して、先生と生徒のコミュニケーションの形が変わっていく様子を目の当たりにしました。データの活用ももちろん大切ですが、それ以前に、コミュニケーションの質をあげることが大切なんだって、確信をえましたね。。

宮坂:塾の先生方のお手伝いをするなかで、逆に大変なこととかも出てくるんじゃない?

池上:遠隔でのサポートがメインになってしまうことでしょうか。気持ちとしては、すべての塾に直接うかがい、生徒や先生方のお顔をみて、施策のご提案がしたい。そのほうが状況を正確につかめますからね。

しかし、Studyplus for Schoolは塾の規模を問わず、たくさんの塾につかっていただくため、安価でご提供していることもあり、なかなかお伺いすることができないんです。これは非常に歯痒く感じていますね。

宮坂:ちょっとでも先生方との距離を縮めたいものですよね。

池上:そうなんです。現地に行けないぶん、先生方とのご連絡はなるべく頻繁にするよう心がけています。気軽にご連絡いただけるよう連絡手段をメールからLINEやfacebook messengerに変更したり、Twitterで成功事例や気づきを共有したり。

双方向のコミュニケーションと情報発信で、全国の塾のサポートを加速させていければと思っています!

宮坂:あついお話、ありがとうございました!

Studyplus for Schoolのメンバーに、取締役COO・宮坂がインタビューをするコーナー。
次回は新卒第一号・さわだまゆこさんにお話をうかがいます。




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