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ランダムに指名し知識をアウトプットさせる独自の指導法で、生徒の理解もれを防ぐ(前編)Customer Story #25|DoIT

Studyplus for Schoolを導入いただいた先生方に、お話を伺うコーナー。今回は早慶の文系学部を目指す学生限定の塾、DoITの代表・佐藤さんと経営戦略責任者・茂神さんにお会いしました。

「反転指導と管理自習によって意味のある勉強を継続する」「その場に応じてコトバで説明することを要求する速読即答をおこなう」「できないをできるに変えるために、正しい方法でできるまでやる」

この3つの理念からなるDoITさんの指導方法とはどういったものなのか、お聞きします。

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―まず、DoITを開塾されたきっかけを教えていただけますか。

佐藤:我々講師の役割というものは、今までは基本的に「Inputのための講義」を行うことでした。ただ、生徒の理解度やそのスピードはまちまちなので、いっそのことInput自体は映像に任せて、それ以外の、学力向上のために必要なことを自分たち「講師」がもっとできないか、という思いから立ち上げたのがDoITです。

すなわち、映像授業を用いたアダプティブなInput、対話式指導を中心に据えたインタラクティブなOutputを大学受験予備校の枠組みの中に取り入れられないかと考えました。

―実際に、ライブ授業から映像授業に移り変わっていかがでしたか?

茂神:もともと多くの校舎でライブ授業を行ってきましたが、同時に映像講座の企画や、撮影、編集まですべて自分で行っていましたので、移行自体は特に違和感はありませんでした。

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―DoITさんICTをどのように活用しているのでしょうか?

佐藤:まだまだという感じですけど、一応“DoIT”の“IT”の部分はITなので、どんどん詰め込めるだけ詰め込みたいなと。システム面において、DoITはInputは映像授業、Outputを講師が対話式指導で行うことを基本としています。講師を従来の「授業をする」という業務から解放したら何ができるだろう思ったんです。

その結果として、今自分たちが採用している速読即答というシステムの導入や高頻度の面談の実施があります。これは校舎スタッフも同じで、彼らがやらなくてはいけなかった部分のいくつかをICTに任せることによって自動化できるのであれば、それ以外のところもできるようになります。

―DoITを立ち上げたときに大事にしていたポイントや、コンセプトはありますか?

佐藤:究極のコンセプトとしては「ヒト→シゴト:DoIT」を掲げています。特に私大文系をターゲットにしているので、最終的に仕事のところに結び付けられるかどうかが大切だと思うんです。理系と比べると研究者を目指す人よりは、どこかに就職する人の方が多いじゃないですか。

最終的に、みんな何かの仕事をしていきます。だから究極では、そこにちゃんと結びつくようなことはやりたいなと思っています。

―大学合格よりも先を見据えているんですね。

佐藤:はい。この目標が何を意味するのかというと、「なぜ学ぶのか」というところに行きつきます。社会に出てからも学び続ける人間しか生き残っていけませんよね。

だから学ぶことの価値自体を分かって、論理的思考能力やコミュニケーションとる力を身に着けることが大切です。そういうものを授けられる場所になったかなと思っています。

例えば、うちでは速読即答という指導法を行っています。あるテーマに対してこちらから問いかけをして、生徒が説明するという内容です。結構ディープなことを聞いて、生徒が答えたら「なんで?なんで?なんで?」とやり続けるので、面接や仕事での会議で活きる部分かなと。

最終的に仕事の世界でも役に立つような力をここで形成して、早稲田・慶応は一つの通過点になったらすごくいいかなと思ってやっています。

―偏差値を上げればいいというわけではなく、次に繋がるような指導法をされているのですね。

佐藤:そのつもりでやっています。特に指導していて、「○○大学でいいや」という生徒もいるんです。その○○大学がダメということではありませんが、そこでいいやと思ってやっていると、それより下で終わるんですよね。

すべての人がそうではないですが、例えば早慶であればまず東大を目指していたり、通過点だと思っている人が多いです。こういうところで働きたくて、そのために早慶ぐらいは受かっておかないといけないんだろうなと考えていくものと思っているので、その意味では先を見据えているというか。

「とにかく早慶に受かればいいや」ということではなく、通過点だということは共有して欲しいです。やっぱり高い目標を掲げるということは大切なのかなと思っています。

―先ほど、授業を教えるだけでなくそれ以外の部分に重きを置かれたというお話もありました。

佐藤: 私は授業的なことよりも、物事の考え方などをたくさん話しているので、生徒は「英語の先生」というよりちょっと偉そうですが「人生の先生」と思ってくれているようで。

