【Member Interview/CX プランナー】角田 典子
Studyplus for Schoolにはどんなメンバーが在籍してるんだろう?お仕事の合間にちょこっとだけお時間をもらって、取締役COOの宮坂がインタビューをするコーナー。
今回は、2018年5月に入社した角田さんに、なぜスタプラに入社したの?いま、どんなことをしている?など、ざっくばらんに聞いてみました。
塾が大好きだった小学生時代
宮坂:メンバーインタビューの4人目。よろしくお願いします!スタプラに入る前はシステム系の営業職だったよね。教育に関心を持ったタイミングっていつだったの?
角田:大学生時代の塾講師の経験を経て、就職活動のときに自分の興味を省みたタイミングで、教育業界を志ました。自分自身がいろんな教育を受けてきたり、教育と関わることで、教育の価値を感じていたんだと思います。
宮坂:例えばどんな教育を受けてきたの?
角田:小学3年生の頃から、京都の塾に通っていました。当時、とても塾という場が好きでした。まず校風が独特でしたね。授業の最初に合掌や黙祷をしたり、教室に手書きの標語が貼ってあったりと、勉強だけではない人間的な教育を大事にする塾だったと思います。
それに、先生が生徒のことをとても褒めてくれるので、通うたびに自己肯定感が上がっていっていました。叱られることもありましたけど、なんだかすごく愛を感じたなぁ。ちょっと怖いけど優しい親戚のおじさん、という存在感に近いかもしれません。
宮坂:なるほど。小学生時代に塾で得た経験が、今の塾に対しての想いが醸成されたきっかけでもあるのかもね。
憧れの高校への入学と挫折
宮坂:小学生から塾に通っているということは、中学受験もしたの?
角田:中学は国立を目指しました。無事合格して、本来であればそのまま国立高校に上がるところなのですが、私には行きたい高校があったので高校受験もしたんです。
宮坂:行きたかった高校ってどんなところなの?
角田:高校は公立の堀川高校に行きました。堀川高校って京都では有名な学校で、母親の出身校でもありました。私が小学生の時にちょうど校長先生が変わって、地元ではちょっとした「堀川高校ブーム」が起こっていたんですよね。そんな様子を遠くから見ていたら、いつの間にか志望校になっていました。
宮坂:「堀川高校ブーム」を起こした校長先生の施策っていったいどんなものだったんだろう?
角田:その校長先生が入る前は普通の京都の田舎の公立高校だったのが、一気に進学校へと変わりました。学科の編成が変わり『探究科』という学科が新設され、有名大学への合格者が続出しました。当時の私は勉強が好きだったので、どうせならそういうところを目指そうという気持ちになりました。
宮坂:小学生の時からそのモチベーションが続いているのはすごいね。
角田:性格の問題かなぁ。ひとつ目標が決まると、そこに全力で向かうタイプなんです。他のことは、どうでもよくなっちゃう(笑)
宮坂:それで、堀川高校は楽しかった?
角田:それはもう、とても楽しかったです!友達と遊んでばっかりの毎日でした。でも、高校時代は全く勉強していませんでしたね…。
私にとっては堀川高校に入ることがゴールだったので、大学へ行くことにモチベーションがあまり湧かなくて…。結局、特に勉強もしていなかったので浪人することになりました。
アルバイトを通して、また塾に育ててもらった
宮坂:小学生のころから勉強熱心だった角田さんが、なぜ勉強暗黒期に突入してしまったんだろう。自分の中でどんな変化があったの?
角田:高校に入って目的を失い、自分の中でのペースが崩れてしまったことが原因かなと思います。言われたことをやるというそれまでの環境から、高校に入ってからは何もかもが変わったんです。高校に入って最初に受けた数学のテスト結果が17点でした。それまでの人生ではあり得なかった点数です。
「今まで通り、言われたことをやっているだけでは通用しないのかも」と心のどこかで気づいてはいました。でもその状況をどう変えたらいいかわからなくて、気がついたら勉強が嫌になっていたんだと思います。
宮坂:なるほど。そんな暗黒期はいつ抜け出したの?
角田:大学に入学してすぐ、友人の紹介で個別指導塾のアルバイトをはじめました。そこがとても楽しくて、また新たな目標を目指すきっかけになりました。
その校舎は社員とかアルバイトとか関係なしに保護者と面談したり、カリキュラムを作らせてもらったり、担当できる範囲がとても広かったんです。
宮坂:また塾という環境に影響を受けることになったんだね。やる気のスイッチはどういうタイミンングで入ったの?
角田:1年目の夏期講習の時期です。働きはじめのころは自分に与えられた仕事だけをこなしていました。しばらくして慣れてくると「こういうやり方って変だよな」ということが見えてきました。
例えば、アルバイトと仲の悪い社員がいたり、半年に1回教室長が変わってしまっていたり、報告が作業的だったり。
塾内のさまざまな課題に気がついたら、今度は「教室をこんな風にしたい」という欲求が芽生えてきました。当然社員さんとぶつかることもありました。でも、それくらい熱心になれたのは、やっぱり塾という場所が好きだっから。アルバイトがきっかけで、その気持ちを思い出すことができたんです。ここで色んな経験をさせてもらって、また、塾に育ててもらったなって思っています。
教育のための環境づくりがしたいと思った
宮坂:なんだか塾との縁が深くて感慨深いね…。大学時代は塾講師に熱中していたということだけど、就活はどうだった?
