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≪高校継続事例≫後のコミュニケーションこそが、「高校継続」につながる秘訣|明光義塾マイスタ【オンライン勉強会】

Studyplus for School事業部では定期的に、様々な塾の先生方や教育業界の方を講師にお迎えし、塾運営のノウハウやStudyplus for School運用のコツなどについて、オンライン勉強会を行っています。

今回は、新年度を迎える際にテーマの一つとなる「高校継続」について、明光義塾マイスタの石川先生にお話いただきました。その模様をお伝えします。

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面談を通して学習管理を行う自立型自習室

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明光義塾マイスタの石川です。私は大学卒業後、地元の山口県で合同会社Next Educationに就職しました。

会社の経営理念は、「元気・感動・つながりを通じてお客様のトータルライフプランを提供し実現する」と「従業員の物質的充足と精神的充実を目指す」の2つです。

塾を評価をするとき、成績が上がったか、志望校に合格したかという点は重要です。しかし、それ以外にも、教室長の熱意が伝わったかや、生徒は講師と話していて楽しかったかなども大切だと思っています。そのため、「元気・感動・つながり」を重要視しています。

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会社としては、明光義塾の運営の他、小学生から高校生までを対象とした個別指導、高校生を対象としたMy Study Roomという自立型自習室の運営、小学生向けのそろばん教室の運営などを行っています。今回は、私が担当しているMy Study Roomを中心にご紹介していきます。

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My Study Roomは、私が入社した年にスタートしました。当時、明光義塾に通っていた高校3年生に、「自立自習コースができるからやってみないか」と声をかけ、14人でスタートしました。現在は、高校1年生、高校2年生、高校3年生合わせて24人います。今後は、30人以上を目指しているところです。教室には、自習スペースや質問スペース、自分専用の席などがあります。

My Study Roomでは、自立型自習室というコンセプトのもと、志望校や模試での偏差値などの目標を定め、生徒と毎週面談を実施しています。面談では、その週にやることを決め、範囲に合わせて小テストも行います。面談で決めたことができたかどうか、Studyplus for Schoolでチェックしながら学習管理も行います。

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また、プランニングシートというものを併用しています。ここに、今週の目標や勉強予定時間を書いており、画像の左側が、実際に書いている内容の一例です。

初めのうちは、生徒がなかなか記録をしてくれず悩みましたが、スタディプラスの方に相談し、プランニングシートなどの活用方法を教わり、今では、勉強したら記録する習慣が定着しました。

高校生の場合、生徒は満足してくれていても、保護者から、「家では勉強の話をしてくれないから、何やっているか分からない」との声をよく聞きます。そこで、Studyplus for Schoolのカルテ機能に情報をまとめ、LINE連携機能を用いて、「今週はこういうことをやっていきます」と送信するようにしています。

Studyplusへの勉強記録率UPの方法

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スタディプラスの調査から、この5点のルールを実行している塾は、Studyplus for Schoolの記録率が高いということが分かっていますが、私たちの教室で実行できているのは、3番と4番です。

2番については、勉強記録のチェックはしていたものの、毎日コメントは返すことができていなかったため、なるべく「いいね」だけでも反応するよう気をつけるようになりました。

1番の教室のルール設定や、5番の学習時間ランキング掲示はできていなかったため、新しくPDCAシートというものを書いてもらうことにしました。

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PDCAシートには、その日の勉強計画や、実際にできたことなどを生徒が記入します。このシート内に、「Studyplusに学習記録をしましたか?」というチェック欄を作ることで、Studyplus for Schoolへの記録が教室のルールになっているかどうかが分かりやすくなりました。

実際に、教室で勉強した分については、記録率がほぼ100%になりました。自宅学習についても、だんだんと記録率が高まっており、高い状態をキープできています。

中学3年生との接点を増やすため行った工夫

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My Study Roomには、2020年度の時点で高校3年生13人と高校2年生3人が在籍しています。外部から新たに生徒を獲得する戦略も立てていたのですが、今回は、中学校3年生からの継続についてご紹介します。

