メッセージを通じて人と人とのかかわりを増やし自立力を向上 |本田義塾/スクールワン本田【Studyplus for School Award 2021】
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メッセージを通じて人と人とのかかわりを増やし自立力を向上 |本田義塾/スクールワン本田【Studyplus for School Award 2021】

Studyplus for School Award 2021とは、少子化・採用難・地域格差という社会課題が広がる中で、未来の教育の在り方・先生の新しい働き方に果敢に挑戦する教育機関を表彰するものです。

昨年に続き今年も、受賞校によるプレゼンテーションを含むイベントをオンラインで開催いたしました。その模様をnoteでもお伝えしていきます。
今回ご紹介するのは、自立指導部門で受賞された、本田義塾/スクールワン本田(千葉県)の香取先生の回です。

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受講回数無制限のシステムで自立学習をサポート

本田義塾は1981年に千葉県香取市で開校しました。その後、映像授業ツールを活用した個別指導部門としてスクールワン本田が設立され、今年からは、本田義塾とスクールワン本田が統合し、自立型指導をメインに行っています。対象は、小中高校生で、個別指導、クラス授業、オンライン指導を併用しています。

スクールワン本田は、2020年から「学びたい放題」というシステムで、受講回数上限なしの定額制で運営しています。講師1人で10人前後の生徒に対して自立学習をサポートしています。

当塾では、入塾面談時に生徒へ「当塾は、どんぶり飯にふりかけかけて食べるような塾だよ」と伝えています。これは、塾で教えてあげられるのはふりかけぐらいの量で、それを活かしてどのくらい勉強するかで成果は変わるものだということです。手取り足取りなんでも教えてもらうのではなく、ある程度の覚悟をしてから体験入塾してもらい、満足できれば本入塾してもらうようにしています。

塾だけでなく家での勉強も把握できるようになる

Studyplus for School導入のきっかけは、当時すでに活用していた映像授業ツールAssistと連携するとの話を聞いたことです。トライアルしてみて、実際に良かったため、2020年に本格導入しました。何より、生徒の全ての学びを記録し、集積し、見える化できることに感動しました。なぜなら、Assistは映像授業をどれぐらい見たかはわかっても、家庭学習については把握できなかったからです。より広い範囲を把握できるようになることが、Studyplus for Schoolの一番のポイントでした。

今では、入塾の段階で生徒にアカウントを作ってもらい、記録をつけてもらっています。体験入塾として1か月間とっているためコストはかかってしまいますが、必要経費だと割り切って投資しています。

学習管理のほか、『プランニング機能』を使って定期テストまでの学習計画を立てています。『カルテ機能』には、毎週チューターが行う面談の内容について書き込みます。また、『メッセージ機能』も活用していて、24時間質問を受け付けています。

講師たちは生徒が大好きなので、メッセージのやり取りを楽しんでいるようです。私も生徒に直接教える機会が減った分、質問があると嬉しくてつい長々とやり取りしてしまいますが、ビジネスとして妥当なラインで対応しなくてはならないと思っています。スタッフにも、やりがいの搾取にならないようなるべく勤務時間の中での対応をお願いしています。

このようにStudyplus for Schoolを活用して、理想としていた運営方法を実現できました。しかし、経営的観点から見ると、不完全な部分もあります。というのも、Assistを使っていれば講師1人で生徒20人は面倒をみることができるため、もっと人件費を削減できるからです。

しかし、以前の職場で、講師たちが低賃金で働かされている姿を見ていたため、そのような苦労はさせたくなく、ある程度の利益が上がれば人件費に回していきたいと思っています。

とはいえ、この「人件費を使いながら、生徒を手厚く見ていく」スタイルは、コロナ禍との相性が良くありません。スクールワン本田の教室は生徒50人は入るキャパシティでしたが、密を避ける意味でも人数を抑えなくてはなりませんでした。

さらに千葉県の入試方法は昨年から制度が変わり、「前期の試験では冒険して、後期の試験では安全性をとる」かたちから「前期と後期が一本化されたので、初めから安全策をとる」ことが主流になり、塾に通わせる必要性が薄れてしまいました。

また、3年前から私立高校の実質無償化も始まっており、私立へ進学する傾向も大きくなってきています。

こうした状況下で、本田義塾は生徒数が激減してしまい、オンライン指導対応をしていたスクールワンと統一することになりました。

個人的には、「生徒はこの場所の居心地が良くて来てくれているから、統合されたら退塾してしまう」と危機感を覚えました。しかし、ありがたいことに、在籍していた生徒全員が転籍に同意してくれました。この時、場所ではなく、人についてきてくれたのだと、ありがたみを感じました。

学習を見える化しコミュニケーションも改善する

今では当塾にとってStudyplus for Schoolが手放せないツールとなっていますが、その理由は5つあります。1つ目は、生徒の全ての学習を記録、集積、見える化できることです。塾の教材はもちろん、学校の課題をどのくらいやったか、家で宿題をどのくらい進めたかがわかりますし、生徒によっては読書やピアノの練習などについても記録します。こうした情報をスタッフで共有し、コメントできるためとても魅力です。

