Studyplus for Schoolを活用したPDCAサイクルで学習管理を実現|進学塾サイン・ワン高等部【Studyplus for School Award 2021】
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Studyplus for Schoolを活用したPDCAサイクルで学習管理を実現|進学塾サイン・ワン高等部【Studyplus for School Award 2021】

Studyplus for School Award 2021とは、少子化・採用難・地域格差という社会課題が広がる中で、未来の教育の在り方・先生の新しい働き方に果敢に挑戦する教育機関を表彰するものです。

昨年に続き今年も、受賞校によるプレゼンテーションを含むイベントをオンラインで開催いたしました。その模様をnoteでもお伝えしていきます。
今回ご紹介するのは、個別指導部門で受賞された、進学塾サイン・ワン高等部(埼玉県)の濱田先生と関根先生の回です。

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なりたい自分を自己実現する塾

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濱田:今日は、当塾におけるStudyplus for Schoolの立ち位置や、具体的な運営方法についてご紹介します。

当塾は1976年11月に、埼玉進学スクールとして岩槻でスタートしました。そこから規模を拡大し、1997年に進学塾サイシンに改称。2017年3月に、進学塾サイン・ワンになりました。創業時より小中学生向けの集団指導を行っており、埼玉県内を中心に校舎展開しています。

当塾の高等部は、集団指導から始まりました。しかし、担当できる講師が少なかったり、生徒が授業開始の時間に間に合わなかったり、学校によって進度が全く違うという課題がありました。

そこで、自立学習と個別指導に変更し、ICTツールを導入しました。最初に使ったのは、映像教材のウイングネットです。講師は週1回のチュータリングをはじめ、週1回80分1対1での個別指導を行いました。

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現在はスライドの4つのコースにわかれており、すべてのコースでStudyplus for Schoolを使っています。生徒とチューターが双方向のコミュニケーションをとり、チューターと講師間でも積極的にやり取りしています。

当塾の高等部の理念は、「なりたい自分に、自己実現」です。大学受験はやらされて勉強するだけでは合格することはできないため、生徒が目標を持って自ら頑張れる環境とコンテンツを整えています。そして、充実した学校生活を送り、大学受験で結果を残し、なりたい自分になるための自己実現力を育成します。この力は一生の財産となるはずです。

私たちが生徒に強く伝えていることは、大学受験がゴールではないということです。その先の人生も自分で前を向いて、頑張り続けられる人になってほしいと思っています。そのために自立して、勉強する力や問題解決する力、課題を発見する力を育むことを重要視しています。

アナログな成績管理の限界を解決するStudyplus for School

当塾では自己実現力を身につけるため、日々の努力を可視化できるよう学習管理に重きを置いています。以前は、「マイプランノート」という紙を使って学習管理をしていました。しかし、なかなか定着できない上、生徒がノートを忘れたら確認できなかったり、即時性に欠けることから限界を感じていました。

Studyplus for School導入後は、生徒の記録を即チェックし、すぐにフィードバックできるようになり、タイムリーなやりとりが実現しました。

Studyplus for Schoolの運用方法としては、まず生徒が学習記録を打ち込みます。それに対して講師は「いいね」やコメントを残したり、面談をした後には詳細をカルテに記入します。教室長はカルテを見れば内容をすぐに把握できる状態になっています。

ですが、Studyplus for Schoolを導入してから、うまく活用できずにつらい思いをしたこともあります。そのときに心の支えになったのは、スタディプラスの担当者の方々です。いろんな相談をさせていただき、たくさん面談をお願いしました。

ほかにも映像教材の担当者や、社内のモチベーションが高い教室長など、多くの人に支えてもらえたおかげで1人で抱えこまず、ポジティブに考えることができました。

当塾での運用がうまく進んだ段階で、生徒をもっと承認したい、もっとコミュニケーションを取りたい想いや、家庭学習含めたサポートを通して生徒の学習習慣を確立させたい、モチベーションを上げるためにどんどん話しかけてあげたいという想いから、他教室でも導入することになりました。

軌道に乗せるまでに直面した課題

しかし、当塾は小中学生に加えて高校生もおり、教室長の負担が大きい現実がありました。そこで、どうやって高校生の状況を把握し、チューターと情報共有していくかが課題になりました。また、教室にスタッフが2人以上いた場合に、新しい取り組みを浸透させるのは困難でもありました。

実際に、発生した問題の1つには、教室長がStudyplus for Schoolを使いこなせないことがありました。当塾は、小中学生向けの集団指導がメインのため、準備に時間もかかります。また、営業電話や保護者対応、生徒対応など、付帯業務も多いです。その中で高等部を運営しているため、Studyplus for Schoolまで手が回りませんでした。

