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Studyplusは発見と共有のツール 生徒の課題にいち早く気づき、解決できるようになった Customer Story#3|市田塾

Studyplus for Schoolを導入いただいた先生方に、お話を伺うコーナー。第3回は、奈良県桜井市で中学受験から大学受験までを支援する市田塾の廣瀬先生を訪ねました。

Studyplus for schoolをどのように活用し、成果を導き出したのでしょうか。インタビュアーは、スタディプラスの宮坂が努めます。

塾紹介
奈良県桜井市に誕生し、まもなく50周年を迎える市田塾。現在は、奈良県内に10校舎展開、「生徒第一」という思いを根底にしながら「県内最大ではなく最高の塾」であることを目指されています。
2018年4月、高等部では集団型授業に加え、映像授業を付加したハイブリット型に転換Studyplus for Schoolを導入いただきました。

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ーStudyplus for Schoolを導入いただいた背景をお伺いできますか?

2017年の12月頃、市田塾に通う高校1,2年生の学習に対するモチベーションが低くなってるという感覚がありました。
当時はライブでの集団授業を行っていましたが、生徒のモチベーションが下がってしまうと、教える講師のモチベーションも下がってしまうという、負のスパイラルが起きていたのでしょう。

状況を打開するために、ライブ講義と映像授業の併用をスタートしていました。週3時間の授業を行っていましたが、そのうちの1時間半を映像を使って行い、もう1時間半を講師が行うという形式にしたのです。しかしそれに伴って、映像授業の日は講師が不在になり、生徒の学習管理ができないという問題がありました。そんな折に、Studyplus for Schoolを知りました。

ー映像と集団のハイブリット型、つまり今まで全部先生方が授業をしていたところのご負担が減るというイメージでしょうか?

そうですね。当初のイメージでは、映像授業であれば、例えば生徒が休んだとしても振替ができますし、映像の部分は自由に参加という形にすると、生徒の負担が減ります。同時に映像とライブ授業を対比することで、ライブ授業の持っている真の価値が生徒さんに伝わるかなという期待もありました。

ーハイブリッド授業の成果はいかがでしたか?

でも、これがうまくいかなくて……。結局、1年間映像授業を半分入れるスタイルでやってきましたが、「最終的には人がやらないとだめだな」という、時代に逆行するような結論に到達しました。

ーそうだったのですね。打開策はどのように考えられたのですか?

しばらくして、映像授業の効果的な使い方も見えてきました。それは、メインをライブ授業、その補完用に映像授業を使うという使い方です。

映像授業を1時間半フルで見せるというのは難しいため、メインでライブ授業を実施し、映像授業を宿題にしました。「時間があったら見てください」というスタイルで提供した結果、生徒は思ったより映像授業を見てくれています。

今後はモチベーションが落ちがちな高校1年生や、通塾が落ちてき生徒に対して、週に1回でもちゃんとライブ授業を受けてもらうよう推進していきたいです。そのほかの生徒についても、塾に来れない日については映像を補助的に使っていこうと思っています。

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ー映像授業の使い方も変化があるなかで、スタディプラスの使い方は変わりそうですか?

廣瀬:そうですね。導入当初、Studyplus for Schoolは高校1,2年生とのコミュニケーションツールとして使うと効果的だというイメージがありましたが期待通りでした。

高校1,2年生は、計画を立ててPDCAを回すということがまだ難しいものです。ツールを使ったコミュニケーションの過程で、きちんと計画を立てはじめてくる生徒が現れたりもしますから。Studyplus for Schoolは生徒の変化を見つけるツールでもあると感じています。

ー高校3年生に対してはいかがでしょうか。

3年生の学習管理で運用する中では、「勉強の仕方が違う子が沢山いる」という大きな発見をしました。

特に社会などの暗記の教科については顕著に表れます。たとえば、12月頃からセンター試験の過去問をやるよう演習課題を出していきます。

その中で、センター試験の日本史の勉強時間はどのくらいかなとチェックしていく。すると、塾側が1時間〜1時間半程度と想定していたものが、実際は2時間〜3時間も勉強されていることがある。

「いやそんなかかるはずないでしょ」と思うと同時に、「この子達はなぜ3時間かかってるんだろう」という疑問が湧きました。生徒にインタビューして学習内容を聞いてみると、勉強方法そのものがとても非効率的であることがわかりました。

効率よく勉強を進めるスキルがない状態で取り組んでいるため、いくらやっても知識が定着せず、勉強時間もかかるし、成績上がらないという状態でした。

それを変えてくためには、勉強の仕方から指導し、定着させることが重要だとわかりました。そして、勉強の仕方がきちんと守られているかどうかをStudyplus for Schoolを使ってチェックすることで、効率は格段に上がっていくのだと思います。

ー2018年4月に導入されてからちょうど1年になりますが、1学期、夏、2学期、冬と振り返るといかがですか?