角田:就職活動は3年生の12月に開始しました。教育業界で探していましたね。自分自身が塾という空間で育ってきたからこそ、私も人が育つ空間を作りたいと考えました。高校時代も、勉強へのモチベーションは低かったけれど、学校や塾という環境は好きでした。
宮坂:なるほど。自分の居場所だった学校や塾を、よりよくする仕事がしたいと思ったんだね。
角田:そうです。そんなとき、学校の教室をデザインやICT教育支援を手がけていた内田洋行を知って、新卒採用面談を受けました。もう内田洋行に行くこと以外、考えていませんでした(笑)
宮坂:決めたら一直線だもんね(笑)内田洋行では実際に教育に携われたの?
角田:実は、一切教育と関係のない部署に配属されてしまったんです。民間企業にシステムを売る部署で、テレアポや飛び込み営業をしていました。本当に、想定外でした。2年が経つころ、事業部でも多くはない大型案件の受注に成功したんですけど、それをきっかけに「もう次にいってもいいよね!」と思い、転職を決めました。
忙しい現場の先生たちを
外部からサポートする存在になりたい
宮坂:次がスタプラだよね。どうしてスタプラを選んでくれたんですか?
角田:教育系の会社を探している中で、スタプラに出会いました。当時持っていた仕事選びの軸が2つ。ひとつはベンチャー企業であること。1社目が大企業だったので、環境を変えてみたいと感じていました。もうひとつは、漠然としてますが「ちょっと変わったことをしたい」と考えていました。
さまざま検討していた企業の中で、スタプラだけは、自立学習を促すという他にはないアイデアを持っていました。「面白そう!」って思って面接を受けたんです!
宮坂:教育業界の戻るって考えると「教える」側になるという選択肢もあったんじゃない?
角田:その選択肢もありました。でも、塾で働いた経験があるからこそ、自分が先生のままでは先生たちが持っている課題が解決できないと思ったんですよね。先生は基本的に忙しいから、サポートする外部の人間が必要です。
宮坂:なるほど。だから今CXプランナーとして先生を支えていることに違和感はないんだ。
角田:そうですね。自分が塾に通い、塾で働いたからこそ、先生の生徒さんに対する熱い想い、塾をもっとよくしたい、という想いに共感できるのかなと思います。共感できるから、応援したい。そうやって塾に恩返しがしたいんです。
入社の理由に話を戻すと、面接の前にWantedlyにアップされていた宮坂さんのインタビュー記事を読んで親近感を覚えたこともよく覚えています。
宮坂:へー!どんなところに興味を持ってくれたんだろう。
宮坂さんは元々塾講師でしたよね。現場を知っている人は信頼できると思ったんです。元々は教育現場にいて、一度は違う世界で働いて、再び教育業界に戻ってきた。この人とは話が合いそうだと、思ったんです。面談で話しても、インタビューで読んだ話と変わらない姿勢を伺えたので、一層信頼感が増しましたね。
先生方とともに成長してきたStudyplus for School
宮坂:嬉しいな。入社してみての印象はどうでしたか?
角田:私が入社したのは2018年の5月でした。当時はStudyplus for Schoolの立ち上げ期で、正解のないプロダクトを、ゼロから作っているチームでした。まさにベンチャーらしいなという環境でした。
入社してすぐにお会いしたALCSの小川先生から受けた言葉がものすごく印象に残っています。小川先生はまだ未完成のStudyplus for Schoolを大変気に入ってくださっていて、「いいサービスだね」と、声をかけてくださったんです。自分の会社のサービスを、お客さんがこんなに好きっていってくれるということがとにかく新鮮で。前の会社ではそういう経験をしたことがなかったから、オリジナリティのあるプロダクトを持つというのは素晴らしいことなんだなと、衝撃を受けました。
宮坂:ファンでいてくださる先生が一定数いて、本当にありがたいよね。初期からご利用いただいている先生方は、僕らがうまくいっていない時期からいろんなアドバイスをくださっていました。先生にとっては何もメリットがないはずなのに期待だけで応援してくださっていた。
角田:プロトタイプから見ていただいていましたよね。そこでコミュニティができて、徐々に広がっていったのかもしれません。Studyplus for Schoolの有効な使い方も、先生方が現場で編み出してくれたという歴史があります。そうやってできていった成功事例を私たちにご共有いただいて、他のご利用者様にも共有していきました。だからこそ、自分たちの手だけでプロダクトや運用方法を作り出していったという感覚はあまりなくて。
スタプラを愛してくれる人たちを中心とした
コミュニティ作りへ
宮坂:そうだね…!では最後に、今後スタプラでチャレンジしたいことを教えてください!
角田:入社してからの1年弱、うまくいくことばかりじゃなくて、悶々としていた時期もありました。でもここ3ヶ月くらいの間に自分のやるべきことが鮮明になってきたという感覚があるんです。大きな野望というよりは、コツコツ積み上げていきたいものができました。
宮坂:というのは?
角田:スタプラを介したコミュニティづくりに力を入れていきたいです。最近、CXメンバーを中心にTwitterの運用を始めました。ノウハウや気づきをSNSで共有していくことで、先生方とのコミュニティが一層深くなったような気がしています。こんなにもプロダクトを愛してくれている人が多いことに感動しつつ、もっとこの輪を広げられるはずだという希望も沸いています。
SNSの発信で間口を広げたり、オンボーディングを整備してスムーズな導入体験をご提供したり。そういった活動を通して、ちょっとでもスタプラに興味を持ってくれた人全員を、ハッピーにしたいなと思います!
宮坂:これからも頑張りましょう!ありがとうございました!
生徒の学習進捗を把握・管理するのが難しい...!
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