学習進捗管理と集団での個別演習を可能にする|eトレ【EXPO】~問題演習部門~

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、あらゆる産業でアナログからデジタルへの転換、サービスのあり方、働き方の見直しが迫られています。教育業界においても、少子化、採用難、地域格差、そして、新型コロナウイルス感染拡大と社会課題が広がる中で、未来の教育のあり方、先生の新しい働き方の模索が加速しています。

Studyplus for Schoolでは、教育(Education)とデジタルトランスフォーメーション(Degital Transformation※略称DX)をかけあわせた「EDX」を標語に、未来の教育のあり方、先生の新しい働き方に挑戦する教育事業者を広く発信するEdTechオンライン展示会「EDX EXPO」を定期開催しています。

ここでは、2020年11月に第二回目として開催いたしました「EDX EXPO」の様子をご紹介します。今回は、プリント学習システムのeトレの佐伯様の講演内容です。

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膨大なデータから生徒に合わせたカリキュラムを作成

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eトレを開発している、エルソフト株式会社の佐伯です。eトレを一言で表すと、集団の中で個別に演習ができるプリント学習システムです。プリント学習システムのメリットは、何度も繰り返し解くことができることです。この点は、テキストでの学習と大きく異なります。

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eトレには主に4つの特徴があり、ただのプリント学習システムやプリント出力機ではなく、様々な角度から教室運営を強力にバックアップします。

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eトレには、18万ページ、100万題の問題を収録しています。小学校1年生から高校3年生まで対応しており、小学校と中学校は主要科目の5科目すべて、高校は現代文を除いた科目すべてを網羅しています。ここに、追加ユニットという形で、英検や数検も選べるようになっています。データベースは、日々アップデートを重ねています。

スモールステップで生徒をたくさん褒められる

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eトレの使い方ですが、まずラーニングという単元の解説プリントから始めます。この内容を問題形式にしたのが、紫色のステップと書かれた部分です。これらをクリアしたら、最後にまとめのチェックプリントを解いて次の単元に進みます。

各ステップで不正解が多く不合格となった場合は、自動的にリトライ問題に進みます。そのため、きちんと理解しないまま先に進むことがありません。分かったつもりになって、定期テストで力を発揮できないという事態を防げます。

それぞれのプリントは1枚10分程度で解くことができるボリュームです。1枚に30分もかかると生徒も大変ですし、集中力も途切れてしまいます。高校生のプリントは難易度も上がりますが、それでも10~15分で解けるようになっています。

実際に、先生の間で人気なのが、一番左側にあるラーニングプリントです。これは単元ごとに要点を分かりやすくまとめたものなので、分からないことがあっても先生がすぐに教えるのではなく、一度ラーニングに戻って自分で考えることができます。この過程が、非常に重要です。

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eトレはこのようにスモールステップで進んでいくため、生徒を褒める機会がたくさんあり、教室の活性化にも繋がります。授業が1時間あればプリント4~5枚を解くことができますが、その度に先生は生徒を褒めるチャンスがあります。

先生に「すごい、頑張ったね」と声をかけられると嬉しいですし、また頑張ろうと思って成績も上がるものです。このサイクルが回ると、塾で勉強することが好きになります。実際に、1時間集中すると先生も生徒も「こんなにできたの?」と驚きます。

また、教室には「この子はきちんとやれば成績が上がるのにな」という生徒がいるかと思います。そのような生徒には、eトレを徹底的にやらせてあげてみてください。

そうすると、成績があまり良くなかった生徒だったとしても、成績UPを目指せます。生徒自身も「自分はこんなにできるんだ」と思うことができ、勉強する楽しさを覚え、周りからも「すごい」と言ってもらえます。自分も同じようになりたいと思われ、いわばヒーローになるわけです。

これで「あの子に負けないために、私も頑張ろう」と教室に活気が出てきて、保護者の口コミも広がり、塾全体の評判が上がっていきます。ユーザーの先生からも「eトレのおかげで、口コミが広がって、集客につながっています」というお話をたくさん聞きました。

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画像左下の部分は、eトレの演習風景を図にしたものです。枠内左上に先生が一人いて、パソコンとプリンタがあります。生徒は15人くらいで、学年も教科もバラバラです。一般的な個別指導では、一人の先生が指導できる生徒数に限界があります。

しかし、eトレなら先生がつきっきりで指導する必要がありません。それゆえ、先生一人でも対応できる生徒の数が増えますし、生徒も自分の目的に合った勉強をすることができます。ここが、eトレの一番の魅力です。

生徒に合わせたカリキュラムを作り成績を簡単に管理

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eトレは、生徒の学力・目的に合わせてオーダーメイドのカリキュラムを作成できます。弱点克服や定期テスト対策など、状況に合わせて必要なものを簡単に作ってあげることができます。

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こちらは、実際に使われているカリキュラムです。みなさんの塾でも「○○先生からの挑戦状」という形で、イベント性を持たせ、生徒のやる気を引き出すこともできます。