加えて、もともと小中学生向けのため中学受験や高校受験に対する知識はあっても、大学受験に対応しきれないという側面もありました。

2つ目の問題は、生徒が記録を入力できなかったことです。教室長が忙しく、コミュニケーションを十分にとることができず、ルールを徹底できませんでした。また、意外にもスマートフォンを使いこなせていない生徒もいたため時間がかかりました。

これら以外にも、社内で高等部をどう作り上げていきたいかという認識がそろえきれなかったことなどもあり、Studyplus for Schoolの運用がなかなか定着しませんでした。その中で、中学生から継続しても退塾してしまう生徒も増えていきました。

研修会でStudyplus for Schoolの活用を促進

こうした課題を解決するため、いろいろな対策を打ちました。教室長がStudyplus for Schoolを使いこなせないという課題に関しては、2つの解決策がありました。1つ目は、チューター講師の戦力強化です。

今までは、教室長を経由して各現場に指示を出していたのですが、直接チューターや個別指導を担当する先生とコミュニケーションをとるようにしました。隔月1回チューター研修会を開き、チュータリングのやり方や大学受験についての情報を提供したり、Studyplus for Schoolの使い方を指南しました。

チューターたちは自分たちがStudyplusを使っていたこともあり、スムーズに進みました。ほとんどのチューターが「自分で使っていて役に立った」という印象を持っていたことが大きかったです。

チューター研修会はオンラインで開催しており、Studyplus for Schoolの使い方指導では実際の画面を共有しながら説明しています。それまでうまく使えていなかったチューターも、使い方がわかり、チュータリングの方向性など認識をそろえることができました。

研修を通して「カルテの使い方がわかった」「この経験を活かしてしっかり生徒と向き合っていきたい」というポジティブな意見が出てきたことは、とても嬉しいことです。また、研修後に、チューターに火がついて、生徒を全力でサポートしたいという強い想いが出てきたことも大きいと思います。

教室長がStudyplus for Schoolを使いこなせないという課題への2つ目の解決策は、教室長の意識づけです。

当塾では、月2回ほど教室長会議があるのですが、そこで毎回高等部について話す時間を取っています。高等部は今どういう状態か、大学受験の情報はどうなっているか、Studyplus for Schoolはどう使えば良いかなどを繰り返し伝えています。

また、生徒向け通信の作成にも取り組むことで、意識づけにつなげました。教室長が自分の言葉で高等部を語れるように内容を考えてもらい、それを生徒に読む時間を作りました。集団授業をメインとしている当塾では、生徒の前で話す力を持った先生ばかりなので、この方法は効果的でした。

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こちらが生徒向け通信です。中学校3年生向けには、大学入試について紹介しています。QRコードからは解説動画を見られるようにし、保護者や講師も閲覧できるため、高等部への接触効果を高めています。

記録率のアップに伴い退塾率が減少

生徒が記録を入力できないという課題に対しては、生徒・家庭へのアプローチを強化するようにしています。

当塾では、隔月でオンライン学年集会と保護者会を開いており、高校生活や大学入試に向けての情報提供をしています。翌月のチュータリングの軸についても事前にお伝えし、そこで話した内容はチューターに共有しています。

集会で配布した書類や本部からの一斉連絡などにはStudyplus for Schoolを活用し、情報共有も強化しています。そうすることで、生徒も講師も同じ情報をもっている状態になり、チュータリングの質が上がり、それぞれの個に応じた密度の濃い話ができるようになりました。

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こちらは、実際に一斉送信した画面です。軽いテイストの文面にし、必ず一緒にファイルを送信しています。スタプラクエストとは、スマートフォンがうまく使えない生徒向けのStudyplus for School練習のようなものです。

当塾では、運用していくにあたり、はじめにルールを2つ定めました。1つ目は、毎日必ず勉強記録をつけることです。塾に来た日は必ず、その日の勉強について記録してもらいます。学校や自宅で学習したときも、その場で打ち込んでもらうようにお願いしました。

2つ目のルールは、塾からのメッセージをチェックすることです。双方向のやりとりを確実に行うため、必ず見てもらいます。

記録の付け方やメッセージに添付されたファイルの閲覧方法などがわからないという生徒もいるため、その際には、どのように操作するかをチューターから説明してもらいます。

このような工夫をしていった結果、スタディプラスが主催する、学習時間を競うS-1グランプリで成果を出すことができました。高校1年生の最終ランキングでは、全国のトップ100のうち10%が当塾の生徒となりました。

特定の校舎に偏らずいろいろな教室からランクインする生徒が出たことは、とても嬉しかったです。どのスタッフであっても同じように実績を出していけるという自信につながりました。これはスタッフの自信にもなりましたし、社内での高等部に対する風向きも良くなってきました。

