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オンラインでのコミュニケーションを効果的に行うポイント|藤井セミナー川西教室【オンライン指導情報共有会】

新型コロナウィルスの感染拡大により、学習塾業界は教育サービスを提供できず、事業の継続が困難となるリスクが発生しています。これを防ぐために急速に高まっているのが、オンラインでの指導体制の整備の重要性です。

新型コロナウイルス感染拡大の深刻化、そしてオンライン指導に関する事例が少ないことを受けて、Studyplus for School導入校で既にオンライン指導に取り組まれている方々にご協力いただき、オンライン指導に関する情報共有会を開催しています。ご興味がある方は、こちらからお申し込みください!
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第3回は藤井セミナーの丑田先生にお話を伺いました。

藤井セミナー川西教室について

藤井セミナー川西教室の丑田です。兵庫県川西市出身で、もともとはうちの塾に生徒として通っていて、大学時代はアルバイト、その後社員として勤務しています。

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うちは、英語長文読解を指導の中心とする大学受験塾です。平成元年に神戸で始まり、地元密着型の塾としてコツコツやっています。藤井セミナーというブランドは関西に8教室、関東に3教室、宮崎に1教室あります。関西の教室のうち川西教室、三田教室、逆瀬川教室の3教室を、社員5名と大学生スタッフで運営しています。

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うちで人気なのは、週1回の英語長文の授業15,000円で自習室は使いたい放題という形でやっています。指導形態は、藤井セミナーという名前の集団授業と、昨年度から始めた自立型の個別指導のFsemiのというコースがあります。

集団授業で教えるのは、英語長文の読解や歴史科目、国語の授業など。元々私立文系に強いと言われていて、1クラスの生徒数は10~15人ほどです。

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Fsemiαでは専用自習室での学習管理をしたり、Studyplus for Schoolやベリタスアカデミー、学びエイドなどICTツールを導入したりしています。隔週で教室長の私と生徒が喋る機会を設けており、それに加えて今年から、大学生のチューターと毎週チュータリングをしています。


利用しているICTツールと機材

うちでは色々なICTツールを利用しています。Studyplus for Schoolは学習管理のためのものですが、私たちとしてはコミュニケーションツールとしての側面が一番強いと思っています。

ベリタスアカデミー学びエイドは映像教材で、苦手教科の学習やテスト対策に使っています。入退室管理請求書発行に使っているのがcomiruです。Zoomオンライン授業や面談などで利用しています。

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使っている機材は、まず「ノートパソコン」。私は元々13万円だったDELLの製品を、セールで8万円で買いました。あまりにも安いパソコンだとオンラインの処理が難攻するので、少しだけ価格の高いものを選んでいます。

次に、「ヘッドセット」です。マイクの集音性に優れているので、ゲーミング用のものを使っています。マイクは非常に重要で、例えばiPhoneで撮影していると音が途切れることもあるんです。これから導入される先生は、ヘッドセットではないにしても、マイクは利用するのがおすすめです。ちなみに私は、Amazonで9800円で購入しました。

それから、「ペンタブ」。5000円ほどのもので、オンライン授業をやるにあたり購入しました。まだ使いこなせてはいないのですが、色々書くことを考えるとあった方がいいと思います。機材費用の総計は10万円弱です。このくらいであれば、1,2日である程度整うと思います。

コロナ騒動前にICTツールを導入した理由

コロナ騒動がこれほど大きくなる前からICTツールを導入していましたが、実はうちは元々ものすごくアナログで、紙とペンだけでやっているような塾でした。しかし1年半前、講演会でユニバースクールの湯浅先生と天野先生の講演会を拝聴して、衝撃を受けたんです。「ICTを使ったら塾が良くなる、これが本物のIT革命や!」と思いました。

その後塾の見学に伺い、想像していた「イケイケ感」のある塾ではなく、まさに自分たちがやりたい塾だなと感じたんです。特に印象的だったのが、「生徒一人ひとりの情報がしっかり把握され、整理されている」ことと「コミュニケーションがすごく密」なことです。誰か一人でも勉強できていなければ、すぐに気がついて連絡をとれるところは、アナログにはできないすごいところだと思いました。

