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【Member Interview/ディレクター】澤田真由子

Studyplus for Schoolにはどんなメンバーが在籍してるんだろう?お仕事の合間にちょこっとだけお時間をもらって、取締役COOの宮坂がインタビューをするコーナー。
今回は、2019年4月に新卒入社した澤田さんに、なぜスタプラに入社したの?いま、どんなことをしている?など、ざっくばらんに聞いてみました。

澤田真由子(さわだ・まゆこ)
スタディプラス株式会社 Studyplus for School事業部 ディレクター。 学生時代から家庭環境に興味をもち、海外留学、学生団体の代表を経験。2019年に新卒一号としてスタディプラスに入社。現在は、プロダクトの機能開発、ディレクション、提携教材会社への開発支援を担当している。 

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人が育つ環境づくりがしたい

宮坂:澤田さんはスタプラ初の新卒だよね。

澤田:はい。でも学生の頃からスタプラでバイトをしてくれているから、かれこれ2年間のお付き合いだけど(笑)

宮坂:もともとバイト先にスタプラを選んでくれていた理由が気になるなぁ。教育系ベンチャーに興味を持ったきっかけとかあるの?

澤田:もともと幼児教育や家庭環境に興味がありました。人の考え方や生き方は、精神的・経済的に自立するまでの外部環境にものすごく影響を受けていると思うんです。

ものすごく長くなりますが、小学生の頃の話からしてもいいですか?

宮坂:聞きたい!お願いします!

澤田:小学生の頃にクラスでコミュニケーションのトラブルが起こっていました。その様子を見ていて、子どもが引き起こしてしまうトラブルは家庭環境が大きく影響しているのではないかと考えるようになりました。

親が自分の価値観で人をけなしたり、適切じゃない振る舞いをした結果、子どもたちが影響を受けてしまった。

中学生・高校生時代の友人には家庭環境に恵まれなかった子がいました。自分の存在を認められないスパイラルに陥ってしまう姿を見て、「この子は自分に自信持てる日が来るのかな」と、心が痛くなる日々でした。

宮坂:それはいたたまれない気持ちになるね……。

澤田:そういう問題が身の回りにあったので、家庭環境に対しての問題意識や、人として親がどうあるべきかというところに対しての意識が強くなりました。その時は教育というよりは家庭環境とか、子どもの外部環境みたいなところに意識があった感じですね。

カナダ留学で得た焦りが、走り出すきっかけに

宮坂:そこからより教育にフォーカスされていったのはなぜ?

澤田:さまざまな経験をする中で、徐々に考え方が深まっていったんじゃないかなと思います。

中学3年生のときにカナダに留学した経験は大きかったですね。現地の子どもたちとの関わり合いを経て、私が暮らしていた日本の環境とカナダの環境に圧倒的な差があることを感じました。カナダの子どもたちは自分を表現することが上手なんです。カナダ国民としての意識がものすごく強く、「自分が何をしたい」「自分はどう考えてる」という主張を持っていました。

また、当時は東日本大震災の翌年でした。震災についての意見や、日本の未来についての考えなど、日本の代表としての意見をたくさん聞かれたのですが、私は何も言えなかった。
彼女たちと触れ合ううちに、「私はこのままいまの環境だけで過ごして大丈夫なのかな」「日本という国はこのままで大丈夫なのかな」と、漠然とした焦りを感じるようになりました。

宮坂:実際に飛び込んでみたからこその危機感だ!

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宮坂:自分がいる環境を少しでも広げたいという思いと、視座高く意見を持てる人間になりたいという思いを、カナダから持って帰ってきたんだね。帰国後はどんなことをしていたの?

澤田:帰国後にまずやったのは、Twitterでの情報収集でした。「国際関係に目を向けている人なら視野が広いはずだ」「ちゃんとした考えを持っている人たちがいるんじゃないか」考え、世界一周をしている人や国際系の大学に通っている人とTwitterで繋がって、DMでやり取りしたり、直接会って話を聞いたりしました。

今から思えば安直なアイデアだけど、中学生の私にとっては精一杯の仮説でした。

宮坂:ネットで面白い人を探したんだね。どういう人に出会えた?

