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Studyplus for Schoolで生徒は「見守られ」感を得られる(後編)|ベスト個別学院motto

Studyplus for Schoolを導入いただいた先生方に、お話を伺うコーナー。今回は前回に引き続きベスト個別学院mottoの高野先生にお話を伺います。個別指導と自立学習の二つをハイブリッドで機能させている塾で、Studyplus for Schoolはどのように機能しているのでしょうか。

Studyplusで生徒の自宅学習の内容を細かく分析

—Studyplus for Schoolを知ったきっかけについて教えてください。
学びコンソシアムで、Studyplus for Schoolについての話を聞いたことです。最初は単なる管理アプリだと思っていましたが、使ってみて印象は変わりました。コミュニケーションが取れるのでツイッターやLINEのようですし、実際に生徒からしても管理されている感じはしていないようです。

教室を立ち上げるにあたって、Studyplus for Schoolはコアのコンテンツとして絶対に外せないものでした。期待値が非常に高かったのですが、それに応えてくれています。

—実際に使ってみて、いかがでしょうか?
使ってみて感じたメリットは、生徒の自宅学習内容を細かく分析できるようになったこと、リアルタイムで生徒に対応できるようになったこと、入会率が上がったことです。

導入した直後はあまり細かく記録させておらず、学習時間ばかり聞いて、2時間やったと言われたら頑張ってるねと言って終わっていました。

しかしある時期から、同じ教科でも、解きなおしなのか、予習なのか、見直しなのかを記録させました。そうすることで生徒が何にをしがちなのか、どう偏りやすいのかがわかるようになったんです。

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—リアルタイムの対応についても教えてください。
教材を写真に撮ってはりつられるので、わからないと思ったところは家にいながらすぐ質問してくれます。今までは週に1~2回しか塾に来ないので、質問しようと思ってもそれ忘れる生徒が多く、そのまま進んでボロボロ穴が開いたまま中3に突入していました。それが防げたのも大きかったです。

—入会率についてはいかがですか?
入塾相談会で保護者と話しますが、説明のスライドの中でみなさんの目の色が変わるのがStudyplus for Schoolの画面とモノグサの実機体験です。特に地方からすると目新しいものなので、この2つがあることで入会率が上がっていると思います。

いいねやコメントで生徒は見守られている感覚を持てる

—Studyplus for Schoolを通したコミュニケーションについても教えてください。
生徒全員に毎日いいねをつけるようにしています。でもあまりにやりすぎると通知ラッシュになってしまって勉強に集中できないので、一人につき一日一回はいいねがつくようにしています。ただ接触回数が少ない生徒には、意識的にいいねやコメントをしているんです。

いいねはやみくもにつけるのではなく、自分へのフィードバックが上手なコメントがついているものに限定しています。これによって、「あなたを見ているよ」というのをアピールになるでしょう。

自己主張が上手くない生徒や通塾頻度が低い生徒には、コメントも書きます。他には退塾予兆のある生徒や自己肯定感が下がっている生徒、承認欲求が強い生徒も対象です。

—いいねやコメントはランダムではなく、しっかり内容や生徒の状態を見て使っているんですね。
そうです。コロナで休校中の間は、時間を決めて送っています。スタートの合図として12時に、休憩の合図として15時に、途中経過の合図として19時に送り、通知で気づいてもらおうという目的です。

今、Studyplusの勉強記録時間をもとにしたコンテストを行っているので、21時に勉強時間ランキングを出しています。

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—生徒さんはStudyplusにどんなことを書き込んでいるのですか?
その日学んだことや習得したことを書いてもらっています。何を勉強したか忘れかけた時にもう一度思い出すことで記憶が定着するので、学習内容を書いてもらっているんです。そういえばこの公式をやった、この漢字を覚えたと、なるべく多く書かせるようにしています。

—保護者とのコミュニケーションにもStudyplus for Schoolを使われていますか?
使っています。今は子離れできていない方も多く、「塾に預けてるからあとはお願いね」という時代ではないんです。多くの方が「もっと子供について知りたい」と思ってらっしゃるので、私たちはStudyplus for Schoolのアナリティクスを週に一回送信しています。

こちらが送信して、それに対して個別メッセージで返ってくる内容を見ていると、簡単にやり取りできる仕組みがあってよかったと感じます。

—保護者の方からはどういったメッセージが来るのですか?
受験の前日「子供に何か一言かけるとしたらというテーマで、メッセージを送ってください」と言われました。今までであれば手紙を送るという作業が必要でしたが、Studyplus for Schoolなら簡単に、リアルタイムにできてよかったです。

