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先生の「できること・できないこと」を整理してサポートする|成績Apシステム【EDX EXPO】

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、あらゆる産業でアナログからデジタルへの転換、サービスのあり方・働き方の見直しが迫られています。教育業界においても、少子化、採用難、地域格差、そして、新型コロナウイルス感染拡大と社会課題が広がる中で、未来の教育のあり方・先生の新しい働き方の模索が加速しています。

Studyplus for Schoolでは、教育(Education)とデジタルトランスフォーメーション(Degital Transformation※略称DX)をかけあわせた「EDX」を標語に、未来の教育の在り方・先生の新しい働き方に挑戦する教育事業者を広く発信する取り組みを行っています。

そして、この度、未来の教育のあり方・先生の新しい働き方を語る上で外せない、デジタル教材のオンライン展示会を開催することになりました。今回は株式会社TripleWinの長澤代表取締役(以下敬称略)、翔優館の秋間先生(以下敬称略)にお話をお伺いします。

「成績Ap/教科書ナビ」について

長澤:株式会社TripleWinの代表取締役の長澤です。今回は翔優館の秋間先生と一緒にお話していきます。Triple Winは2009年に創業し2年後に法人化して、今10期目を迎えています。

私はもともと生徒数1500人くらいの大きな塾で、高校生指導をしていました。その後、当時のノウハウや人脈を活かして高校生向けのコンテンツサービスを開発、今は全国の学習塾に向けて高校生部門の運営サポートをしています。

特別回オンライン指導情報共有会資料(成績Apシステム長澤様)_2020519-01

私たちのサービスは、大きく3つあります。「教科書ナビ」という定期テスト対策型のサービスを全国で展開し、神奈川では同じサービスを「成績Apシステム」というブランド名で展開して、直営教室も持っています。

そして、質問対応サービスの「写メQ先生」。さらにこの春リリースした高校3年生の受験対応型の高校部を作る「RATIO」があります。本日は「成績Ap/教科書ナビ」についてご紹介します。

塾業界の状況と推薦系入試の実態

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塾業界において高校生のゴールは大学受験ですが、大学進学率は10~20年前に比べてかなり伸びています。私は30年ほど前に大学を受験しましたが、当時は30%くらいが進学していました。それが今では50%を超え、首都圏に限れば6割近くになっています。

その一方で、少子高齢化で子どもの数は減っているのも事実です。つまり、30年前には進学しなかったような子たちも進学を目指しています。しかしそういった生徒たちは、偏差値65を超えるような同級生に試験で勝てません。ではどうやって進学しているかというと、推薦系の入試方法を選択しているのです。

推薦系入試の情報は、一般入試の情報と違い公に出ていないこともあります。たとえば九州地方では、ネットで調べる限り、福岡大学経済学部は定員660人に対して推薦枠90人ほどで、割合は14%と小さく見えます。しかし指定校推薦の枠は公表されておらず、それを足すと4割になるのです。他の近隣大学の経済学部も、北九州市立大学(公立)で50%、西南学院大学で35%が推薦枠です。

こういった情報を知らないまま一般入試だけ受けようとしているのが現状ですが、きちんと推薦系入試について知っておけば、その生徒の実力に見合ったやり方で進学の選択肢を広げられます。

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また一般入試では、これから調査書を活用するという流れになってきています。また、推薦系入試でも学力検査を必須化され始めています。センター試験も廃止になっていくなかで、今後の大学受験は学習の積み重ねや明確な目的意識が重視されるように変わっていきます。

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続いて塾の市場を考えてみると、現在、中3生の通塾率は6割ほどで首都圏では7割を超えています。しかし高1・2生では2割を切っています。つまり、中3の時に塾に通っていた生徒のうちの3人に2人は、高校に入ったら塾をやめるということです。

しかし大学入試改革を鑑みると、これからはこの高1・2生に通塾圧力がかかっていきます。トップ層の子はすでに通っているので、これから増えてくるのは中堅くらいの学力の生徒であることが予想されます。

