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個別指導シュタム編 第3回:やらされ感のない記録づけを促すコツとは【Studyplus for School導入物語】

Studyplus for School導入物語とは?

Studyplus for Schoolは、生徒さんの学習管理やコミュニケーションの面で学習塾をサポートするICTツールです。
Studyplus for School導入物語では、Studyplus for Schoolの無料トライアルから導入、運用開始までに先生方が感じた課題や、実現したい目標、それに対する担当カスタマーサクセスのサポート内容を、実際に行われた打ち合わせの様子を記事にしてお届けします。

今回の記事で登場頂くのは、沖縄県にある学習塾「個別指導シュタム」の高良(たから)先生と、担当カスタマーサクセスの小川です。

▼初回のお打ち合わせの様子はこちらからご覧いただけます。
個別指導シュタム編 第2回:Studyplus for Schoolをスムーズに導入し、習慣化させるコツ

高良法和(たから・のりかず)先生
継続的に学生の学びを助け、目標の達成に関わりたいという想いから、2011年度4月より個別指導シュタムを開塾。

小川麗薫(おがわ・りゆき)
大手個別指導塾の教室長を経験後、2020年8月よりスタディプラスに入社。個人塾を中心に全国の学習塾のサポートを担当している。

生徒の教材の登録は一括操作ができ、困った時はサポートも

小川:今日もお時間いただきありがとうございます。早速、前回の打ち合わせの振り返りから始めましょう。先日、先生がいつStudyplus for Schoolをチェックするかというお話が出ましたね。

高良先生:はい。塾が終わって、業務が落ち着いた段階でチェックするルーティンにしました。時間でいうと23時くらいです。SNSをゆっくり見るような感覚で、生徒たちの記録をチェックしています。

小川:まさにSNS感覚で使ってほしいと思っていたので、そういう風に活用いただけると嬉しいです。

御校では生徒さんに、Studyplusをステップにわけて使ってもらうようにしていますよね(※)。記録を拝見すると、「授業の記録をつける」という最初のステップについては多くの生徒さんがクリアしているように見えるのですが、いかがですか?

前回記事:「Studyplusの活用を細かいステップに分けることで、記録習慣を確実に定着させていく」に詳しく記載

高良先生:できている生徒は多いですが、まだ全員ではありません。自分のスマートフォンを持っていない生徒もいますし、持っていてもきちんと登録できない子もいます。とはいえ本格的に導入してからまだ1週間なので、いい形でのスタートは切れていると思います。

小川:ほとんどみなさん週に1回は授業の記録をされていますし、自習時間を入れてくれる生徒さんもいますね。一方で、教材なしの記録が多いところが気になっています。

高良先生:こちらでシュタム授業という教材を5教科分作ったのですが、それを私の方で生徒全員の本棚に入れられていないからだと思います。

小川:Studyplus for Schoolでは、教材登録の一括操作ができますのでぜひ活用してみてください!

校舎独自教材の教材一括登録方法

高良先生:まだこの機能を使ったことがないのですが、難しいですか?

小川:初めてやる時は、簡単ではないかもしれません。ただ、操作手順を詳しくまとめた資料もございますし、もしデータが読み取れないなどお困りごとがあれば、私が代わりに対応しますのでご連絡ください。

生徒が継続的に記録をつけるには、先生からの「いいね」やコメントが必須

小川:生徒さんのなかには、細かく教科別に記録をつけている子もいますね。こちらの生徒さんも、すばらしいです。

高良先生:彼は真面目なタイプで、すでに推薦合格をしているのにこれだけ勉強しています。

小川:タイムラインの記録に対し、先生がしっかり「いいね」とコメントを付けられていますね。先生が見てるということを伝えることが大切なので、素晴らしいです。「いいね」などで承認することは、とても意味があります。

高良先生:今は、ウエダ先生が中心となって「いいね」とコメントを担当しています。

小川:ノートの写真をのせている子もいて、すごくいいですね。ノートを見ると、生徒さんがどういうところでつまずいてるのかさらに分かりやすくなりますよね。また、授業ではできていなかったことができるようになったなど、新しい発見もしやすいです。

