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《中学生運用事例》生徒に勉強する意味を問い続け学習への積極性を高める|キャンスピーク【オンライン勉強会】

Studyplus for School事業部では定期的に、様々な塾の先生方や教育業界の方を講師にお迎えし、塾運営のノウハウやStudyplus for School運用のコツなどについて、オンライン勉強会を行っています。

今回は、新年度にチャレンジしたいテーマとしてお伺いすることの多い「中学生運用」について、キャンスピークの水江先生にお話いただきました。その模様をお伝えします。

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生徒の生きる力を育み本質的な成長を目指す

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キャンスピークの水江です。当塾は、大阪市東淀川区にあり、もともと英語のみ教えていました。しかし、保護者から「英語だけではなく、他の教科も教えてもらえませんか?」との要望があり、今では5教科を教えています。

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コロナ禍などにより状況が変わっていく中で、生徒にとって一番大切なことは、”生きる力”です。生徒は、塾に週1~2回しか通いませんが、それでも勉強を通じて”考えるちから”を鍛えています。

“考”動も大切にしている理念で、生徒には「行動を起こさなければ何も起こらない。勉強が苦手で成績が悪くても、動いていかないとだめ」だと伝え、考えて動くよう話しています。

また、生徒は結果が出なければモチベーションが下がるため、結果を出すためにどうすればいいかを教えることも大切です。トライ&エラーを続ける中で、失敗した時に、どこが悪かったのかを話し合い、次からどうするか考えることで成長につながります。

Studyplusを活用して学習の振り返りを習慣づける

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こちらは、当塾での学習サイクルです。まず授業をした後に、一週間の計画を立てさせ、宿題に取り組んでもらいます。最近は、オンラインでの授業も多いため、LINEで宿題を送ってもらい、私が添削します。それと同時に、Studyplusで記録をつけてもらう繰り返しです。

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対面とオンラインでは受講人数が異なります。

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Studyplus for Schoolを使っているのは、中学生から高校生です。小学生は振り返りの時に、「先生は何ページまではやってほしいけど、どこまでできる?」と聞いて、決めてもらいます。やっていくうちに、「1日1ページやれば7ページはできる」など感覚として分かるようになるため、頃合いを見て、翌週の宿題としてどこまでやるかを本人に決めさせます。

計画通りにできないことも多いですが、その際は、「なぜ終わらなかったのだろう」と話し、「こういう理由だったからできなかった、それならこういう風に工夫してみよう」と振り返りをし、生徒にもう一度考えさせるようにしています。

デジタルに移行することで情報管理が楽になる

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当塾では以前から、学習計画表という紙を使っています。ここに一週間の学習計画や宿題を書かせています。しかし、紙に書かせてファイルで渡すと、忘れたり紛失したりする生徒がおり、なかなか上手く管理できませんでした。

Studyplus for Schoolを使い始めてからは、記録はもちろん、計画表もデータに残るため、そうした問題は起こりません。生徒には、紙の学習計画表に記入してもらった後、写真を撮り、Studyplusにアップしてもらいます。それを私がiPadで確認する流れです。添削の際は、LINEを活用しています。

また、個別に情報をはチェックしており、保護者には「テストは何点でした」「この宿題ができていません」などLINEで伝えています。

Studyplusへの記録を習慣化させるための工夫

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Studyplus for School導入の際、使い方が分からないと続かないと思いデモを行いました。Zoomで画面共有しながら一緒に使い、最初の授業で一緒に記録をつける練習をしました。

また、導入にあたり、生徒が記録をつけないのではと懸念していました。「面倒くさい」「記録をつけなかったらどうなるの?」と言われるかもしれないという心配もありました。

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そこでまず、学習の意味を伝えることで生徒が自ら勉強に取り組むことができるように、なぜStudyplus for Schoolを使うのか説明し、ルールを決めました。塾として、「授業後に勉強内容をStudyplusに記録する」というルールを作り、その場で私がチェックします。そして、「こんな風に見えるから、必ず記録してね」と私の画面を見せました。

また、宿題をLINEで送っても、Studyplusに記録がついていなければ、添削を返しても宿題をやっていないと見なすというルールにしました。

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フィードバックとして、「いいね」は毎日つけています。すると、後からまとめて記録した生徒には「いいね」がつかないため、「勉強した時に必ず記録をしてね」と指摘することができます。

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記録をする時には、必ず学習した内容の写真を送ってもらっています。宿題以外の勉強では、どの科目を何時間やったのかだけ記録されても、具体的に何を勉強したのか分かりません。そこで、実際に勉強したノートなどを写真に撮って載せるルールを作りました。

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生徒が書いた学習計画表も写真で送ってもらい、内容によってはやり直しをしてもらうこともあります。

また、学習計画を確認する際には、「数学の直しをする」とのみ書かれていたら、「テキストの何ページから何ページをするの?」など具体的に聞くようにしています。

Studyplusへの記録だけではなく、勉強そのものを面倒くさがる生徒ももちろんいます。そういう時も、「頑張ればその分、結果が出るわけではない。どうやって頑張るかが大事だから、その過程の一つとしてStudyplusに記録しよう」と繰り返し話しています。

学習の意味を伝えることで生徒が自ら勉強に取り組むようになる

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ルール作りだけでなく、Studyplus for Schoolを使う意味をしっかり伝えることも大切です。初めは、「記録をつける意味はあるの?」と言う生徒もいました。それに対し、「自分が何をしたか記録をつけていくことは、すごく素晴らしいことで、振り返りができることは勉強する中で一番大事なこと」と伝えています。