澤田:直接会った人のうちの一人が、秋田の国際教養大学に通っている大学4年生でした。
彼は「TICAD V」という、外務省が主宰しているアフリカ開発会議の学生版を運営していたので、私はそのイベントに呼んでもらいました。そこでみたのは、年齢が一つしか変わらない高校生の活躍でした。アフリカの人たちとコミュニケーションをとりながら、めちゃくちゃ大きい規模のイベントを動かしていたんです。「なるほど、こういう世界があるんだ」「高校生でもここまでのことができるんだ」と、希望が見えたような気持ちでした。

そこで出会った人たちが新しく学生団体を立ち上げるというので、私も立ち上げからジョインさせてもらいました。「高校生国際会議」という団体で、高校生を対象に社会課題をテーマにしたイベントを運営するものでした。

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宮坂:高校生から学生団体の代表をやってたんだね。かなり苦労もあったんじゃない?

澤田:学生団体には3年間所属したのですが、とくに印象に残っているのは高校3年生のときに代表をやっていたことでした。勢いよく始まった1期に比べ、2期は少し熱量が落ち着くタイミングでもあります。そもそもの動機に立ち返ったり、イベントというソリューションの妥当性を疑ってしまったりする時期でした。

団体を運営した経験も、マネジメント経験もない中で、仲間である高校生のモチベーションをいかに保っていくか、どう巻き込んでいくかというところにかなり苦戦しました。その試行錯誤から学んだことはとても大きかったと思います。

組織経営を学んだ大学時代

宮坂:ものすごいエネルギーだ。そのあとは明治大学に進学?

澤田:明治大学の商学部に入学しました。1年生のときに、留学生をインターンとして企業に派遣する学生団体のアイセックに入りました。

当時ベビーシッターをテーマにした起業を検討していたのですが、あまり実現のイメージが湧かなかったんですよね。自分自身で社会に対して何かしていきたいという強い思いがある一方、自分には大きなビジョンを実現する力がまだないんじゃないかと思って、先輩たちのもとで学ぼうと考えたんです。

宮坂:実力不足を感じて、起業よりも、学ぶことを選んだと……。高校生のときには叶えられなかった、「ビジネス」を知りたかったというのもある?

澤田:知りたかったですね。ビジネスを知りたくて商学部を選んだというのもあります。アイセックは世界に7万人くらいの会員がいて、ビジョンに共感した人たちによって運営されています。組織経営とか、組織のあり方を定義していく力を身に付けたいと思いました。

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宮坂:アイセックではどんな思い出があった?

澤田:代表をやらせてもらっていた2年生のときに、方針の転換があったことですね。私がジョインした1年生のころは、海外インターンシップに人材を斡旋する「数」を増やすというところに重点を置いていたのですが、社会課題を解決できるような人材を輩出していくために、より「質」にこだわっていくような方針に変わって。

社会課題を解決していくための新しいプロダクトを作るみたいなことも結構やってきました。その過程で、ソーシャルビジネスがどのようなプロセスで形になっていくかや、メンバーのマネジメントなどを改めて学びました。

宮坂:プレイヤーよりも、マネジメント側にまわってたんだね。アイセックの次は就活?

澤田:幼児教育をテーマに、プロジェクトを立ち上げました。保護者や保育士を対象にイベントを運営していました。家庭環境に対してアプローチしたいという想いからスタートしたのですが、そういったイベントは富裕層にしかアプローチできなかったのですよね。自分としては環境に恵まれない子どもたちを救いたいという気持ちだったので、それだと自分の課題感とマッチしないということにぶつかりました。

それを打開できるようなビジネスモデルを考える力が今の自分にはないと思ったので、ビジネスサイドから社会に対して働きかけをしている組織に加わってみたいと思いました。そのフィールドとして選んだのがスタプラだったんです。

人が育つための前向きな環境を作る仕事を選んだ

宮坂:2017年の10月にアルバイトとして入社したよね。いろんな選択肢があったと思うけど、スタプラを選んでくれたのはなぜ?