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eトレでは、生徒の点数を記録していきますが、これを元にグラフ表記の成績表を作成できます。また、月にどれくらいやっているかなども、ひと目で分かる資料を簡単に作成できます。

これらは、保護者に喜んでもらえる要素になりますし、特にグラフはパッと見て学習状況が分かるため、人気が高いです。

生徒がモチベーションを維持しやすいシステム

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eトレのメリットは、大きく3つあります。1つ目が、学力面です。各単元に大量のプリントを用意し、次々と問題を解く「わんこそば形式」になっています。先生ともコミュニケーションをとりながら進めることができるため、生徒のモチベーションを維持しやすく、教室に活気を出しやすいです。そのため、気づいたら「テストの点数が上がっていた」「知識が定着していた」という声をたくさんいただいています。

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2つ目のメリットは、学年・教科が混在する教室で、個別演習できることです。これにより人件費がカットでき、最少人数で大勢の生徒に対応できます。

また、eトレを使ってオプションコースをつくることもできるため、弱点克服コースやテスト対策コース、冬期講習、春期講習など設けるのもおすすめです。現状の月謝プラス、eトレ演習コースを取り入れることで収益化を図ることもできます。

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3つ目のメリットは、授業準備と生徒管理が楽になることです。生徒が前回どこまで進めたかや、成績情報など簡単に管理できます。

生徒は、基本的には自分で問題を解き、分からなければラーニングを確認します。それでも分からなければ先生が手を差し伸べるという流れなので、先生の負担は小さいです。高校生のコンテンツには5分程度の解説映像が付いているため、高校生は特に自学自習がやりやすくなっています。

高校生向けの映像教材も充実

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eトレには、高校生向けの映像教材を収録しています。こちらは追加料金なしで利用できます。こちらを活用すると、講師の指導負担を軽減できます。専門教科以外は教えるのが大変ですが、こうした教材があると心強くなれますし、自立型の演習を進めることもできます。

例えば、教室で問題を解いて自宅で復習する時、QRコードがをかざし、自宅で解説映像をすぐに観ることができるといった使い方もできます。

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生徒としては、音声で解説が流れるため理解がしやすく、イラストや補足資料もあるため、イメージしやすいなどのメリットもあります。

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おすすめ単元機能では、テストで不合格だった単元にフォーカスし、その内容を振り返ることができます。こちらは好評で、リトライしてもなかなか合格できない時、おすすめ単元を選ぶことで簡単に領域的な振り返りができるとの声をいただいています。

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生徒はできない問題が続くと自信を失ってしまいます。そのため、復習として一度勉強したところに取り組ませ、自信をつけさせることが重要です。そのようなシーンでもこちらは役立ちます。

eトレは全国7000教室で導入実績があります。新しい機能が追加されるなど
、常に進化を続けておりますので、どうぞご期待ください。

Studyplus for Schoolと連携させeトレの効果を高める

株式会社スタディプラスの宮坂です。ここからは、eトレとStudyplus for Schoolの連携についてご紹介します。弊社では、Studyplus for Schoolを導入していただいている先生方にアンケートをお願いしているのですが、その中で「eトレと連携してほしい」という声を非常に多くいただきました。それがきっかけとなり、この度、連携が実現しました。

eトレは、単に生徒がプリントを解いて終わりではなく、点数の記録をつけることができます。それをもとに、生徒情報を管理できますが、このプリントの点数をStudyplus for Schoolに同期できるようになっています。

eトレとStudyplus for Schoolは、非常に相性が良いICTツールです。Studyplus for Schoolを使えばいつでも生徒と繋がれるのですが、「本当に常に繋がっているのか」と思うことがありました。インターネット回線を通しているため、対面での直接のコミュニケーションは保証できないからです。

また、Studyplus for Schoolに限らず、どんなICTツールでも導入しただけで終わってしまうことが多いです。実際に、上手く活用するには、コミュニケーションを心掛けていかなければなりません。そこで、私たちはよく先生方に「毎日いいね1件くらい送りましょう」とか「週に1回か隔週は、対面で学習記録を一緒に見ましょう」とお伝えしています。

ICTツールを導入するということは、タッチポイントを設計することが非常に重要です。この点で、eトレはとても分かりやすくタッチポイントを作ることができます。生徒がプリントを解いたら先生が確認して、「できたね」と褒めることができます。また、併せて、「Studyplusを見せてごらん。すごく勉強しているね」と、Studyplus for Schoolのチェックをオペレーションに組み込むことでタッチポイントをより増やすことができるようになります。そういう意味で、この2つの相性はとても良いです。

私自身、塾に入るまで本当に勉強できず、塾に通って人生が変わりました。今は、一つの教室で先生がワンオペで20人くらいを指導しなくてはいけない状況も増えています。その中で、eトレの価値は高いですし、Studyplus for Schoolでもお手伝いしながら、より素晴らしい塾が全国に増える一助になれればと思っています。

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