コミュニケーションを増やし「自律型サポート学習」を実現|藤わら塾【Studyplus for School Award 2020】
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コミュニケーションを増やし「自律型サポート学習」を実現|藤わら塾【Studyplus for School Award 2020】

Studyplus for School Award 2020とは、少子化・採用難・地域格差という社会課題が広がる中で、未来の教育の在り方・先生の新しい働き方に果敢に挑戦する教育機関を表彰するものです。 

*Studyplus for Schoolの詳細はこちら

従来は、授賞式や受賞者によるプレゼンテーションを含むイベントを開催しておりましたが、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、この度オンライン配信で受賞者によるプレゼンテーションを実施いたしました。その模様をnoteでもお伝えしていきます。

今回ご紹介するのは、中学生部門で受賞された、岡山県の藤わら塾の藤原先生の回です。

藤わら塾のHPはこちら

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小中学生を対象にした自律型サポート学習塾

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藤わら塾の藤原です。当塾は、生徒が自律して勉強していく自律型サポート学習塾です。もともとは集団指導と個別指導をしていましたが、2017年から変更しました。小学生と中学生を対象としており、現在講師は私含め2人です。

教室は画像の通り2つあり、それぞれ10人程度入れます。授業は一斉に始めるのではなく、塾に来た生徒がそれぞれ勉強する形で、授業時間は2時間がメインです。

画像左が授業教室、右側が自習教室となり、自習教室では生徒が自分で予約を入れ、自習していくシステムです。

導入のきっかけは紙での勉強計画・記録にかかる時間の軽減

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当塾ではもともと、勉強計画と記録を紙に書いていました。それを授業で確認し、勉強してきたものにコメントしていました。当時は、私1人で全生徒を対応していたため、時間的に全てを細部まで把握することは正直難しかったです。

また、生徒が塾にいる時間はなるべく演習してほしいと思い、その確保に努めるあまり、生徒とのコミュニケーションを取る時間が減っていました。同様に、日々の計画表のチェックなどにもあまり時間をかけることができずにいました。

塾を開いたころは、「近所のお兄ちゃん」のような存在として、部活の話や体育祭の話をしながら生徒とコミュニケーションも取れていました。しかし生徒数の増加に伴い、「最近どう?」といった軽い話ができなくなり、それが気になっていました。

何か良い方法はないかと考えていた時に、Studyplus for Schoolを知りました。進学塾SOILの村東先生に「いいよ」とお勧めしていただいたこともあり、導入を決めました。

問い合わせの時には担当の池上さんにアドバイスをいただけましたし、まずは試しに使うこともできたため、導入しやすかったです。また、当塾にとってはQRコードで入退室管理ができることも決め手の一つでした。

Studyplus for Schoolは複数ツールの土台になる

紙で学習計画や記録をつけていた時も、生徒が何を勉強したかを確認していました。当時は、自分で作った紙に愛着があったこともあり、「同じ項目を確認するなら、アプリで記録するStudyplus for Schoolにすることで一体何が変わるのか?」と穿った見方をしていたのも事実です。

そのため、特に導入の際には「何のためにStudyplus for Schoolを導入するのか」を明確にしたいと考えていました。

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そこで、こちらを作成しました。これを作ることで、面談の時、保護者に伝わりやすくなったり、生徒に「何のために使うのか」をブレずに話せるようになりました。

以前は塾の勉強だけを見ている状態でしたが、今は自宅での勉強もサポートすることができるようになってきました。その分、塾では勉強の型を身につけてもらうこと、ミスした時にヒントを与えたり、自分でできない問題の解説をすることをなど、その場でしかできないことに力を入れています。

今ではStudyplus for Schoolを使い、自宅学習を確認することができます。分からない問題を写真でピックアップしてもらえれば、次回の授業時や動画などで対応することが可能です。家で1人で勉強をしていると何を質問したかったのかを忘れてしまいます。しかし記録が上手くなれば、分からないと思った時にリアルタイムで送ってもらえるため、対応できることの幅が広がりました。

当塾では、その他にもZoomやLINE、モノグサなどのツールを使っていますがStudyplus for Schoolはそれらの土台として支えるようなイメージです。

生徒とのコミュニケーション量が増加

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実際に導入したところ、課題としていたコミュニケーション不足についても改善されました。Studyplus for Schoolは高学年の小学生も使っているのですが、彼らは勉強のことはもちろん、たまに「釣りに行った」とか「学校の委員長に選ばれた」といったことも書いてくれています。

そういう雑談も書いてもらえるので、その場でコメントを返すこともできますし、次の授業の際に軽く話をする機会が生まれるようになりました。

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こちらは、生徒が書き込んだ内容の一例です。左上は、小学6年生女子の生徒ですが、勉強の話だけでなく、「つくしを見つけに行きました」と書いてくれています。もちろん勉強についても、右下のように写真と共に記録できています。

中学生は自分のスマホを持っていて友達とLINEをしている子も多いです。しかし小学生は保護者のスマホを使うことが多いため、スマホを使って誰かとコミュニケーションをとれることも楽しいのだと思います。

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こちらは、コロナ禍でのやり取りです。自粛期間に休校になったため、「家学校」と名付けて、毎日自分で時間割を作成し、このように1時間目、2時間目と区切って勉強していました。