澤田:より影響力の強いソリューションを提供していたからです。それまで私が携わってきたプロジェクトは労働集約型のものが多く、解決できる課題の規模が小さかったんです。私は日本中の子どもたちに対してアプローチしたいと思っていたので、IT×教育というテーマに惹かれてスタプラに入ったという感じですね。

また「学ぶ喜びをすべての人に」というビジョンにも共感しました。学びに対して前向きな状況を作り出せるということが、とても尊いと感じたんです。

宮坂:澤田さん自身がこれまでいろんなことに前向きに取り組んできたから?

澤田:やっぱり人の人生は子どもの頃の外部環境に大きく影響されると思うんです。だからこそ、生徒の学習環境にチャレンジするスタプラはかっこいいと思いました。そして、人生は学びの連続だと思うので、周りのネガティブな要因によって子どもたちの前向きに進みたい、学びたいという気持ちが阻害されない世界を作りたいなって。

宮坂:なるほど。澤田さん個人のビジョンと、スタプラのビジョンにリンクするところがあったんだね。

澤田:そうですね。子どもたちのための前向きな環境づくりがしたいという軸は、今も変わっていません。ただ、大きな課題感だけを振り回していても何も解決できないということを学生時代に知りました。「今の自分ができることは何か」「まずはどこの舞台の課題に対してトライするか」という粒度まで落とし込んで考えた時に、スタディプラスであれば高校生の学習環境の課題解決ができると思ったんです。

宮坂:環境の改善というのは、具体的にどんなこと?

澤田:従来型の塾運営では生徒一人ひとりの指導にかけられる時間がすごく少ないですよね。だから生徒にとって、たくさんの弊害が起こっていました。Studyplus for Schoolで生徒の学習状況を可視化することができれば、生徒に合った声かけや学習指導がしやすくなります。

また、Studyplusはコミュニケーションプラットフォームとしての側面も持っています。いいねを押し合ったり応援のコメントを送ったりできるから、「学習したい」と思っている人たちが前向きになれる場所を作り出せるんですよね。そういう価値提供の在り方がとても魅力的だなって思いました。

宮坂:入社前からそこまで価値を感じてもらえていたのは嬉しいな。改めて、今やっている仕事内容について紹介してもらえる?

澤田:はい。導入塾さんのサポートを担当するCXプランナーとして中小規模の塾に対して導入・運用支援を行なっています。塾の先生方のビジョンをヒヤリングした上で、どうやって実現していくかを考え、学習管理やコミュニケーションの部分を一緒に設計していくのが仕事です。

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宮坂:あとは、サービスの機能開発にも関わっているよね。

澤田:はい。新しい機能を作る時に、仕様やスケジュールをまとめるディレクションを担当しています。現在は、まだ詳しくはお話できないのですが、塾の先生方をびっくりさせるような新機能をいくつか並行で進めています。

宮坂:幅広いなぁ!その中でも、スタプラでとくに挑戦していきたいことってある?

澤田:Studyplusを使ってくれている生徒の学習環境がより前向きなものになるように、プロダクトそのものをより良いものにしていきたいです。

学習管理の工数を省いてコミュニケーションの方に時間をかけられるような状態を作り出したいと思っています。とくにサービス開発のディレクションに注力していきたいです。機能を追加することで現在使っていただいている塾の先生方の業務効率化が促進するし、これまでアプローチできていないお客さんにも使っていただける可能性も広がります。

宮坂:あついお話、ありがとう!これからもよろしく!

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Studyplus for Schoolのメンバーに、取締役COO・宮坂がインタビューをするコーナー。
次回は角田さんにお話をうかがいます。




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