結局、ICTツールを一気に導入するとなると30万ほどかかる試算になったのですが、社長に掛け合って導入しました。

コロナ騒動後のオンライン対応とスタッフの役割分担

今は5名の社員で回しているのですが、それぞれタイプが違うので得意な面を活かした仕事の割り振りをしています。私は枠組みの構築をする、いわば参謀のような役割です。それからゲリラ的に「勉強せなあかんねんぞー!」と、いわばガヤのように言って生徒のやる気をアップさせるための配信を行います。

集団授業に関しては、担当してくれている先生が優秀で生徒の評判もいいこともあり、私は雑談の部分を意識して強化しているんです。コミュニケーションが対面でできない分、課題を感じるところもあるので、ガヤや雑談を重視しています。

スタッフの中に子育て中の先生が2名いるのですが、その方々には経理関係や保護者向けの連絡をお願いしています。公式LINEを使ったり、緊急事態の対応として電話をかけてもらったりもしています。

完全在宅勤務の社員は、自宅から英語長文授業の準備から配信まで担当。また、朝の会を担当している先生もいます。これは毎朝8時にZoomで全員集まって、その日の目標などを話してもらうというものです。生徒は朝早くから起きて勉強しないといけないとは思うのですが、私は早起きが苦手なので本当に助かっています。

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大学生チューターには、生徒にメッセージを送ってもらっています。こちらでコメント内容を決めるのではなく、「マシュマロを投げてください」という風に指示しているんです。マシュマロというとふわふわした印象があると思うのですが、そのイメージのような優しいコメントをしてもらっています。

今は生徒たちも心が疲れているので、厳しいことを言ってしまったらしんどいと思うんです。だからこそ、柔らかいコメントをお願いしています。

オンライン指導が始まったことにより、関西の3教室それぞれで先生やチューターが行っていたことが、一つに集約される形になり効率がよくなったという所感です。


オンライン授業のやり方とメリット

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コロナが拡大して「通塾したくない」という声が出てきたので、Zoomを使ったオンライン授業を始めました。最初のうちは英語長文読解の教材を郵送で送って解いてもらっていましたが、今ではgoogleドライブで共有したり、セブンイレブンのプリンターを使って印刷してもらったりしています。

生徒は事前に解いたものを手元において、オンライン授業に参加します。こちらが一つひとつ解説していくのですが、この時PDF化した教材を画面に映して、カラフルに線を引きながら話します。ちなみに英語はPDFをつかっていますが、社会のオンライン授業ではパワーポイントを使う予定です。

また、生徒の答案を写真に撮って、LINE公式アカウントに送ってもらい私たちが採点するということもやっています。授業は一度に30~40人が受講しているので、質問対応は事後に行っています。LINEで送ってもらって、それに返信する形です。

オンライン授業のメリットは、Wordやブラウザを共有することで教材を一気に生徒に見せられること。私はオンラインツールの技術がなかったので、まだペンなどは使わず、画面共有をメインにしています。例えば英語長文の中でシェイクスピアが出てきたとき、シェイクスピアをよく知らない生徒がいても、ウィキペディアを見ながら話せるんです。

それから面白い写真をだして、ちょっとしたボケも挟みながら授業が出来ています。今のところ、それが生徒から「面白かった」と言ってもらえていて好評です。


オンライン面談のやり方

オンライン面談にはZoomを使っており、教室でやっていた時と変わらず行えています。内容としては、実際にStudyplus for Schoolのアナリティクス画面を見せながら、科目のバランス感を見て「こういう風に勉強を意識していこうねと」と話すような形です。

例えば高2生と面談するときに高3生の画面をみせて、「先輩はこんな感じで勉強してるよ、頑張らなきゃいけないね」と話ができるのはいいかなと思います。

面談時間の設定はLINEで時間帯を希望してもらい、1時間の枠ごとにZoomのURLを一人ずつ送ってやるというやり方です。面談は、普段は2週間に1回やっていましたが、休校期間中は毎週に増やしましたお互い画面に集中しながら面談できているので、本当にいい話ができています。

