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教育とICTの未来 Part2

本記事は、音声プラットフォーム「stand.fm」で配信した内容を記事にしたものです。音声で視聴される場合は、こちらからアクセスしてください。

こんにちは。スタディプラスの宮坂です。

今回もstand.fmで配信していきたいと思います。

今回も以前お話しした「教育とICTの未来」のパート2というところでお話ししていきたいんと思っているんですけれども、きっかけはですね、今朝Twitterをみていたところ、塾シルさんが買収されたというお知らせを見まして。

さらに今年に入ってから、キュビナさんも小学館さんに買収されるというお知らせを見ました。

加えて、コロナウィルスによる経済的な影響というところも直近は出始めているので、これらを踏まえた今回は「Edtechプレイヤーの今後」という観点でお話しできればなと思っています。

まず、最初にですね、前提知識として、Edtechプレイヤーの構造をお話しできればなと思っています。

まず、Edtechプレイヤー、教材とか、対象学年とか分類は色々あると思いますけれども、財務面で二つの種類に分けると、先行投資型とレベニューシェア型があると思います。

先行投資型は最初にコンテンツやシステムを作るのに投資をして後で回収するもの。

レベニューシェア型最初はコストかからないんですけれども、実際そのコンテンツが売れた時に、その売上を、コンテンツ作成に協力してくれた方々にシェアしましょうという、後でコストをお支払いするというタイプですね。

後者はですね、最初にかかる先行投資、前者に比べると少ないです。

一方で前者は最初にかかる先行投資が大きいです。

エンジニアをたくさん採用して開発をはじめることになるので、製造業でいうと、一つ大きい工場を作って始めるというようなものですから、先行投資がどうしても大きくなってしまうんですよね。

加えて、我々のようなIT企業が作り出すプロダクト・製品は世の中を変えるかもしれないけれども、変えられないかもしれない、失敗するかもしれないというような不確実の高い商品が多いですから、最初に大きな工場を作って先行投資がかさむけど、成功するかわかんないというようなものです。

ですので、一般的に独立・起業する場合は、銀行の方々からお金を融資いただくパターンが多いと思うんですけれども、我々のような不確実性が高いプレーヤーは、銀行さんからお金借りるのってすごい難しいんですよね。

なのでどうなるかというと、いわゆるベンチャーキャピタルさんなどから資金調達をするという手段でお金をいただいて、エンジニアをたくさん採用して商品を販売するというような流れが多いです。

ベンチャーキャピタルの方は、どうしてその最初、不確実性が高いのに出していただけるのかというと、出資する際に買ったときの株式の価値よりも売るときの株式の価値が何倍も大きけれきれば、回収できるというモデルなんですね。

ということで、ベンチャーキャピタルさんから資金をいただくということは、ある時点で将来高い金額でその株式を売っていただけるというようなところになりますね。

そういうときに、ベンチャーキャピタルさんからその資金をいただいた時点で、その企業の、つまりEdtechプレイヤーの未来としてはいわゆる株式上場して公開市場の投資家に高い金額で株式を売却していただくか、M&Aで買収する会社に高い金額で株式を売却していただくか、という2パターンになります。

なので、この2つにほとんどの場合が集約されるわけなんですけれども、今回塾シルさんやキュビナさんがM&Aされたということは一つのゴールに至ったというところですね。

さて、ここからが本題なんですけれども、コロナウィルスによる影響が、経済的影響が出始めているという噂は聞いておりまして、教育業界って不況にそこまで左右されるっていう業界ではないと思うんですけども、金融業界は当然影響を受けますよね。

というところで、スタートアップ、Edtechのスタートアップがこれから新しいサービスをやろうとして資金調達しようとした時にですね、投資してくれるかどうかでいうと、このコロナウィルスの経済影響によって金融機関、ベンチャーキャピタルがお金を出してくれなくなるという傾向は出てきそうだという観測は既に出ているようです。

なので、ここからちょっとその資金調達を前提としたEdtechスタートアップっていうのは、結構厳しい冬の時代を迎えるかなと思っています。

弊社や例えばatamaplusさんなど、最近ですね、資金調達発表しているところは資金は比較的あると思いますし、あるいは今回のキュビナさんや塾シルさんのように大きな会社に、資金体力のある会社に買収された場合は当然その資金で運営できるので安心できるかもしれませんが、今現時点でですね結構資金にそういった後ろ盾がない場合は厳しい戦いが予想されるのかなというのが一つあります。

ということで、このコロナウィルスの経済的影響が回復するまではですね、エンジニアをたくさん採用してEdtechの新しいプロダクト作って勝負するというのがしにくくなる時代なんですよね。

なので、先ほど申し上げましたレベニューシェア型以外の先行投資型のプレイヤーっていうのは、結構この直近一年とかは新しいプレイヤーが出てくるっていうことは結構少なくなるのかなと。

一方で今この2、3年で台頭してきたEdtechのプレイヤーがこの1、2年はメインプレイヤーになるんではないかなという風に感じました。

そうですね、今回はちょっとそういった資金面での財務的なEdtechの事情をお話してみました。

いかがでしょうか。また別の切り口で教育とICTの未来、お話しできたらなと思います。

ありがとうございました。

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