導入したころは、生徒がどんな風に学習しているのかを見たかったという思いがありました。しかし、本当に生徒が学習記録をつけてくれるかどうか心配もあり、3月にトライアルで一部のクラスにStudyplus for Schoolを導入しました。

導入すると意外と生徒のレスポンスがよかったので広げていこうとなり、高校3年生に全導入しました。塾として生徒に記録していく意義を伝えれば、予想以上に生徒は記録はしてくれるという印象です。

しかし、そのまま自由に記録させ、学習状況を見ていて見えてきたものがありました。「この勉強内容でよいのか?」という教科ごとの量とバランスの問題です。

生徒の学習状況の内訳が見えるため、教科ごとの量とバランスが適切でないということがわかりました。ですから、そこをまずは指導していこうということで、夏は学習管理を徹底していく方針にしました。

ー自由に記録させたからこそ、見えてくるものがあったのですね。夏はどのように学習管理されていたのですか?

夏季7週間は、1週間ごとに計画を立て、それを実行するというサイクルを回していきました。

はじめのうちは試行錯誤をしましたね。高校3年生に対しては、「3年生だし、自分で学習計画をたてられるだろう」と楽観していたのですが実際には、そもそも計画の立てかたにつまづいていることがわかりました。

そのため、夏休みの1週目と2週目は主に計画の立て方の指導をしました。

ー具体的には、どのように指導されたのでしょうか?

まずは各自に計画を立てさせました。そして
「各科目それぞれこのくらいのバランスでやっていこう」
「問題集はこれの方が良い」
「これをやっても意味がない」など、計画にフィードバックを与えます。
生徒は1週間、計画したとおりに学習していきます。計画さえ決まってしまえば、生徒はとくに障害なく学習を進めてくれました。

夏休みの7週間がとてもうまくいったので、2学期に入ってからは計画立てを生徒にすべて委ねる任せることにしました。しかし、2学期の11月頃の全統マーク模試の結果を見たら、夏で成績上がって安心していた生徒も、また下がってしまったのです。

12月の頭には、プランニング支援を再稼働。センター試験までは計画をきちんと立て直していくことにしました。

実際に、12月の段階で計画を見たところ、もとに戻ってしまい正直ひどかったです。なので、現在は、生徒の計画はしっかり見ることを徹底しています。

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ー現在、「自立」という言葉をよく耳にしますが、廣瀬さんは「自立」というテーマに対してどう思われてますか?

自立そのものは目的ではありません。大人になったら放っておいても自立する人が大半ですから。自立の先に、志望校合格という真の目的があります。

本来、生徒一人ひとりが、志望校へ合格という目的を見据えて、自ら計画を立てることができるようになることが、本当の意味での自立だと思います。

しかし、計画の立て方を具体的に習ったことがない高校生にとっては負担が大きすぎる課題だと思うんですよね。小中学校から「計画を立てましょう」という指示は受けるものの、やり方を教えてもらえるわけではない。
受験を控え、急に「計画を立てて」と言われても難しいものです。どうやったら受験に合格するかも分からないのに、適した教材を選べるはずもないと思います。

ー計画の立て方の指導をしてもらうのは生徒にとって必要な機会ですね。その後計画軌道修正もするのでしょうか?

はい、計画については随時軌道修正していきます。はじめのうちは、生徒はとてもざっくりなスケジュールを立ててしまいます。「国語5時間」など。チューターは面談の場で、「具体的に5時間何をするの?」と問いかけながら、具体的な内容を生徒に決めさせていきます。

「単語覚えるのにはそんなにやる必要ないよ」
「問題集のレベルがあっていないよ」
といった細かい指導を経て、具体的にどの問題集を何時間、何ページやるなど落とし込みながら計画を立てていくようにしています。

生徒も、実際に1週間自身で立てた計画をやってみると、「何ができて、何ができないのか」がわかってきます。
次の週からは「この量はできたからもう少しこれ上乗せしよう」と生徒が自主的に動けるようになるのです。

不都合なことがあった場合は随時チューターに相談してもらい、計画を調整していきます。

ー塾としては、計画と記録をルール化しているのでしょうか?

