差別化と優位性
本記事は、音声プラットフォーム「stand.fm」で配信した内容を記事にしたものです。音声で視聴される場合は、こちらからアクセスしてください。
こんにちは。スタディプラスの宮坂です。
今回もstand.fmで配信していきたいと思います。
前回の配信で、「教育とICTの未来」というお題でお話しさせていただいたんですけれども、その配信の中で、これまではICT、デジタル教材、EdTechの部分で差別化、優位性になっていたところが、どんどん人間的な部分が差別化・優位性になるという時代に回帰していくんじゃないか、というようなお話をさせていただきました。
というところで、ちょっと今回は、スタディプラス、特に私が考える差別化とか優位性についてお話しできればなと思っています。
今回は学習塾というよりは我々のようなスタディプラス、IT企業としての話になってしまうんですけれども、参考になればなと思います。
やっぱり、インターネットとかSNSで情報がどんどんアクセスできる時代になっているので、差別化が難しい時代だと思うんですよね。
たとえば、僕たちのStudyplus for Schoolっていうプロダクトを他社の競合が見て真似るのがすごい簡単な時代だなと思います。
なので模倣されるリスクが高いんですよね。高まっている。
で、そんな時代ですから、模倣されたら負けるっていう風になってしまっては、そもそも差別化でも優位性でもないということかなと。
であれば、真の差別化・優位性っていうのは模倣しようとしても模倣できないというところかなと。
じゃあ、どんなものが模倣しにくいんだろうって考えた時に、僕が思うのはノウハウを開示しても、真似しようと思わないとか真似したくならないというか、それできないよって思えるようなものかなと。
で、それを一言でいうと、すごいマニアックであることだと思うんですよね。
真似しようと思ってもマニアックすぎて真似できない。真似しようとも思えないっていうこと。
僕らもこの一年で先生方とかお客さんのサポート注力してきたので話を聞かせてくださいっていう相談が多いんですけれども、その時、大体のノウハウは開示して、お話しするんですけれども、ほぼほぼ真似できた方々っていなくて、まさにかなと。
で、そういうところって、マニアックなところって何に基づいているかっていうと、メンバー一人一人のこだわりなんですよね。
ポイントは僕一人のこだわりではないってところなんですけれども。
僕一人のこだわりであれば一人分のこだわりなので多分真似できるけど、メンバー一人一人がめちゃくちゃこだわっている、マニアックだとなると、もうマニアックな領域が多すぎて真似できないという構造になると思うんですよ。
で、そう考えるとメンバー一人ひとりがどれくらいマニアックに物事を進められるかというところが差別化として行きついてくるのかなと。
で、こういうマニアックなことってコツコツしてるし地味なので、そういうことって上司とかから言われたからやるっていうのだと続かないと思うんですよ。
やっぱりそれをメンバーが自分でやりたいとか主体的に動けないと、なかなか続かないので。
なので、その経営であったりとかリーダから見たときの競合優位性の作り方っていうのは、やっぱりそのメンバーが、どれだけこだわりを持ったメンバーを増やせるか、それはどれだけ主体性にやりがいを感じているメンバーを増やせるかということにつながっていると思っていて。
そういった環境とを作れるかどうかっていうのが源泉になっているなと思います。
特にStudyplus for Schoolをご導入している先生方はS1グランプリとかは、毎回毎回こだわっているんじゃないかなあという風に感じていただけているんじゃないかなと思うんですけれども、あれはまさに関わっているメンバー一人ひとりのこだわりの結晶みたいなものなので、あれが一つの形かなとは思いますね。
少しまあこれも大きかったテーマだったので語り尽くせていないところもあるんですが、一旦こんな感じかと思います。
今回もありがとうございました。