高良先生:この生徒がノート写真をのせたのは、ウエダ先生が「こういうこともできるよ」と伝えたのだと思います。

小川:こういった写真付きの記録がスタンダードになるといいですね。みなさんにこういう記録をつけてもらうためには、やはり先生方からの反応が大切です。今、高良先生が授業後にStudyplus for Schoolを見ていただいているとのことだったので、ウエダ先生は授業前に見ていただくなど、ゆくゆくは講師の方のルーティンも決められていくといいと思います。

まずはウエダ田先生と一緒に色々な形を試してみて、ベストなやり方を他の先生にも展開してみてください。高良先生が「いいね」を押して、コメントはウエダ先生が書くなど、分担しても良いと思います。

カルテに情報を書きこみ生徒情報を講師で共有する

小川:カルテ機能については、いかがですか?

高良先生:ウエダ先生をはじめ、他の講師も活用しています。きちんと書いてくれているので、講師同士でカルテに「いいね」ができるといいなと思いました。

小川:たしかに、「いいね」があったら先生も承認できていいですね!他の塾さんでは、「見ました」「次回はこの生徒さん、ここに気をつけてほしい」などコメントを残していることもあります。

それにしても、先生方は本当に頑張ってくれていますね!!

高良先生:はい。この1週間で一気に進めると決めて、「やっていくよ」と声をかけ、お願いしています。

小川:素晴らしいですね!以前、他のツールを使っているともおっしゃっていましたが、カルテ機能で、そちらを補えそうですか?

高良先生:はい、十分補えると思います。

小川:良かったです。カルテを残しておくことで、先生が急にお休みになり、別の先生が授業に入る時などに情報が引き継がれるので、ぜひ活用いただければと思います。授業報告として次回やることを明確にしておくと、次に入る方もわかりやすいですよね。

また、生徒さんに関する周辺情報も書いておくことで、「この子はあの生徒と同級生だ」といったことも分かったり、「私も部活吹奏楽だったんだよね」と盛り上がったりするきっかけになるので、ぜひ少しずつでも積み上げていきましょう。

高良先生:頑張ります。今後は入塾面談や体験入学の段階からは、情報を集めてここに書き込んでいきます。また、こちらから何を聞くかが決まっているので、それをコピペしてメモしていこうと思います。

小川:入塾希望が増えるのは、やはり年度が切り替わるタイミングですか?

高良先生:例年、3〜4月ぐらいからゴールデンウィークぐらいまでに動きがあります。そこで一度落ち着き、夏休みぐらいにまた増えます。ただコロナ禍ではこのリズムが崩れていて、感染者が増えている間は体験を受ける人はほとんどいません。

小川:ここ2年は、普通であれば生徒さんが増えるタイミングでコロナが深刻化しているので、どのタイミングで入塾者が来るか読めないですね。今年度で言うと、先生の塾のエリアはいつ頃がピークでしたか?

高良先生:今年度は、5~6月ぐらいに動きがありました。1人で入って来る子もいれば、同級生を引き連れて6人くらいで来ることもあるので、人数もなかなか読めません。

小川:これからも色々なタイミングで新しい生徒さんが来ると思うので、入塾者への対応についても次回以降、早めにご相談していきましょう。

スケジュール作りは紙と併用することでスムーズに始められる

小川:Studyplus for Schoolを本格導入したら、2週間に1回面談をしてスケジュールを立てるというお話でしたが、そのあたりはいかがでしょうか?

高良先生:実際に、何人かの生徒とやってみました。ただ、細かく決めていくと時間も労力もかなりかかるため、やり方を再考する予定です。

小川:最初のうちは、紙との併用がおすすめです。特に中学生は「次の面談までに計画を立ててきてね」というやり方は難しいので、紙ベースで一緒にやってみるといいかもしれません。先生から「こういうスケジュール表があったら」と想定しているものはありますか?