はじめは両方ともルール化していましたが、現在は計画の提出はのみ必須化しています。塾オリジナルの「今週の目標シート」に1週間の目標を記載してもらい、直接提出もしくはStudyplus for Schoolで画像を添付してメッセージで提出してもらっています。

生徒のなかには、計画も出してかつ記録もつけてる人、計画は出すけど記録はつけない人がいます。

また、1月のセンター試験前は、過去問への取り組みに対しての指導も行なっています。過去問を解いた結果の点数をメッセージで送ってもらい、チューターがメッセージを通してフィードバックするというものです。

ー生徒に対して、入力を続ける意義はどうやってお話されてますか?

入力しないと僕らがアドバイスできないよと伝えています。
また、結局正しい方向に導くことができればそれでいいと思っています。
口酸っぱく計画の重要性を伝えなくても大丈夫だと判断できる生徒は信頼し、計画を立てるだけでは心配な生徒に対しては、記録をつけるように指導しています。

ー生徒さんに合わせて指導されていらっしゃるのですね。塾全体として、先生とチューターさんのやり取りとかも含め、働き方に変化はありましたか?

そうですね。特にチューターとの生徒の情報共有という点では、ものすごく深まったと思っています。

以前は、授業を担当している者とそうではない者で、生徒に対する認識が大きく違っていたり、すり合わせがうまくいっていなかったという実情がありました。

Studyplus for Schoolを導入し、生徒とのやりとりや生徒の模試結果、面談報告をすべて「カルテ」に記録する仕組みにしたため、生徒の状態が境界なしに見えるようになりました。

チューターからは「こういうことが起こってますよ」という報告も上がってくるので、うまく使いこなせたなという実感です。

ーチューターさんは担任制になっているのですか?

はじめは担任制にしていました。しかし、面談の時間・時期が遅くなってしまい、なかなか面談ができないという問題がありました。現在は、全員で情報共有を徹底して、毎日誰かしらいつでも面談できる状態にしました。

ー担任制を撤廃してから、生徒さんとチューターさんの関係性に変化はありましたか?

廣瀬:担任制は、全員に対して密な関係とれるわけでないので難しさを感じていました。今回、Studyplus for Schoolを導入して、生徒についてのさまざまな情報共有ができたことで、すべての生徒に声がけ、対応できるチューターが増えていっている実感はありますね。

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ーStudyplus for Schoolについて、導入前に持たれていた期待と比べていかがですか?

導入してからの一番の気づきは、「Studyplus for Schoolは発見のツールだった」ということです。
生徒の状況がものすごく見えるようになってきたというのが、予想よりも大きなメリットだったなと思います。

また、生徒の状況が見えてきたことによって、塾側ができる対応策を思いつくようになりました。

指導する側は、自分が経験したやり方が正しいと思いがちです。しかしそれは教える側の勘違いにすぎませんでした。
実際生徒の状況を見ると、誰もが全員が同じように勉強を進めている訳ではありません。たまたまうまくいった人のやり方を指導しても、同じように結果につながる可能性は低いと思っています。
それならば、一人ひとりの状況に合わせ、学習の仕方をきちんと指導する仕組みを作りたいと思いました。

ーありがとうございます。発見のツールとおっしゃっていただきましたが、導入前はStudyplus for Schoolは何のツールだと思われていましたか?

生徒が勉強してるかどうかを見る、学習管理ツールという認識でした。しかし、それは生徒が勉強の仕方が分かっているという前提でした。

一般的には、生徒の学習状況を見て、ただ時間が少ないから勉強しなさいという指導が多いと思いますが、よく内容を見てみると、ただ勉強していないのではなく、勉強のやり方が分からないことが問題なのだと気づきました。

勉強してない生徒はさぼっているのではなく、何をいつどのように勉強したらいいのわからず、動けていないというだけ。
動けないことを咎めては意味がないですし、生徒一人ひとりのもつ課題に対して解決できる指導ができたらと思っています。

ー最後に、今後の展望を教えてください。

まずは指導した内容が、結果に対してどのように関連があったかを分析していきたいと思っています。計画を立てる際に提案している勉強時間や、内容について、実際結果につながっているのか、そして、指導内容が適切だったのかという検証をしっかりやっていきたいと思っています。

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