例えば、テストが返ってきた時、テスト1週間前や3週間前にどんな勉強をしていたか、ほとんど覚えていません。しかし、記録があれば振り返りができ、反省したり、次に活かすことができるようになります。その大切さを、生徒には伝えています。

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こうした内容は、一度話して終わりではなく、繰り返し伝えることが大切です。今は、生徒も「記録は大事だね」と話してくれています。

計画通りできない場合、生徒は、「先生、宿題やっていなくてごめんなさい」と言いますが、「先生にごめんなさい、ではない。自分との約束を守れなかったことに対して、自分に謝ることが必要だよ」と話します。

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加えて、勉強を通して、この量をどうしたら覚えられるか、どうしたら点を取れるようになるかなど、やり方そのものを考えることが大切だという話もよくします。自分で考えて、失敗してもいいからやってみることが重要です。

当塾は、このような方針のため、私から生徒に対して「これをしなさい」と指示することはなく、「今日は何したい?」と質問します。それを受けて生徒自身に考えてもらい、ズレがあれば、「これもやった方がいいんじゃない?」と投げかけます。宿題も同じように、「宿題があるのは、何もしなければ1週間で勉強したことを忘れるからだよ」と理由を必ず説明します。

Studyplus for School導入後にみえた中学生生徒の改善事例

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ここからは、生徒事例をご紹介します。この生徒は、数学と英語が得意ですが、社会と理科に苦手意識を持ち、特に社会が嫌いでした。

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そこである時、とにかく社会の点を上げようと他の教科よりも優先し勉強しました。その結果、社会の点は上がりましたが、数学と英語の点は下がってしまいました。

その後、Studyplus for Schoolで振り返りながら、「記録がレインボーになっているとバランスがとれているけど、あなたのはそうなっていないよね」と話し、社会に時間をかけすぎたことに気づいてもらいました。

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これを受けて、次のテスト前には科目のバランスが良くなり、数学と英語の点を落とすことなく社会の成績を伸ばすことができました。この時、生徒が「科目の過不足をStudyplusでチェックしながら勉強していた。確認しながら出来たから、勉強が楽になった」と言っていました。

以前は自分で何をやっていたか分からなかったのが、Studyplusを見ることで社会に偏っていることに気づけて、簡単に科目のバランスが取れるようになった事例です。

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勉強の得意・不得意に関係なく、生徒は何をどれだけやったか感覚でしか覚えていません。そのため、せっかく頑張っても、似たような間違いを繰り返してしまいます。振り返りがなければ、この生徒のようにどのくらい偏りがあるかも分からないままです。

また、まとめノートを作っただけで満足してしまう生徒もいます。そうした場合でも、Studyplusに写真つきでアップすることによって、いつまとめたかが分かり、「ノートまとめをテストの3日前にやっているけど、2週間前の方が良かったのでは?」などアドバイスすることができます。これを繰り返すと、生徒自身で、テスト前にやるべきことを明確にすることができていきます。

成績が伸び悩んでいる生徒は、勉強すること自体にハードルを感じるものです。テキストの1問目にある簡単な問題でさえ、自信がありません。「自分は何をやってもだめなのでは」と考えてしまいがちになりますが、とにかく最初の1問だけでもやってもらいます。それができたら、Studyplusにアップしてもらう。これを続けていると、生徒の気持ちの部分でハードルが下がってきます。そして、スモールステップを重ねることで、少しずつ成績が上がっていきます。

さらに、Studyplusを使うことで、自分の目で勉強記録を確認できるため、やり方の工夫もできるようになります。褒められることでモチベーションも上がるため、積極的に取り組むようになり、次第に、「先生、ここが分からないので教えてください」と聞きにくるようになります。

保護者、生徒、塾が三位一体となって成績を上げる

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当塾では、Studyplus for School導入時、昔から通ってくださっている保護者からの反対はありませんでした。しかし、中学から入塾した保護者からは、「勉強中にスマホを使うんですか?」「何がどう役立つんですか?」と質問がありました。

スマホを使うことへの懸念には、「もし、お子さんが自宅でずっとスマホを触っていて、塾の作業をしていると言ったら、私に報告してください。その時は、一緒に画面を見ながら、そういった記録はありませんなど説明できます」と伝え、安心していただきました。

Studyplus for Schoolを使う意味については、「記録を、私やご両親に見られることで、だらけず勉強するようになります」と説明しました。保護者、生徒、塾が三位一体となって努力をして初めて成績が上がります。また、勉強における振り返りの重要性も話し、理解を得ました。

当塾では、保護者様のLINE連携は100%です。アナリティクスやカルテは定期的に送ると、見てもらえなくなる可能性があるため、あえてランダムに送っています。送る時には、「先週は勉強があまりできなかったようですが、今週は頑張っています」など、何かしらのコメントをつけています。

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スタディプラスが開催している、勉強時間を競うS-1グランプリにも参加しています。

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S-1グランプリは勉強時間を競うイベントですが、当塾では時間よりも、毎日の勉強をしっかり記録することを重視しました。成績を上げるためには、参加前に意義づけをしっかりすることが大切だと思います。今後もこうしたイベントなどを通して、Studyplus for Schoolを活用する意味についてしっかり生徒に伝えていこうと思います。

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