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中学校3年生には、11月から月2回、「高校入試突破ゼミ」というものを行っています。明光義塾の教室は複数ありますが、中学3年生を1つの教室に集めて勉強をする受験対策会です。

「高校入試突破ゼミ」では、高校入試問題や模試を解いていき、その結果に応じて面談を行います。私はずっと高校3年生を指導していたため、中学3年生の生徒との接点を増やしたい狙いがありました。

しかし、月2回ではなかなかコミュニケーションが取れません。そこで、中学3年生にもStudyplus for Schoolを導入しました。これにより、「高校入試突破ゼミ」以外の時間でも「いいね」やコメントでやり取りができるようになりました。

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しかしながら、導入当初は、記録が定着しませんでした。そこで、勉強時間ランキングをつくり、毎週更新し、面談で記録をつける意味を話すなどの工夫を行いました。さらに、記録へのフィードバックなどもすることで、定着するようになり、今では多くの生徒が記録してくれています。

受験後もコミュニケーションをとることで「高校継続」につながる

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1月には、生徒アンケートを実施しています。その後、冬期講習の面談で、1月から3月までの計画を立てます。例えば、受験までは週3回授業を受け、受験後は週1回にするなど決めています。

この面談をする時点で、「受験後の授業は結構です」と言う保護者は少ないため、割と多くの生徒と受験後も関わりを持つことができます。また、3月はどこで授業をしたいか、高校に入学しても通いたいかどうかなどもアンケートでヒアリングします。

基本的に、アンケートを集めた後の営業は、あまり行っていません。「高校生になっても続けてやっていこうよ」という話はしますが、受験に対しての応援を中心に行なっています。

受験後は、面談で事前に決めていた授業を行います。ここで初めて、春期講習の参加を促しています。受験前は、「高校入試突破ゼミ」で「高校になっても同じように勉強できるんじゃないか」、「今、高校生はこういう風に勉強しているんだよ」など、大学入試の話をしています。営業というより、高校でも勉強を続けていく必要があると思ってもらうための種まきのようなものです。

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生徒が春期講習に参加しても、まだ安心できるわけではありません。高校1年生は部活が忙しくなったり、2年生になってから頑張ればいいと思い始める生徒がでてくることで、4~5月の退会率が高くなるからです。そのため、引き続き生徒としっかりコミュニケーションすることが非常に重要です。

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こちらは、「高校継続率」の数値で、防府グループとは明光義塾の3教室のことです。例年は、約40%程度でしたが、Studyplus for Schoolを利用し、「高校入試突破ゼミ」を受講した生徒に関しては、約60%となりました。継続が難しいくらい遠方の高校に入学した生徒もいるため、実質は70~80%になります。

継続する生徒の特徴は、勉強に関して前向きということです。初めは、継続しなさそうだなと思う生徒でも、面談を繰り返し、接触頻度を高めることで、「やっぱり高校でもやりたい」と思ってくれるようになります。

コースづくりを工夫し高校入学後の通塾イメージを与える

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実際に、Studyplus for Schoolを使った事例についてご紹介します。Hさんは、勉強が丁寧ですが、あまり勉強効率が良くない生徒でした。Studyplus for Schoolに記録をつけるようになってから、「このページに2時間かけているのは、時間がかかりすぎだね」と具体的に指摘できるようになりました。このおかげで、本人は、時間を意識することができるようになったと言っています。

Studyplus for Schoolは自分の勉強時間や効率が目に見えて確認できることがメリットです。明確な情報があれば、生徒も反発することなく、「ここは意識していこう」と思うことができます。

Oさんという生徒は、面談でもあまり自分から話してくれないタイプでした。しかし、Studyplus for Schoolに、「今日は学校でこういうことがありました」など書いてくれ、それにコメントをすると、さらに返信をしてくれました。これにより、今までよりもたくさんコミュニケーションを取ることができ、より良い関係を築くことができました。