学習塾が目指すべき高校部の方針

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こうした中で、どういう高校部を作ればいいのか考える必要があります。予備校なら一般試験のためにひたすら勉強することになりますが、塾の場合推薦系入試の選択肢も考える必要があると思います。特に中堅くらいの生徒にとって、高3に進級した時に様々な選択肢が残っていることが重要です。

そのためには1・2年の間にしっかり勉強して、学校の成績を確保していなければなりません。学習塾では、そのための指導をすることが大切だと思います。

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ターゲットについても考える必要があります。その地域のトップ層の中学生は、地域でナンバーワンの大手進学塾に通うことが多いです。なのでそれより規模の小さい塾では、トップよりも下の子たちに焦点を当てた高校部を創り、自塾の中3生をしっかり高校部に継続させるべきです。

受験対策だけをメインにするのではなく、定期テスト対策に軸足を置いて、すべての生徒に対応できるようにする…すなわち、しっかり定期試験で結果を出すサポートをし、学習のモチベーションを継続しつつ、高3生になったときに受験の選択肢を広く残してあげる、こういった指導が良いと思います。

高校部運営の課題と「成績Ap/教科書ナビ」

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どういう高校部を作ればいいかがわかっても、実現するためには上記のような課題があります。こうした部分を解消するのが、私たちのサービスです。

「教科書ナビ・成績Apシステム」には高校別の対策ができる映像授業をご用意し、定期試験対策ができるテストもあります。「写メQ先生」で生徒からの質問を全て対応し、小論文や志願理由書対策もカバーします。

高3生に使えるのが大学受験指導の経験がなくても指導ができる「RATIO」というサービスです。これらを組み合わせれば、高1から高3までしっかり自塾で面倒が見れる体制を構築できます。

実際のところどのように運用されているかは、翔優館さんにお話をお願いします。

翔優館について

秋間:翔優館の秋間と申します。始めに自己紹介をさせていただきます。

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神奈川県の集団授業の大手学習塾に13年勤めた後、共同経営で個人塾の集団指導を行いました。2016年に一人ではどのくらいできるかチャレンジしたく、独立。今年で5年目です。集団指導や個別指導、自立指導を経験しました。生徒は小1から高3までで、講師は大学生ですが、これは卒塾生が来てくれています。

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塾では、アナログだけでは限界があるということで「成績Apシステム・教科書ナビ」やStudyplus for School以外にも様々なツールを使っています。中学生で「Assist」を利用し、高校生になったら「成績Apシステム・教科書ナビ」を使うという流れです。早いうちからデジタル教材を使っていると、慣れると思います。

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塾では「考える力を育てる New Style 学習塾」をテーマにしており、思考力・判断力・表現力を用いて自ら考え表現する力を養うことを大切にしています。この実現はやはりデジタルだけでは難しく、アナログな指導も必要です。

そこで注力しているのが、探究型の教育。次世代型キャリア教育「ENAGEED」を使って、未来をデザインしていく時間を中1~高2生に取り入れています。これらを通して、最終的には社会で活躍できる人材を育成したいという思いです。

翔優館での授業

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小学生はデジタル教材を使いこなすのはまだ難しい部分があるので、比較的アナログなスタイルで授業をしています。中学生はAssistの教材を使い、集団+個別+自立という複合的な形の授業です。それに加え、ENAGEEDを使った授業もします。

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高校生の指導は、大学入試改革が始まるにあたり需要が高まると思います。高校生指導はハードルが高いと思われがちですが、うちのような小さい個人塾でも可能です。幅広く挑戦するととパンクしますが、やりきるためには、自分でできることとできないことを分類すれば無理はありません。私ができる部分、学生講師がやる部分、そしてデジタル教材が担当する部分を分けていく必要があります。