オンライン指導後の料金体系と生徒からの評判

オンラインに切り替えてから、月謝は一切変えていません。すべての授業がオンラインに振り替えできているので、問題はないと思っています。

今後、例えばZoomに接続できない生徒が出たとしても、動画をYoutubeアップロードしてそれを見てもらうといったこともできます。そうしたフォローアップができるなら問題ないと判断し、通常通りの料金体系のままです。

むしろ問題ないどころか、実は「オンラインの方がいい」という生徒もいるほどです。自習室が使えないのは辛いけれど、授業に関してはオンラインでいいと。このように評判がいいので、休校が続く限りはオンライン授業を続けていこうと思っています。

オンラインで生徒と上手くコミュニケーションをとるポイント

オンラインツールは色々と種類があって初めは大変だと思いますが、慣れれば生徒とのコミュニケーションの質がものすごく上がります。今の生徒たちはデジタルネイティブ世代なので、ICTツールを使ったほうがむしろコミュニケーションがよく取れるんです。内向的な子も多いので、対面よりもStudyplusを通した方が話してくれることもあります。

コロナにより対面で接することはなくなりましたが、オンラインツールを使って「いろいろ大変だけど、この時期は周りと差をつけられるチャンスだから頑張ってね!」というコミュニケーションが生まれていてよかったです。

また、私は以前アイドルオタクをしていたのですが、オンラインでのコミュニケーションでは当時の経験を活かしています。例えば、推しているアイドルがTwitterでレスポンスをくれると、すごくモチベーションが上がるんですね。これはランダムでもらえた方が上がるので、私もStudyplus for Schoolのコメントやいいね!を、ランダムでやるようにしています。特に「最近コメント返してないな」という子にいいタイミングで書き込むのがおすすめです。

それから、配信であえて生活感を出すことで人気が出たアイドルもいました。なので私もZoomをするときは、あえてもこもこのパジャマ着て生活感を出しています。

相手の情報を覚えておくということも大切です。自分が推しているアイドルにコメントして、その情報について返信してくれると嬉しく思います。だから生徒が前に言っていたことを覚えておいて、後から話題にしています。また生徒が話していた私生活のことを保護者の方に話すと、「先生、こんなところまで知ってくださっているんや」と思ってもらえるんです。

アイドルが自分を見てくれている、というのもオタクにとっては気分が上がることなので、それも応用します。例えば勉強に関する話をしているときに、ふと「部活の総体はなくなったん?」といったり、「卓球部総体なくなったって聞いたけど、どう?」とコメントを入れたりすると効果的かなと思います。

本人からのコメントだけでなく、他者の視点を入れることも効果的です。私が生徒と喋っている時に、「〇〇先生がめっちゃ頑張ってるねって言ってたよ」と言ってあげると、かなり喜んでもらえます。

何かあったときに大げさに喜ぶというのも大切です。S1グランプリという、Studyplusが主催する、塾ごとの勉強時間対抗戦で上位に入ったときは、少し大げさなくらいしっかり喜びました。

オンラインコミュニケーションで「勉強せい、勉強せい」と言うのも大切ですが、それだけでなく、アイドルオタクの時の経験を活かして工夫しています。

オンライン指導は慣れるまで数をこなすことが重要

オンライン指導を始めることに、初めはすごく不安がありました。しかし実際にやってみて慣れてくると、もう大丈夫だなと思えます。そこまでいくためには、初めにとにかく数をこなして、何度かチャレンジしてみることが大切です。これから始める塾では不安な先生もいると思いますが、頑張ってやってもらえたらと思います。

コロナに関しては、以前想定していた最悪の事態が現実になってきていて、もういつ収まるかはわかりません。だからこそオンラインのコミュニケーションや授業を、楽しんで前向きに捉えていく意識が必要だと思います。

以前は私一人がStudyplus for Schoolの管理をしていてしんどい部分もあったんですが、今はスタッフのみんなと、一緒に盛り上げていこうとやっています。それで面白さを感じるようになってきたので、スタッフさんがいる塾であれば、みんなで話しながらできたらいいと思います。

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オンライン指導会は、今後継続的に開催していきます。ご興味のある方はこちらから詳細をご覧いただき、ぜひお申込みください。

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