アニメーション動画で学ぶ楽しさを実感できる|デキタス【EXPO】

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、あらゆる産業でアナログからデジタルへの転換、サービスのあり方・働き方の見直しが迫られています。教育業界においても、少子化、採用難、地域格差、そして、新型コロナウイルス感染拡大と社会課題が広がる中で、未来の教育のあり方・先生の新しい働き方の模索が加速しています。

Studyplus for Schoolでは、教育(Education)とデジタルトランスフォーメーション(Degital Transformation※略称DX)をかけあわせた「EDX」を標語に、未来の教育の在り方・先生の新しい働き方に挑戦する教育事業者を広く発信する取り組みを行っています。

そして、この度、未来の教育のあり方・先生の新しい働き方を語る上で外せない、デジタル教材のオンライン展示会を開催することになりました。今回はデキタスの水野様と寺西共育塾の寺西先生にお話をお伺いします。

授業と演習のセットを楽しんでこなす


水野:デキタスは、生徒が学びにおいて「できた!」と思える瞬間を積み重ねることをコンセプトにした教材です。対象は小学1年生から中学3年生までで、英語・数学・国語・理科・社会の5教科を網羅しています。

まず教科書を登録し、単元に沿って進めていくことができます。例えば英語だと新出単語や本文の内容が教科書によって変わるので、デキタスの内容もそれに合わせて変わります。

また、学ぶこと自体が楽しいと感じていただけるように、工夫しながら教材を作成しています。お笑い的な要素ではなく、教科の中身自体を面白いと思えるような動画です。アニメーションを使って、生徒たちが楽しめるようにしました。

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生徒からは、「毎日楽しく勉強取り組んでいます」「すごく勉強が楽になりました」「今まで勉強が嫌いだったけど、デキタスをやってたら好きになりました」というコメントをいただいています。私たちのコンセプトが届いて、楽しさを感じていただけているようです。


そして、授業と演習がオールインワンという特徴があります。デキタスは中学入試に必要な難解な問題を練習するのではなく、まずは授業として教科書の基本事項や重要ポイントを学び、演習で実力を身につけることに主眼においています。

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こちらは実際の授業の画面です。紙とICT教材のハイブリッド型で行っており、左側が授業の動画で、右側がプリントアウトしてご利用いただく紙です。授業の動画を聞きながら、ノートの穴を埋めていく流れとなります。

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授業が終わったら演習に入ります。今表示されているのはレベル2で、緯度0度に該当する線を選んだり、南極大陸を選んだりする問題が出ています。解答が終わったら右側のような画面になり、間違った問題は解説ボタンを押しますとその問題に対する解説が表示されるような仕組みになっています。間違った問題は解説が表示され、解き直しもできます。

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演習が終わったら学習記録をつけます。左上のレーダーチャートは各教科を分野別に表示、それぞれの到達率を表しています。左下のカレンダー型の記録では、日付をクリックするとその日に勉強した内容がより詳しく表示されます。

右上の緑の画面は教科書の単元が書かれており、それぞれの基本問題やチャレンジ問題を生徒が何回解き、何点取っているかがわかるものです。100点を取るとピンク色に塗りつぶされるので、全てピンクになるのを目指します。

右下は学習時間です。過去2週間分が棒グラフで表示され、今までどのくらいの時間勉強したかを確認することができます。

料金は1830円からスタートで、アカウント数が多ければ割引されます。それに加え、年間システム管理料を1年ごとに2万4000円いただいています。これは、例えば複数教室持っている場合は教室ごとではなく、塾のグループでの金額です。

デキタス活用の流れ

ここからは、活用の流れを実際の画面と一緒にご紹介します。

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こちらがデキタスのトップ画面です。「学習する」をクリックすると学年と教科を選ぶ画面になります。本日は中1の数学を例にご紹介していきます。

