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学習塾の負担を減らしながら生徒の英語四技能を効率的にアップ|CHATTY【オンライン勉強会】

Studyplus for School事業部では定期的に、様々な塾の先生方や教育業界の方を講師にお迎えし、塾運営のノウハウやStudyplus for School運用のコツなどについて、オンライン勉強会を行っています。

今回のテーマは、小学生・中学生・高校生に活用できる「CHATTY」について、株式会社KEC Mirizの竹本様と、TASUKE塾の﨑山先生にお話いただきました。その模様をお伝えします。

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学習塾運営のノウハウを活かし現場で役立つツールを開発

竹本:株式会社KEC Mirizの竹本です。当社は、大阪のあべのハルカスにあり、2020年1月1日に設立しました。母体となるKEC Groupでは、奈良県を中心に学習塾KEC、KEC個別、KECゼミナールなどを展開しています。ここで制作した製品を全国の学習塾、学校法人へ届ける事業を行っているのが、私たちKEC Mirizです。

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当社は、様々な製品の販売していますが、その中の一つであるオンライン英会話教材CHATTYがStudyplus for Schoolと連携しています。今回は、このCHATTYについてご紹介していきます。

大学入試改革を乗り切る英語力を身につけられる

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CHATTYを作る際、意識したことは大学入試改革です。
2021年度に大学共通テストの英語が変わりましたが、新しい入試の英語リスニング問題は、単語や文法の難易度はさほど高くありませんでした。しかし、とにかく長いという特徴がありました。そのため、大量の英語を一気に聞き取らなければならず、生徒にとっては非常に大変です。また、2024年度には大学入試共通テストの外部試験導入が予定されています。

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また、中学校の教科書が改訂し、難化しています。小学校からきちんと積み上げてきた前提で、授業が始まります。小学校で習うものを含めると、覚えなければいけない単語量はこちらのグラフのように増えています。

教科書単元の学年移行もあり、以前より文章量が増加しています。今までと同じ文法を習う単元でも、構成が大きく変わりました。ディスカッションやグループワークなどが、盛りだくさんの教科書もあります。

2021年4月から、全国的に採用される教科書会社2社で非常に大きな変化があることもポイントです。これらにより、英語が苦手だと感じる生徒は増える可能性があると感じています。

言語習得の自然な流れを取り入れて英語を学べる

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こうした中で、教育現場も変わってきています。私がいる奈良市でも、年に5回オンライン英会話を行ったり、私立の学校ではAETの授業にオンライン英会話をプラスしたりしています。学習塾でも、オンライン英会話と座学の英語授業がセットであることが当たり前になりつつある状態です。

こうした変化の中で、生徒たちが、学校の英語の授業や入試をどう乗り越えるかが、大きなポイントになっています。

私たちは、生まれた瞬間から大人が日本語を喋るのを聞き、自分で話すようになり、その後、読み書きを学びます。この順番で学ぶため、すらすらと話せるようになります。この言語学習の自然な流れ、原理原則に則って学習していくことが、英語学習においても大切です。

また、日常的に英語に触れる回数をどれだけ増やせるかもポイントになります。

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だからこそ、「今後、四技能が必要な時代になる。その時、塾生全員に受講してもらえるような価格で提供して、受講を当たり前にしていかなければならない」という想いがありました。

客単価を上げ、大きく授業料を変化させることは難しいことです。なるべく低価格で提供できるものを作り、全員に受けていただくことを目標にしました。

当グループの学習塾では、2020年度から、公立の中学に進学する小学校5年生・6年生は受講を必修にしました。今後は、中学生から高校生まで必修とし、普段から英語を耳で聞くことと、アウトプットの機会を増加させることを大切にしていきたいと思っています。

採用率3%をくぐり抜けた人材から英会話を学べる

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このような目標を達成するために作ったのが、CHATTYです。Zoomを使って受講することができます。

レッスン形態は1対1が基本ですが、要望があれば1対2~4まで対応しています。

また、私たち大人が「入試や教科書が変わるから、こうやっていかないといけない」と思っていても、ほとんどの生徒たちは、英会話を恥ずかしがったり嫌がったりします。特に、画面上で先生とやりとりをするとなると、緊張してしまいます。

これをクリアするため、私たちは生徒が「楽しい!」「先生が優しい!」と感じることができるように開発することに注力しました。最初は緊張しても、先生が面白い人や良い人であれば、生徒も楽しめるはずです。
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生徒がこういった感想を持つためには、先生の質も重要です。そのため、私たちは先生の採用にこだわっています。実際に、ご応募いただいたフィリピン人の方で、合格するのは3%ほどになっています。

採用の時に重視しているのは、ホスピタリティや笑顔です。ちょっとした笑顔が素敵だったり、反応が大きくとにかく楽しませようとしてくれたりする先生であれば、生徒たちの緊張もほぐれます。

だからこそ、面接や試験、模擬授業、授業研修を通して「楽しさの要素を持っている先生かどうか」を見ています。他社でも同じような方針はあるかと思いますが、私たちは塾の現場で活躍してきた人材が、このような観点を持って採用・研修しています。

また、英会話に特化したコースや、小中学校の英語指導要領に則ったコース、英検の二次対策に特化したコースなど、多様なコースを整えています。20210219「オンライン英会話CHATTY」オンライン勉強会-21

学校準拠で内容を作っているため、「学校の授業で使ったことがある、習ったことがある」という感想を持っていただけます。あまりにかけ離れた内容だと、同じ「英語の学習」でも、生徒は、2教科勉強している感覚になってしまいます。そうした事態を避けるため、塾や学校で取り組んでいることを活用しながら英会話の授業に発展させるよう心掛けています。