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これはピアノの練習について書いてくれた記録です。この生徒はほとんど話さず、コミュニケーションが苦手な子なのですが、Studyplus for Schoolには生き生きといろいろなことを記入してくれます。それに対して細かくコメントを返す講師もいて、密な関係性を築いています。

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2つ目の理由は、生徒を承認する機会が増え、保護者が子どもをポジティブに見てくれるようになることです。チューターが生徒と毎週面をするのですが、その内容をカルテに記入する際には、できているところを具体的に褒めるようにお願いしています。

その内容を保護者が読むことで生徒のポジティブな面を見てくれるようになり、勉強しなさいと𠮟る回数が減り、親子関係もよくなるため、生徒も勉強により集中できる良いサイクルが生まれました。

Studyplus for Schoolを使う上でのルールは、この「褒める」こと以外は細かく決めていません。スタッフ一人ひとりのよさを出してもらい、伸び伸びと活用してくれていることで、いい結果が出ていると思います。

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3つ目の理由は、勉強時間以外にコミュニケーションや質問対応ができることです。こちらの画像は、高校3年生からの質問のスクリーンショットですが、夜に送られてきて、翌日の昼に返事しています。対面だと何分も待たせることになってしまったり、塾にくるまでに質問を忘れてしまうなんてこともありますが、メッセージであれば、多少タイムラグがあっても大きな問題ではありません。分かりやすい言葉で説明するための準備に時間を使えるため、今まで以上に質の高い対応ができるようになりました。

また、勉強以外のコミュニケーションにも役立っています。ある中学校3年生の生徒が、すごく長文のメッセージを送ってくれたことがありました。「ご相談なのですが」から始まり、今つらいこと、誰かに話そうと思ったもののなかなか大人に言い出せなかったこと、学校が運営している相談のためのLINEが信頼できないことなどを話してくれました。

こんなに自分の気持ちを話してくれる生徒だとは思わなかったのですが、オンラインであるStudyplus for Schoolの『メッセージ機能』だからこそ話してくれたのではないかと思います。

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4つ目の理由は、受動学習から自立学習、自走学習への外部足場になることです。(自走学習はこちらから提案しなくても、何が必要で、次にどうすればいいかを自分で分析し、次のステップに進むことを指します。)自走学習は、1人で完結することが難しい場合もあるのですが、そのときに外部ツールとして支えになるのが、Studyplus for Schoolです。

ある高校3年生の生徒は、Studyplus for Schoolに自分の学習について詳細な分析を書き留めていました。英語の勉強では「多義語が覚えられてなかった」として、似ているものを書きとめ、後で一つずつ復習するという勉強法をしていました。

その結果、3年間トップクラスの成績を維持し、国際医療福祉大学に推薦で合格しました。こういった生徒から私たちもノウハウを学び、ほかの生徒が自走するためのサポートができれば、高校生指導もしっかりできるようになると感じました。そのため、Studyplus for Schoolを通して、自己分析の方法を教えるのは重要な役割となっています。

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5つ目の理由は、先輩たちのデータを後輩たちに共有できることです。志望校に合格するために、先輩たちがどのくらい勉強したのか、どのような内容を勉強をしたのかを見せています。

スタディプラスから共有される大学別合格者データも共有しますが、まずは身近な先輩のデータを見せ、現実的な感覚をつかんでもらいます。

今後コンテンツの作成やプランニング強化を目指す

今後の展望について、まずは自塾用の映像授業を作成して、コンテンツ配信機能で見てもらいたいと思っています。

そして、高校生の定期テスト対策ができる塾にしていきたいです。解答を見てもなぜそうなるかわからない生徒のために、細かな理由を解説できるような塾を目指します。

さらに、地域密着塾として勉強する場所を提供したいです。映像教材があるなかで、単に教えるだけの塾はニーズは小さくなっています。合格するのに十分な勉強ができる学習場所を提供し、生徒同士で学び合う機会を与えたいと思います。

以前、ユニバースクールの湯浅先生が、ライバルはスターバックスだと仰っていました。快適に勉強できる環境が重要になってくると思っているため、生徒が楽しく学び合えるような塾を目指します。そのためにオペレーションを簡素化したり、経費を削減したりといった努力をしていく予定です。

また、志望大学合格者の学習データをプランニングに落とし込み、1日に何をどのくらい勉強すればいいかを算出できるようにしたいと思っています。また、PORTOと面談を通して、大学受験をサポートする仕組みも作りたいです。

最後に、オンライン指導にもっと取り組んでいきたいと思います。オンライン指導塾を立ち上げたものの、レッドオーシャンでどうやって宣伝していけばいいか悩んでいるので、すでに活躍している先輩方に教えをいただきながらやっていけたらと思っています。


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