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左側が授業動画とノートの画面です。「デキタ’sノート」をクリックするとノートがPDF形式で表示されるので、これをプリントアウトして授業を聞きながら穴埋めをします。

今、文字を使った式という単元が表示されていますが、1単元を4つの動画に分けています。生徒の集中力を最後まで保つため、動画はそれぞれ4分前後と短めにしています。

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こちらは、「文字と式」の授業画面です。授業動画は巻き戻し・早送り・一時停止・倍速機能があるので、それぞれにあったペースで視聴可能です。これは、「X÷5」をどう文字の式で表すかについて教えています。

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授業が終わると内容が理解できたかチェックできます。問題数は5問で、質問に対して○か×かを選びます。

デキタス

5題終わると、結果が表示されます。もし間違えが多く、例えば今回の文字と式を学ぶにあたってそもそも文字や式が何か分からないということであれば、さかのぼり学習というものができます。

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これをクリックすると、小学6年生の文字と式を学ぶことができます。より根本的な学習をすることで、理解度を高めていきます。


○×が解けたら演習に入ります。基本問題、チャレンジ問題、キミ問という3つがり、それぞれに20~40問が用意されています。1回目ランダム形式で出題され、2回目以降は解答状況を見ながらプログラムで適切な問題を並び替えて出題するという仕組みです。

チャレンジ問題には鍵のマークがついていますが、こちらは各塾さんで、基本問題の正答率が80点・90点・100点を越えたら選べるようにする、または鍵をかけないという設定ができます。

基本問題とチャレンジ問題で間違った問題は、キミ問にピックアップされます。ここで苦手な問題を集中的に解くという流れです。

このように、4つ分の授業動画を見て○×チェックをしたら、基本問題・チャレンジ問題・キミ問を解いていくという繰り返しです。短い時間でシンプルに基本を抑えられるので、学校の授業の前に予習しておくと、安心して授業を受けられるようになると思います。

寺西共育塾での活用事例

寺西:寺西共育塾の寺西です。私からは、デキタスを実際に塾でどう活用しているかをご紹介します。寺西共育塾は創業から7年目が経つ学習塾で、生徒の夢を共に育むという気持ちと、私自身も生徒と一緒に成長したいという想いから始めました。

塾には私と、アルバイト講師の先生が1名、パートさん1名で運営しています。生徒数は60~70名程度です。内訳は小学生が20名、中学生が30名、高校生が10名ほどです。形式は集団授業で、デキタスのようにICTツールを取り入れて映像授業などを組み合わせています。

塾がある香川県綾歌郡宇多津町は、人口約1万8000人の田舎町で、中学校がひとつありそこの生徒数は500名程度です。高校はなく、生徒たちは中学校を卒業したら高校の近くの塾に行くことが多いです。

デキタスを導入したきっかけは、2018年に展示会でデモンストレーションを見たことでした。当時、小学生をもう少し増やしたいと考えていたことと、すでに通っている小学生の保護者から「理科・社会も見てほしい」と問い合わせを受けていたタイミングだったので、まさにこれだと思い導入した次第です。

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デキタスが面白いと思ったのは、映像授業がアニメーション化されている点です。他にもそういった映像授業の教材はありますが、仙人のようなキャラクターが出てきたり、授業動画が終わった後に男の子のキャラが女の子のキャラに花束を渡して、女の子がハートマークになるなど、工夫されている内容が多いんです。「これは生徒にうけるぞ」と思いました。

授業ノートも充実しているので、動画を見ても分からない生徒に「1回目は動画に集中して、2回目にノートを取りながらやってごらん」と言ったり、なかなか宿題を1人でできない生徒には、授業ノートを宿題にしてあげたりといったことが出来るのがメリットです。

管理画面も充実していて、授業到達度などを見ながら生徒がどこまで進めたのか、どのくらい基本問題が解けたのかを把握することができます。小学校1年生から中学3年生まで、教科書に準拠して進められる点もいいと思います。

