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計画をたて、振り返りをする。MUGENチューターが語る、生徒を前向きにする塾の仕組みとは? Customer Story#5|ハイスクールMUGEN

鹿児島市内で「進学塾MUGEN」を6校舎、「ハイスクールMUGEN」を1校舎展開する株式会社夢現。エネルギー溢れる社員の姿勢と、承認することで生徒の自立をサポートするスタイルが、塾業界から注目をあび続けています。生徒との絶妙な距離感はどのようにして作っているのでしょうか。

ハイスクールMUGEN 鹿児島中央駅前校で校舎責任者を務める竹之内彩花先生にお話を伺いました。
<過去記事>
MUGEN小牧代表のインタビューはコチラ

生徒の頑張りをStudyplus for Schoolで承認する

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ーMUGENさんは、生徒さんとのコミュニケーションをかなり活発に行っていらっしゃいますよね。どんな仕組みで運営しているんですか?

当塾では生徒が塾に来たら、まず受付に行ってチューターと目標を確認します。帰る時にも、実際の結果を報告し先生のハンコをもらうなど、必ず直接触れ合ってから帰宅する仕組みです。

どれくらい進んだのか、実際にどんなことをしたのかを聞いて、その内容に対して承認してあげつつ、「また次頑張っておいでね」と励ましの言葉もかけています。できてなかったことについては、次の1週間どんな風に過ごすかを約束事をして、「頑張ろう!」という励ましで締めています。

また、毎週月曜日には学習計画の設定を生徒全員が行うルールです。以下のようなシートを配布し、学習のPDCAが回せるように導いています。学習の仕方というよりは、カレンダーを元にスケジュールを決めていくイメージです。

塾にきた時や帰る時に見せてもらい、記入を促します。記録を忘れてしまいがちな生徒には必ず「今日付けた?」と声をかけ、記入内容が大雑把な生徒には、「具体的にはどんなことを頑張ったの?」と聞いています。

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ーチュータリングではどういうことをしますか?

10~20分くらいで、学習状況のチェックをしています。話す内容は先週の振り返りと、これからの1週間どんなことをするかについてです。

面談の前と最中にはStudyplus for Schoolを活用しています。先週の学習時間だけではなく、1ヶ月前と比べての学習時間を比較できるのが良いです。グラフを生徒に見せると、「先月より今月頑張っている」とモチベーションアップにも繋がります。

ー面談の前には、カルテのチェックもしていますか?

カルテは見るようにしています。タイムライン機能やカルテ機能があることによって、担任でない先生も生徒の現状を理解し、誰でも面談の対応ができることはメリットです。

チュータリングは生徒ごとに曜日を決めているので、担当する先生は基本的には一緒ですが、生徒が休んだ関係で違う先生に見てもらうケースがあります。そういう時はカルテやタイムラインを見てから、面談を担当します。

ー生徒の記録状況はいかがですか?

記録を順調にできる生徒と、難しい生徒がいます。記録漏れがある生徒を見ていると、自分で振り返ることが苦手という印象です。立てた計画通りに学習を進められなかった生徒の場合は、学習にかかる時間の見積りが甘い思います。

「宿題にこのぐらい時間がかかる」と思っていても、本当はもっと時間がかかってしまって、プラスの勉強できないなど散見します。

ー入力を促進するために、どんな取り組みをされていますか?

先生側から積極的に承認の言葉をかけるようにしています。励ましのメッセージや勉強記録に対してコメントを送ります。

特に土日は記録してくれる生徒が減りますが、「記録してくれると先生たちもアドバイスできるよ」と必要性を伝えることが大切です。

生徒が前向きになるようにオンラインとオフラインでサポートする

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ーチュータリングで大事にされていることはありますか?

一番意識してることは、チュータリングが終わった時に生徒が前向きになっている状態にすることです。Studyplusに記録を付ていなくても、原因を探りつつ、アクションに繋がる言葉をかけてあげるようにしています。

ーその中でStudyplusはどんな役割を担えているでしょうか。

記録することがモチベーションになってる生徒はすごくたくさんいます。生徒自ら先週の学習状況を見て、「今週このままじゃ少ない」と気づいていくれるような場面もあります。勉強記録が可視化されることによって、自分の現状を俯瞰的に見ることができ、意識が変わっていくのだと思います。

ー生徒さんが自分から学習への姿勢を変えていってるということですね。

そうです。勉強記録が可視化されたことで、先生からの声かけの内容も変わり、頑張りを承認してあげられる機会も増えました。最近では、英語が苦手な生徒が急に英語をやった時に、タイムラインを見て「英語、取り組んでくれたんだね」っていう声かけができます。生徒からの報告がなくても、承認ポイントを見つけられるのには助かっています。

ーあえてオンラインでコメントせずに教室で声をかけるというのはいいですね。他にはどのように活用していますか?

保護者の方とのコミュニケーションツールとしても重宝しています。学習状況の画面をお見せしたところ「こんなに勉強頑張れてるんですね」と言っていただきました。これが退塾阻止に繋がっている可能性はあります。

「本当にやってるのか不安」と感じてしまう保護者もいらっしゃる中、学習状況の変化をお見せすることで、安心感を得てもらえると思います。トータルの勉強時間はもちろん、苦手な科目に対してどのように取り組んでいるかもお見せできるので、保護者面談でも使いやすいです。

「うちの子は英語ばかりして」など、ぱっと見の印象で判断してしまいますが、意図のある計画のもと頑張っていることを伝えられ、喜んでいただけています。

まずは生徒自らが学習計画を立てる

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ー大学生チューターにはどんな指導をしていますか?

良いことも悪いことも、生徒に愛情を持って指導しようと言っています。チューターの研修では、勉強の指導よりも心の部分、生徒に寄り添うことが重視です。

一日の業務を終えたチューターには、今日気になったこと、嬉しかったことなどをヒアリングしています。

ー塾の先生、特に高校生を指導したことのない方からは、「計画を立てることが難しい」というお声をいただくのですが、どうされてますか?

毎週月曜日に生徒全員に学習計画を立ててもらっていますが、それを徹底しています。塾側から計画を与えるのではなく、まず生徒自身が立て、それを元もと講師と話し合いながら修正を加える場合もあります。

ー学年関係なくその習慣が基盤になっているんですね。

チュータリングする時は学習計画が実際にどれぐらい遂行できてるかを見ています。チュータリングと計画を分けてるのは特徴かもしれません。

細かい時間などの計画を立てるのは月曜日です。チュータリングでは、1週間の振り返りと次の1週間の定性的な目標を立て、具体的な学習方法をアドバイスするイメージです。

ー塾が計画の立て方をサポートできているのは少ないのですが、それが仕組みかできているのですね。しかも生徒と向き合うことを第一に考え、仕組み化されているのがすごいなと思いました。素敵なお話をありがとうございました!

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