先ほどのつくしの写真は「体育と理科」で、その他にも、「家庭科」としてお昼ご飯を作って、その様子もあげてくれています。

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休校中、毎日「家庭科」の料理があったので、その成長の様子も見えました。初めは、お母さんに聞いて作っていたそうですが、だんだん腕が上がっていって、最後には自分でYouTubeで調べ、聞いたことのないような難しい名前の料理も作るようになっていました。

こういったものも、Studyplus for Schoolに載せてもらうと、「この前の料理はこうだったね」とか「美味しそう」と反応でき、コミュニケーションをとる上で非常によいと思います。

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今回は分かりやすくコミュニケーションについてスポットを当てましたが、もちろん、勉強の記録も毎日つけてくれていました。

本人も勉強だけでなく、「家学校」の時間割など、このやりとりが楽しかったようで、保護者の方からも「本当によかった」と言ってもらえました。

自粛期間中、みなさん同じように大変だったと思いますが、この子は休校が明ける時に、「明日から本当の学校で頑張ります」と言ってくれました。「家学校」からの繋がりがあったことが感じられ、私も嬉しかったです。

紙に自分で書いて確認するだけでなく、我々講師と日々の記録を共有できるStudyplus for Schoolがあったからこそ、こうしたやりとりが続けられ、生徒のやる気を引き出せたと思っています。

カルテで情報を共有し保護者ともコミュニケーションをとる

当塾ではカルテ機能も活用しています。毎日全ての生徒の授業をカルテに記入し、それを保護者の方へ送付しています。カルテは、先生同士の情報共有に役立てると共に、保護者への指導報告書としても使っています。

保護者の方からの反応も良く、今日何をしてどう成長したかを簡単にまとめて送っているのですが、「毎日の授業で何をしていて、自分の子どもが何のために塾に行っているのかが分かりやすくなった」と言っていただました。

また、当塾に通っていない保護者の方と塾について話す際に、「こんな報告書が送られてくるんだよと見せることができる」というご意見もいただきました。これは口コミ効果にもなりますし、非常によかったです。スマホ(LINE)に送付しているため、比較的紹介しやすいのだと思います。

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こちらは、実際のカルテです。授業で学んだことと成長したことの他、一言メモを入れています。ここには良いことだけではなく、できていなかったことなど少し厳しい意見も書きます。全てを保護者に送ることで塾がブラックボックスにならず、オープンな状態であることが私の理想です。

保護者からも、面談の際に「すごく大変だと思うんですけど、頑張ってください」と感謝してもらえ、今まで以上にこちらの想いが伝わっている実感があります。

講師もStudyplus for Schoolのアカウントを作成し自ら利用する

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当塾では、講師もStudyplus for Schoolのアカウントを作って、仕事内容を記録してもらっています。これで私が仕事内容を把握できますし、講師自身が使い方を熟知することで、Studyplusが上手く使えない生徒が何に悩んでいるのかを理解できるというメリットもあります。

例えば、スマホでバックグラウンドで動かしているとつい忘れてしまって、時間を記録できないことが多くあると気づくことができました。

また、一人で指導していた時には必要ありませんでしたが、私以外に講師がいると情報共有が必要となります。そこで、カルテが役立っています。

Studyplus for School導入後、記録をつけることで勉強の姿勢が変わった生徒がいる一方で、上手く活用できない生徒ももちろんいます。導入してすぐに全員が使いこなし、一度に全て問題が解決するという状態になるのは難しいです。

しかし少しずつでも継続していけば、徐々に変わっていく生徒も現れます。塾内オペレーションとしては、今のところあまり細かくルールを作っていません。小中学生にあまり強制しても、使うのが嫌になってしまうと思います。利用率を上げるように工夫をしつつも、様子を見ながら続けていきたいと思っています。

Studyplus for Schoolを活用する上で一番大切にしていることは、チェック作業です。「いいね」をつけたりコメントをしたりすることで、「見ているよ」と伝えるようにしています。導入当初は、記録全てにコメントを返していたのですが、お互いに負担を感じはじめたため、今は「いいね」だけをすることもあります。

コミュニケーションが増え授業への集中力が増す

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Studyplus for Schoolを使ってみて、コミュニケーションツールとしても非常に活用できると思いました。当塾は一般的な塾とは異なり、教室に来たら、一人で黙々と一言も話さず勉強をし、それぞれのタイミングで解説を聞きます。そのため、一旦授業が始まると会話をするという雰囲気にはなりません。Studyplus for Schoolでコミュニケーションが可能になった分、授業時間は勉強により集中できるようになりました。

Studyplus for Schoolは、当塾が導入している全てのICTサービスを支える土台として活躍しています。ZoomやLINE、モノグサなど色々なものを使っていますが、その集約の場所です。今までは、プランを立てるのもチェックをするのも、バラバラの紙を確認しなくてはいけませんでした。それが一つにまとめられたため、効率性が上がりました。

ただ、地域的に他塾も含め、あまりICTツールが周知されていません。そのため最初は話をしても「何のことだろう」という方が多いです。それについては、面談で実際に使っている画面を見てもらうことで、理解を深めてもらっています。

最後に、スタッフの方についても一言。導入後、スタディプラスの池上さんと何度かお話をさせてもらったのですが、規模の小さい塾でも、親身に接していただけてありがたいです。そう言った意味では、当塾と同じくらいの規模の方でも導入を迷われているのであれば、まず相談されてみるのが良いと思います。

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