塾では高1・2年のうちに学習習慣を身につけさせることを重視しています。高3になって急に受験勉強しようとしても難しいので、早めに身に着けて学校の授業が分かるという形にします。その上で、高3になったときにそれぞれの進路に合わせた指導をしていけばいいのです。

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こうした考えのもと、現在は上記のような形で指導しています。高1・2年のうちに「成績Apシステム・教科書ナビ」を使って学習習慣をつけさせ、学校の定期試験で点を取ります。そして、一般受験をする生徒は専用のコースにシフトするという流れです。こちらは学習管理型のコースで、Studyplusを使っています。

「成績Apシステム・教科書ナビ」の導入と効果

「成績Apシステム・教科書ナビ」の導入についてご説明します。翔優館ではもともと、数学のみを指導していました。当時は単科1科目指導なので、数学を使わない生徒は途中で辞めていきます。できれば高校1~3年生までうまく指導したいと思っていたところ、長澤さんと出会い「成績Apシステム・教科書ナビ」を知って、導入しました。

【第2回成績Apシステム】翔優館秋間先生-09

実際に使い始めてみると、中学部から高校部へに継続する生徒が増えました。すると中学生は高校生が勉強している姿を普段から見えるようになり、「高校生はこんなに勉強しないといけないのか」と思い、継続率がさらに高まりました。

数学以外の科目を教えられるようになったのも、大きな変化です。英語と数学をメインにし、専門外の科目で質問があっても写メQ先生で対応できるようになりました。高校生の定期試験対策もこれまでやっていなかったので、成績Apを使って対策できるようになってよかったです。

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「成績Apシステム・教科書ナビ」を使った授業は、大きく3つのパートに分かれています。まず通常授業では映像を視聴して、テキストで問題演習を進めます。いつ映像授業を見るか、特に指定はしていません。生徒には自ら勉強してほしいという思いがあるので、最低でも週2回は観るようにだけ言っています。

しかしそうしたやり方だとうまく進められない生徒もいます。そのために行っているのがカウンセリングです。コースによって異なりますが週1回~月1回面談して、どういう風に進めていくか話します。面談は前もってGoogleカレンダーに入力してもらいます。

【第2回成績Apシステム】翔優館秋間先生-12

当日はStudyplusのアナリティクス機能を使って進捗を確認します。そしてプランニング機能を使って、具体的にどの教材をどうやっていこうかを決めていきます。どの教材を使っていくかは私からいくつか示し、「あとは好きな方を選んでいいから、本屋で見てみて」とアドバイスします。

定期試験対策として、2週間前までにテスト範囲の映像授業をすべて終了するように言っています。2週間前からは英語・国語では成績Apの対策問題を解いてもらい、数学では学校の教科書に合わせた問題集を何周もさせて、試験を迎えるというサイクルです。

【第2回成績Apシステム】翔優館秋間先生-13

教室にはStudyplusのアナリティクス画面をランキング形式で掲示しています。誰がどのくらい勉強しているかわかるので、生徒はこれを非常に気にしていて刺激になっているようです。

長澤:塾の先生は生徒指導に自信があるからこそこのお仕事をしているので、自分で指導できることとできないことを整理するのが苦手な方も少なくありません。そのため、映像教材を取り入れても自分で教える方がいいのではないかと思って、任せきれず中途半端に終わってしまいます。

そういう中で翔優館さんは「ここはできないところだから、コンテンツを使おう」という判断がとても早く、ここまでご活用いただけていると思います。

オンライン指導について

秋間:緊急事態宣言が出された頃は、どの塾もオンライン指導をしていてZoomなどを活用していました。ただし、オンライン一本でやっている塾は少なく、オンラインとオフラインのどちらも活用しているところが多いと思います。

オンライン自習室はやってみて良かったので、今後も毎日ではなくてもポイントごとに形を変えてやってみようとと思っています。このように今まで当たり前だった形が変わっていく環境は、映像教材を取り入れるのにいいタイミングなのではないでしょうか。

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