理科や社会の授業動画もクオリティが高く、例えば理科の地理の単元だったら、キャラクターたちが探検に行くというストーリーになっていて、見応えがあります。

デキタスを進めるとデキタスポイントというものが貯まるのですが、生徒はこれがいいようです。貯まったポイントで自分のアバターの髪型を変えたり、服を着せたりできるので、楽しんでいます。

実際に使っている生徒たちからは、「ポチッと押すだけで、問題の判定ができるからやりやすい」「アニメで表現されているから授業がよくわかる」といったコメントがあります。

オンライン授業での活用と保護者の感想

新型コロナを受けオンライン授業を始めたとき、デキタスを使ってみんなで一緒に学習するという試みをしました。私はZoomでメインセッションにいて、生徒はブレイクアウトセッションでデキタスを見ます。生徒は一つ終わったらメインセッションに来て、「これが終わって、結果はこうでした。次はこれをやります」と報告する流れです。

私は管理シートをチェックしながら、科目の偏りがないかどうかを確認し、終わった後に保護者に報告メールを送りました。午前の部と午後の部に分け、入れる日だけ来ればいいとしましたが、多くの生徒が毎日参加してくれました。

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オンライン授業について保護者アンケートを取りましたが、良かった点として「決まった時間に他の塾生の子たちと一緒にデキタスに取り組むことができ、自宅でも学習の習慣と生活のリズムがついた」「自分のペースで、国語、算数、生活それぞれの科目をバランスよく学習できた」など挙げてもらいました。

課題は、○×問題の選択肢の幅が狭いことです。それから打ち間違いをしてそのまま進んでしまうこともあったので、防止のためにタッチペンを買った生徒もいました。また、講師はすぐにわかっても保護者からすると成績記録表や到達度分析の見方がよく分からないこともあります。

苦手の克服をサポート


寺西:今は基本的に、通常のカリキュラムに加えてデキタスをプラスアルファで活用しています。算数と国語を勉強する時間を設けており、そこにプラスして自宅で勉強して補強したり、塾のワークを宿題にすると集中して取り組めない生徒に宿題として出したりしています。

面白くなって進めたい生徒はどんどん進めてもらっていますが、やはりやらせっぱなしだと途中でやらなくなてしまいます。ですから、こちらから「動画の最後に出てきたあれ、分からなかったよね」とか「あのキャラクター変だったよね」とか、会話のネタするよう心掛けています。

それでまたやろうという気持ちになったり、会話を聞いている別の生徒が「自分もデキタスをやってみたいな」と思うようになります。

導入してみて思いましたが、ICTツールは小学生受けしやすいんですね。例えばZoomにもすぐ慣れて、抵抗なく使えています。デキタスも受け入れられて、塾に来て自分からやる生徒もいますし、家庭でも自主的に取り組んでくれるているようです。

全科目対応しているので、算数と国語以外も補強ができるのは、導入してよかったと感じる一つです。生活や英語もあるので、広く補強することができます。中学生も5科目対応で、全て教科書準拠です。当塾では苦手科目克服に活用しています。

例えば夏休みに縄文時代から習ったところまでまとめて復習した生徒もいました。これは、実際に成績が伸びましたね。また、国語に文法がもあるのも良かったです。教えるのも難しいし生徒も苦手意識があるので、アニメーション形式で理解できるのは非常に助かります。通年でデキタスを活用使っている生徒もいれば、苦手なところを集中して取り組む生徒もいます。

最後に、当塾ではまだ、コロナ禍以前の状態に完全に戻したわけではありません。生徒ごとに通塾する曜日と時間を決めて、人が集中しないようにしています。これが完全にコロナ前の状態に戻ったら、デキタスだけをするコースを設けたいと考えています。学校帰りに塾に寄って、デキタスを30分でも1時間でもやるようなイメージです。そうしたコースを作れるほど、価値がある教材だと思います。


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