生徒の耳を英語に慣らすことで大学入試に対応できる高校生コースを開発

CHATTYはStudyplusとの連携に際し、高校生コースをスタートしました。本コースでは、高度な内容を勉強するというよりも、いかに耳を慣らしてすぐ聞き取れるようにするか、長い文章を理解できるように処理速度を上げていくかの二点を大切にしています。

まずは、フリートークを中心に、相手の話を聞き取れて、英語をきちんとアウトプットできるようになることを目指します。中学校までに習った単語を駆使しながら、すぐに返事ができるようになることが目標です。その後、しっかりと教材を用意してより深い学習できる環境を整えていきます。

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CHATTYの運用方法は、私たちと塾の先生で、生徒のID・パスワード・ルームIDをスプレッドシートで共有します。生徒は、スマートフォンやパソコンでZoomをダウンロードするか、Studyplus for SchoolのZoom連携機能を使います。

そして、メッセージの画面からCHATTYの案内をし、ルームIDを送り、スタート時間になったら部屋に入るだけです。CHATTYの先生も同じようにZoomの部屋に入り、レッスンが始まります。

今後もStudyplus for Schoolとの連携を進め、学習記録の管理や授業内容の確認、カレンダー機能からの登録もできるようにしていく予定です。これにより、生徒も塾や家で、週に一度、英会話レッスンを簡単に受けられるようになると考えています。

CHATTYを通して実現したい、子どもたちの明るい未来

私たちは40年以上の塾運営経験があり、たくさんのノウハウを積み上げながらここまで継続してきました。それらを、このコンテンツを通して、塾の先生方に発信していきます。

私たちが成し遂げたいのは、子どもたちの明るい未来を作ることです。これは、教育に関わるすべての方と同じだと思います。CHATTYとスタディプラス、そして学習塾のみなさんで協力体制を作り、この理想を作り上げていければと考えています。

先生方に喜んでいただけるサービスを提供し、子供たちが将来英語を使えるようにすること、そして、子どもたちの未来を明るくするために、努力していく所存です。

ーここからは、実際に「CHATTY」を利用する「TASUKE塾」さんの取り組みをご紹介します。ー

「自分が使って楽しい」ICTツールを導入する学習塾

﨑山:TASUKE塾の﨑山です。私からは、実際に、塾でCHATTYをどのように活用しているかなどについてお話します。

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私は千葉県旭市出身で、高校3年生から家庭教師や集団・個別指導塾でアルバイトをしていました。大学卒業後は3年間、建設会社の営業職を務めました。

その後、大手個別指導塾を運営するFCの会社に就職。17年間で、300人以上いる中、全国表彰を9回いただきました。当時は、年間1000件以上の面談をしており、保護者と話す機会はとても多かったです。

2015年に独立し、東金市でTASUKE塾をスタートしました。

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こちらは、現在導入しているシステムです。Assistは、創業当時から、ウイングネットは前職の頃からお世話になっています。どのシステムもまず自分で使ってみて、面白い・楽しいと感じたら導入しています。
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当塾では小学生が少なく、特に、東金本校は50%以上が高校生です。

自立型学習塾でも無理なく成立する、手離れの良さが魅力

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当塾では、英語四技能の件や小学校での英語の授業開始などもあり、何かしらの対策を始めなければいけないと思っていました。また、小学生の生徒が極端に少ないため、なんとか新規入会を獲得したいと思いもあり、オンライン英会話を導入することに決めました。

数あるICTツールの中からCHATTYを選んだ決め手は、講師の合格率が2~3%という点です。これを保護者に説明すると、いつも驚かれます。

さらに、強力なサポートを考えるとコストも割安です。Zoomが使えるため、特殊なプラットフォームを使う必要もありません。

教科書準拠であることもポイントです。生徒が英会話を習っても、中学に入ると結局筆記試験に対応できないというのはよくあることです。しかし、教科書準拠で学べるため、こうした点もカバーできます。

また、管理に手間がかからないので、アルバイトの講師にお願いできるのも良かった点です。

塾の講師も刺激を受ける魅力的な講師陣

CHATTYを実際に使った感想としては、先生のテンションがすごく高いことです。大人しい生徒については、英会話を自走できるか心配でしたが、先生がすごく明るい方ばかりなので、生徒たちも面白がりながら活用しています。

当塾の講師にもCHATTYの無料体験を受けてもらいましたが、そのテンションの高さは彼らにとっても勉強になるほどでした。

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こちらはコロナ禍前の教室の様子です。

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現在はこのように、仕切りがあります。ここでCHATTYを使う生徒もいれば、休憩スペースで使う生徒もいます。

当塾で一番安いコースで4800円、月3回と設定しています。その他、テキスト代が6000円です。

CHATTYを必修化し業務負担を軽くしながら英語の能力を向上させる

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CHATTYを導入したのはコロナ禍だったため、まだしっかりと販促が出来ていません。しかし、今後は、グループ全体で利用者を増やそうと考えています。Studyplus for Schoolと連携していくということで、生徒が勉強した記録を保護者に確認してもらう流れを想定しています。

中学生向けには教科書準拠になっているため、将来的には必修科目にする予定です。現在は、音読などしていますが、今後はCHATTYのみの対応となり、講師の手間を減らしていけたらと思っています。英検の二次対策もCHATTYにお任せする予定です。

高校生には、大学受験に対応するため、リスニングを強化したいです。こちらもCHATTYでカバーできるようになるよう、期待しながら活用していきたいと思っています。
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