—リアルタイム性が向上したんですね。
はい。保護者の方に連絡することがあっても、今は仕事で電話に出られないことは多いですよね。だからStudyplusと連携させてLINEで連絡できるのはありがたいです。電話や送迎時にお話するより、しっかり理解してもらえているなと感じます。

実際に、以前保護者セミナーを開いたときも、LINEだけでの呼びかけでしたが全員参加されました。保護者よりむしろ私たちがまだまだ使いこなせていない感じはあります。

—ただ、保護者の方からメッセージが来すぎると大変ではないですか?
今、91名の方とやり取りしていますが、返信は7~8件程度です。相談事が頻繁にくる方も限られているので、やり取りに追われるということはありません。

ポケモンを集めるかのように知のコレクションが増えていく

—入塾される生徒には、Studyplusについてどんな風に説明されていますか?
Studyplusは、知識や学習時間のコレクションになると話しています。一週間の振り返りで自分が何をどのくらいやっていたのかが見えるから、足りないところが楽にわかるよと。

それに記録を見れば、こちらも学習計画が立てられます。勉強しなくてはいけないと思いつつ何やっていいかわからない生徒に効果的だと話すと、前向きに感じてくれます。

—使う前からネガティブに思われることはないということですね。
はい、体験会でもStudyplusの画面を見せて拒否反応を出す生徒はいません。デモアプリから記録をしてもらって、実際にこういう風にやるんだよと説明して記録してもらいます。

あとはすでに塾にいる生徒のアナリティクス画面も見せます。事前に本人に見せていいか聞きますが、よくやっている生徒ほど積極的に見せるよう言ってくれます。

実際に画面を見た生徒からは、「すごい」というような感想が多いです。その後使い方の説明もしっかりやれば、翌日からきちんと記録をつけたりコメントを入れたりできるようになります。

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—入塾後も生徒さんにはご満足いただけいますか?
はい、生徒からするとポケモンを集める感覚というか、教材の棚が増えていくことで自分のコレクションが増えていくと思えているようです。保存の仕方も、教材の表紙を格納する子もいれば、自分の好きなアニメキャラや好きなタレントさんの写真を使って、きれい見えるようにしています。自分の学習環境を自分で整えているのは、生徒にとっていいのかなと思います。

また、フォロワーと競い合えるのもいいみたいです。同じ教室にいる子で、この人には負けたくないというライバルを作って頑張っています。特に女子生徒に多くいい意味で競い合える環境があるのが良い点かなと思います。

—ありがとうございます。保護者の方の反応はいかがですか?
最初は「ここまで管理されるんですね」というのですが、そこで必ず「管理ではなくて、日記をつけている感覚ですよ」と切り返します。実際に色々説明していくと、特にカルテ機能がいいと言ってもらえます。

アプリを入れたら勉強しなくなるのではと言われる方もいましたが、最近はそこまで過敏な方は少ないですね。むしろ意識が高い方やお仕事でアプリを使われている方は、こういうものは使って当然という感覚をお持ちです。

—生徒にも保護者の方にも、ご理解いただけているようでよかったです。
はい、私たちが本当にいいツールだと自信を持って言えるから、納得してもらえるのだと思います。こちらが中途半端な気持ちだと良さも伝わらないし、使っていても一過性で終わってしまうものです。生徒だって、記録をつけても先生から一件もいいねがつかないとなると辞めてしまいますよね。

これからの塾の形

ーStudyplus for Schoolは今後どういう風に使っていきたいですか?
来年使いたいと思っているのが、プランニング機能です。すでに自分で使っている子もいるのですが、まだ使えていない子にも導入したいと思っています。

学習計画を立てる時に教材をあてこんであげて、定期テスト前には何ページまで終わらせましょうというところまで決められるようにしていきたいですね。

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—最後に、ベスト個別学院mottoさんがこれから頑張りたいことを教えてください。
うちの塾は色んな事を足し算して作ってきたので、スケールしていくうえでこのままコピーするのか、何か引き算するべきかは考えなければならないと思っています。

昔は仕組みを作ったりするのにマンパワーが大きかったと思います。ですがICTを使って色々な仕組を作ることは、私たちだから出来たわけではありません。ICTは他の社員でも使うことができますので、その良さややり方を伝えていきたいと思っています。

—本日はありがとうございました。

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