―受験のテクニカルなことよりも、その先のことも含めたお話をされているんですね。

佐藤:そうです。それに、ちょっと自慢っぽくなってしまいますが、実はこのやり方で生徒の成績も意外と悪くないんですよ。他の校舎と比べても合格率は悪くなくて。これをやっていくにはやっぱり1対1の対話がもっと必要なので、そういうことに時間を割けた方がいいんじゃないかなと思います。

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―指導方法も、塾のコンセプトにあわせて決まっていくのでしょうか。

佐藤:そうです。投げっぱなしが絶対にダメ。できるまでやるというのが中心にある考えで、それをやらせるためにどういうシステムにしていくかを決める必要があります。

まずやっているのが、強制自習です。これはとりあえず一定の時間必ずいて、勉強してもらうというもの。その勉強が質を伴った内容でなければ意味がないので、私たちはそのあたりをチェックしています。

―質が伴った勉強かどうかはどうやって見極めるのでしょうか?

佐藤:大きくわけて、2つの形で理解の漏れを防ぐようにしています。ひとつは、さきほど言った速読即答。映像授業の内容が本当に分かっているかどうかを確認します。

もうひとつはチェックテストです。これは増田塾と共通で、このテストで一定の成績が満たされない子は呼び出して、できるまでやると。授業終了後に呼んで約3時間ビシッと、課題となっている事項がきちんと習得できているか確認します。もちろん、できている子に関してはそんなにやることはありません。

―速読即答とチェックテストにはどんな違いがありますか。

茂神:速読即答はまず生徒を6人呼んで、佐藤先生が授業のような形式で行います。ただ、一方通行のレクチャーではなく、あるテーマについて生徒全員が参加しながら深堀りする形です。例えば今週は不定詞をやったので、英語の不定詞に文章を全員に読ませて、気になるところをどんどん突っ込み、全員に当てていく形ですね。ちゃんとそれぞれが的確な答えを投げ返せるかどうかチェックします。

佐藤:反転学習が効果的だと言われていることもあり、私たちはそれを積極的に取り入れていこうとしています。まずは映像を観てもらって、その理解を確認する部分に先生を使うという流れです。

茂神:インプットの部分はある程度彼らに任せてしまって、アウトプットをインタラクティブにやっていくというようなコンセプトです。

―速読即答は、いわゆる一般的な授業とは違う形ですね。

佐藤:こちらから指名して解答させることがメインで、レクチャーする部分はほとんどありません。そういう形で振り切っているのが速読即答です。

茂神:1時間ランダムに指すので、生徒はいつ自分の番になるかわからない。だから常に全問に対して答えを考えないといけないという形になります。

―チェックテストではロジカルに理解ができているのか確認漏れが生まれますが、速読即答の方はそこが炙り出せますね。

茂神:チェックテストも単純に普通のペーパーテストと変わらないので、週ごとのテーマでちゃんと問題が解けているかどうかだけのチェックになってしまいます。

佐藤:早いフィードバックはできますが単純な指導方式なので、全然ごまかしが効きます。

―それぞれどのくらいの頻度でやっているのですか。

茂神:チェックテストは、各科目週1回行っています。速読即答は、英語は週2回、国語は週1回です。社会に関しては基本暗記科目なのでチェックテストのみ。あとは個別対応という形です。特に言語系科目や理解の部分が大事なものに関しては速読即答を入れています。

佐藤:そこもある意味特徴なのかもしれないですね。僕ら2人の共通理解として、やっぱり国語の力が土台にあると。それがない子は本当に伸びにくいといつも思うので、国語も一貫してやり続けます。

実際に国語をチェックすると、助詞の使い方がおかしいとか主語認識やSV認識が甘すぎて、今の説明だと全然分からないですよという子も本当にいるんです。現代文ができたり、英語の伸びがいい子っていうのは、そこでずれていることがあまりなくて、そこを矯正する意味でもうまく機能しているのかなと。

―国語力の向上が他の教科にも影響するんですね。

茂神:そうですね。今まで受験業界ではずっと、国語力を一年間で短期的に改善するのは難しいと言われてきているんです。ではどうするのがいいのかというと、やっぱりアウトプットさせること。

速読即答で口頭でのアウトプットもさせますし、国語の課題文の要約を毎週提出させています。英語もただ問題を解かせるだけではなくて、長文全文を和訳させて毎日提出して、日本語的におかしいところを全部突き返すんです。文構造から意味が間違っているものも、ただ英単語を日本語に置き換えただけの訳も、やり直しさせます。

茂神:アウトプットを見ても、4か月くらいで改善は見られてきました。

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前編では、DoITさんのコンセプトや理念、そして具体的な指導方法について伺いました。後編では塾の中でどうやってStudyplus for Schoolを活用されているか、導入後にどんな変化が生まれたかを伺っていきます。



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