他にも、Studyplus for Schoolによって勉強時間を意識する生徒が増えました。また、ランキングを掲示することによって、勉強に対して前向きになり、「どのくらいの時間、勉強すればいいですか?」「どのくらい勉強すれば何位になれますか?」など質問をしてくれるようになったため、勉強記録のランキングを掲示し良かったと思います。

ある男子生徒は、中学生の時点で、「Studyplus for Schoolで記録をして、それをもとに面談する」というサイクルが確立していたこともあり、「高校でもMy Study Roomで同じようにできるかな」と話してくれました。高等部と中等部がある塾では、似たようなコースを設けてあげると、高校でもこのまま続けていけるというイメージが湧きやすくなります。

「高校継続」のカギは受験後にあり


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中学3生との接点を増やすために、8月から「高校入試突破ゼミ」を行おうと考えています。そこから12月までは、面談の中で、「高校生も同じように勉強しているんだよ」など話そうと思っています。12~1月に生徒アンケートをとり、受験後にも週1回は通塾するシステムできればと考えています。

春休みには、春期講習で予習をしたり、宿題を早めに終わらせたりします。4月からは早めに定期テスト対策を行い、できる限り毎日塾に来るよう声掛けします。

受験後も生徒と繋がっていることが、「高校継続」の鍵です。この期間に来てもらうことができれば、「高校に入ってからも頑張ろうよ」と声掛けすることができます。受験後の生徒との関わりがなく、悩んでいる先生方がいれば、通塾する仕組みを検討してみると良いのではないでしょうか。

検定関係を受けてもらうようにするのも、通塾頻度を高める一手です。例えば、英検取得を目指して勉強計画を立ててあげれば、その途中で塾をやめる選択肢も出にくくなります。

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今後の改善点としては、スマホの未所持により記録がつけられない生徒への対応です。SNSやStudyplusなど、アプリを制限している保護者もいらっしゃいます。そういった場合は、こちらでタブレットやパソコンを貸し出し、教室でログインできるようにしていこうと思います。

また、今までは進学校を目指す生徒に限定してStudyplus for Schoolを利用をしていましたが、今後は、就職志望の生徒などにも活用していこうと考えています。就職するにあたり学校の成績は大切なため、高校進学後もコミュニケーションをとりながらモチベーションを保てるようにしたいと思います。

そして、中学3年生の保護者への関わりを増やしていく予定です。地域柄、明光義塾に高校生が通うイメージがなく、高校入学後は、大手予備校に行くものだと考えている方がたくさんいます。そのため、高等部がしっかりと運営されていることなどを、LINE連携機能を使い、お伝えしていこうと思っています。

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最後に、私たちが「高校継続」において大切だと思うことを3つにまとめました。

1つ目は、生徒とのコミュニケーションです。関わる頻度を高めて、生徒としっかり繋がりること。そして、通塾やStudyplus for Schoolへの記録が生活の一部になり、楽しんでもらえること。こうした条件がそろえば、高校生になっても続けていこうと前向きに考えてもらうことができます。

2つ目は、高校でも続けて頑張っていこうという意義づけをし、このままできそうという期待感を持ってもらうこと。面談で、「高校に入ったらこんな感じで勉強しようか」というような話をし、入学後も頑張っていけると感じてもらうようにしています。

3つ目は、生徒をこの先も見ていきたいという私たちの想いです。私は営業が苦手で、「高校でも継続していこう」と言うことすら、営業活動になると感じて言いづらかったです。しかし、これを社内で話した時、「生徒の将来を考えるなら、継続して勉強してもらった方がいい。だから営業だと思わなくてもいい」と言われました。これがきっかけとなり、今は、生徒を指導したい想いを大事にした声かけを行っています。

これらの3つが「高校継続」において重要だと考え、今後も気をつけていこうと思っています。

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