高良先生:以前、塾で作ったものがあるので、それを使おうと思います。いずれにせよ、教室に来てもらった方がやりやすくなりそうです。

こちらが、前に作ったものです。スケジュールはやらないといけないことばかりだと見たくなくなるので、やりたいことも書ける形にしました。ゲームをするといったことも入れられるようにしています。

まずやりたいことを書き、それをいつやるかを書いて、勉強をどこでやるかも書くような形です。今はうまく活用できてないので、Studyplus for Schoolと一緒に使っていきたいです。

小川:これを、実際に教室に来ている生徒さんに渡しているということですよね。

高良先生:そうです。来てくれた子に対して、1人ずつ書き方を見てあげないといけません。これを自分たちで作れるようになってもらうにはどうすればいいか、試行錯誤中です。

小川:教室に来られる生徒さんとそうでない生徒さんは、どのくらいの割合ですか?

高良先生:半分から3分の2はまだやっぱオンラインです。中学校3年生だけ、受験もあるので毎日来てもらっています。状況的に、まだ通塾を推奨はできません。今後のことを考えると、中学校2年生、中学校1年生向けにやり方を確立していきたいと思っています。

小川:オンラインでやるとなると、やはり授業時間とは別に、面談をする時間が必要になります。ペースは隔週で問題ないと思いますので、そこで一緒に、何をするか洗い出していきます。

「平日の7時から9時は勉強時間」というように確保して、ほかのやりたいことはここ以外でやるというように決めてみてもいいと思います。毎日スケジュールが同じの方が管理も簡単ですし、習い事があっても曜日と時間は決まっているので、そこを避けるように固定の勉強時間を決めてみてください。

最初から全員にやっていくのは難しいので、まずはできそうな生徒さん2~3人でシミュレーションして、そこから他の生徒さんにも展開する形がおすすめです。まずは先生が入力して、生徒さんと一緒に見方を確認してみてください。

高良先生:わかりました。最近の中学生は学校の授業の他に部活や習い事、クラブチームなどがあり、忙しい子が多いです。だから固定でつぶれてる時間もありますが、その中でどうルーティンを組むか考えてみます。

小川:そうですよね。毎回「来週はどうしよう」と考えるより、固定してルーティンを組んだ方が効率的ですよね。ほかの塾でも、勉強時間を固定しているおかげで中身を考えるだけで済むため、面談時間が短いという事例もあります。また、ルーティン化することで、ほかの先生が面談を担当できるようにもなります。

やらされ感が生まれないよう、記録をつける意味を繰り返し伝える

小川:Studyplus for Schoolを使い始めるにあたり、生徒さんにガイダンスなどはされましたか?

高良先生:はい、個別に「コロナ禍でみんなの自宅学習についてわからないから、記録をつけてね」「記録するからこそ記憶できるものがあるよ」「テスト前に「気が付いたらあれもやってない、これは間に合わないということがなくなるよう、何がどのぐらい進んでいるか分かるようにしよう」と伝えました。

全員が、納得感を持っているかは気をつけてみていこうと思っています。うちの講師から、高校時代に記録をつけるように学校から言われて、面倒だからてきとうに付けていたという話を聞きました。彼はなぜ嫌だったかという気持ちがわかるので、どんなところでやらされ感につながるのかなど、生徒がひっかかるポイントを聞いています。

小川:やらされ感や監視されてるような感覚があると、継続は難しいですよね。ですので記録をつけるメリットを伝えることが大切です。先生がすでにご説明された通り、記録をつけることで記憶に残ったり、自分が何を勉強したのか明確になったりそういうことを伝え続けていかなくてはなりません。一度話しただけでは伝わらない生徒さんもいるので、面談の時や長期休みに入る前など、何度かそういう機会を設けてみてください。

高良先生:ありがとうございます。確認したかったことは全て聞けました。

小川:ありがとうございます。Studyplus for Schoolの導入のいいスタートを切ってくださってると感じ、とても嬉しいです!

次回また2週間後にご状況を教えてください。
本日はお忙しい中お時間いただきありがとうございました!


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