記録率で見てみると、昨年の冬までは記録率が50%程度でした。そこから今年の春にかけて80%超えになり、今ではいい状態で記録を継続できています。これに伴い退塾率が下がり、高校2年生、高校3年生の退塾も少なくなりました。

Studyplus for Schoolの活用で学習管理のサイクルを確実に回せる

関根:サイン・ワン高等部の関根です。私からは現場の担当者として、Studyplus for Schoolの運用についてご紹介します。私は大学時代からアルバイトとしてチューターを務めており、現在の役職は本庄校の教室長です。

私がチュータリングを始めたころは、マイプランノートという紙の学習管理帳を使っていました。しかし、生徒が記録をつけていなかったり塾に持ってくるのを忘れたりと、うまくいかないことが多くありました。

その後、Studyplus for Schoolが導入され、チュータリングに注力するようになると、生徒もリアルタイムで記録するようになり、今では学習管理のサイクルをしっかり回せているという実感があります。

私は教室長という立場になったことで、かなり忙しくはなりました。しかし、Studyplus for Schoolを使えば自宅からでも「ちゃんと勉強してる?」「このイベントに参加しよう」など、メッセージが送れます。生徒からも「先生は授業中で質問できないから、メッセージで送っておこう」と疑問点を聞き忘れることなくやり取りすることができるようになました。

私たちもにとっても生徒にとっても便利なツールとなっているので、当塾にStudyplus for Schoolは必要不可欠です。これからはStudyplus for Schoolとともに高等部をもっと盛り上げていこうと思っています。

Studyplus for Schoolで生徒のモチベーションを管理できる

濱田:高等部の理念は「なりたい自分に自己実現」です。生徒たちの自己実現をサポートすることが目的です。

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そのうえで、高等部の運営に必要なものを整理するとこの6点になります。学習指導と自習環境を整えることは非常に重要です。高校生は、自学しなければ成績が伸びません。そのためには、生徒のモチベーションを管理してあげることが大切です。また、その様子を保護者と連携していくこと、そして進路指導について情報提供すること、これらが高等部の運営には欠かせません。

学習指導に関しては、映像教材などを使うことでスタッフではなくプロが教える形になりました。自習環境もZoomを利用してオンライン対応しています。情報提供・進路指導・保護者連携に関しては、Studyplus for Schoolを活用したりZoomを併用したりして、私たちが直接、生徒や保護者に語りかける形も取れるようになりました。

ここまで環境が整うと、講師がやるべき最大の仕事は、生徒のモチベーション管理です。そのため、チューターが生徒のモチベーションをしっかり見てあげられる準備をしてあげることが大切です。私たち本部が情報提供したり、進路指導・保護者連携を強めることで、このサイクルを回していくことが重要になります。

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チュータリングに関しては、PDCAサイクルを意識しています。まずチュータリングで1週間の学習方針をプランニングし、その予定をStudyplus for Schoolに記録します。そして、映像授業や個別指導、自習などで予定を実行し、勉強したことをStudyplus for Schoolに残します。

その結果をチュータリングで確認し、おかしいところや抜けはないかチェックしたうえで、次の週に向けてどう直していくか決め、翌週の計画を立てるというサイクルです。

チュータリングの根幹には、マズローの欲求5段階があります。生徒が自己実現したい、成長したいと考えるためには、その下の層が満たされていなければなりません。生理的欲求や安全欲求は家庭で満たされるとして、私たちはその上の、所属と愛の欲求、そして承認欲求を満たします。

当塾に所属していること、講師やチューターから愛されて認められていることを、チュータリングを通して伝えています。生徒にはポジティブな声掛けをしていけば、今よりもっと良くなるはずです。

私たちは、自己実現力とは4つの要素で構成されていると考えています。それは、時間管理力、計画実行力、経験活用力、生活習慣力です。この4つはそれぞれ、Studyplus for Schoolで管理できます。

生徒の自己実現サポートのためにStudyplus for Schoolが必要で、もっと使いこなせるようにしなくてはなりません。そして生徒たちにその価値を伝え、チューターや教室長にもきちんと理解してほしいと思っています。

今後の展望としては、Studyplus for Schoolを中心に据え、チューターと二人三脚で生徒をサポートしていく高等部を作りたいと考えています。

そのうえで、最も必要なものは生徒への愛と情熱だと感じています。生徒を見ていると、「成長してほしい」「今よりよくなってほしい」と心から思います。客観的に見ても情熱をもって生徒に接していますし、それを各教室で広げられていると思うと、ぐっと来るものがあります。これからも、愛と情熱を持って生徒の自己実現をサポートし、みんなが笑顔で成長できる高等部を目指していきます。


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大吉!いいことあるよ!
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