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【Member Interview/CXプランナー】小川麗薫

Studyplus for Schoolにはどんなメンバーが在籍してるんだろう?お仕事の合間にちょこっとだけお時間をもらって、取締役COOの宮坂がインタビューをするコーナー。
今回は、2020年6月に入社した小川さんに、なぜスタプラに入社したの?いま、どんなことをしている?など、ざっくばらんに聞いてみました。

小川麗薫(おがわ・りゆき)                     スタディプラス株式会社 Studyplus for School事業部 CXプランニンググループ。大学時代に栄光ゼミナールと東京個別指導学院でアルバイトを経験。その後、就職した東京個別指導学院で社員として新教室を任され、生徒の継続率全国1位を獲得。2020年8月よりスタディプラスに入社し、個人塾を中心に全国の学習塾のサポートを担当している。

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東大を目指し勉強漬けの日々を送る

宮坂:今日はよろしくお願いします。小川さんは、初めて塾に通い始めたのはいつ?

小川:小学3年生の頃です。夢は大きく「東大に入りたい!」と思って早稲田アカデミーに通っていました。

宮坂:なんで東大だったの?

小川:実は、周りから「菊川怜に似てる」と言われていて……それがきっかけだったので深い意味はないんです(笑)

当時「東大に行くためには、小さい頃から頑張らないとだめだよ」と親に言われ、ストイックに勉強できる早稲田アカデミーに入りました。

宮坂:ということは、すごく勉強したんじゃない?

小川:はい、同級生が徒歩で帰るなか、親に車で迎えに来てもらって、車の中でおやつや菓子パンで食事を済まし、16時から21時半までずっと勉強していました。

宮坂:すごいね。何か当時の思い出はある?

小川:よく覚えているのは塾の合宿です。期間中は1日10時間も授業があるのですが、次の日までの課題が出るので、結局10時間以上勉強しました。期間は学年によって違いますが、小学6年生の頃は3泊4日でした。最終日は達成感で泣いたことを覚えています。とても大変でしたが、楽しかったです。

宮坂:それで、中学受験をしたんだ。

小川:はい、11校受験しました。第一志望は受からなかったので、受かった中でビビッと来たところを選んで進学しました。

宮坂:どんな学校だったの?

小川:中高一貫の女子校です。行事に力を入れている学校で、卒業までの6年間、私自身もとにかく学校行事に没頭していました。部活は中学の頃に茶道部、高校からは生徒会をしていました。

宮坂:塾には通っていた?

小川:いえ、通塾してはいなかったのですが、普段、家で妹に勉強を教えていました。苦手だった英語を妹には得意げに教えたり、得意な数学を時間をかけて教えたりしていました。その時に、勉強を教えることが好きだと気づき、やりがいを感じました。

アルバイト時代塾講師としてぶつかった壁

宮坂:それから、大学に入学したんだね。

小川:はい。大学生になってからは、アルバイトをしたいと考えていて、誰かに教えることが好きという自分の強みを活かすには、塾の先生がいいのではないかと思いました。そこで栄光ゼミナールで、集団指導を始めました。担当したのは小中学生で、それぞれ15人ほどのクラスです。

科目は小中学生の数学と、小学生の社会、それから英語も少し教えていました。

宮坂:塾で働いてみてどうでしたか?

小川:生徒が「小川先生」と慕ってくれるのが嬉しくて、すごく楽しかったです。ただ、クラス全体を見ることに集中し過ぎてしまい、生徒一人ひとりを見ることができなかったと反省しています。

宮坂:小川さんは仕事に対して徹底して取り組みたいタイプだから、クラスに15人いても全員にかなり積極的に指導したいと思ったんじゃない?

小川:まさにそうです。一人ひとりをじっくり見ていって、その子の性格によって話し方や接し方を変えたいと思いました。しかし、集団指導となると一人ひとりと話す時間がなかなか取れず、もどかしさがありました。

それに、目標や志望校は生徒によって違うのに、同じ内容の授業を受けて本当に生徒のためになっているのだろうかという疑問も持っていました。

宮坂:それがきっかけで、新しい職場に変えた?

小川:はい、大学2年生から、個別指導型の東京個別指導学院でアルバイトを始めました。そこでも、初めは苦戦しました。集団指導に慣れているので、同じように授業をすると、生徒に合いません。

例えば数学では、一つの問題に対して解き方が何通りもあります。集団指導では時間が限られているので、一つの解法しか教えられませんが、個別指導ではその子に合った解説をする必要があります。

宮坂:集団指導とは違って、個別指導の場合は、目の前にいる生徒が理解しないと次に進めないよね。

小川:そうなんです。また、集団指導では与えられたカリキュラムに沿って進めれば良かったのですが、個別指導に来る生徒はカリキュラム通りに進められることはほとんどありません。一部の科目だけができない子が多いので、そこに特化したカリキュラムを講師が作成します。

面談にも同席していたのですが、保護者は、「手厚く指導してほしい」というお声などを多く頂き、生半可にカリキュラムを作ってはダメだと強く思いました。テキストの項目を並べるだけでは生徒のためにはならないので、複数のテキストから同じ分野をまとめて使うなどしていました。

宮坂:丸暗記させるのではなく、きちんと理解させていたんだね。

小川:はい。生徒の課題に合わせてそれぞれにあったレベルや、やり方のカリキュラムを練るようにしていたおかげで、大学卒業までの3年間で分析力が上がりました。

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時間をかけて生徒一人ひとりと向き合える環境に

宮坂:個別指導をしていて何か困ったことはあった?

小川:はい、毎回宿題を出して次回までにやってきてもらうのですが、そこでわからないことがあると、その解説だけで授業時間が終わってしまうんです。そうすると、本来進めたかった分はどうしたらいいのかと。

すごく葛藤して、自分の気持ちを保護者に訴えました。「この子には今、こうした課題があります」と。「この子がこういう目標を達成するためには、土台としてこれだけやらなくてはいけず、最低でもこのくらいのコマが必要です」と常に話していました。

宮坂:なるほど。塾の運営面についてはどうだった?

小川:私は教室の副リーダーを務めていて、運営にあたり今の教室に何が足りないか考えたり、講師の満足度を数値化したりしていました。それだけでなく、教室内のオペレーションづくりから部屋の清掃まで、業務の範囲は広かったです。

その中で、せっかく個別指導なので講師は、ティーチングをメインにするのではなく、コーチングスキルをもっと高めた方がいいと思い、そのための取り組みもしました。

宮坂:マネージャーや他の講師など、他の人を巻き込んでいく体験をしたんだ。大学卒業後はどうしたの?

小川:当時の教室長が本当に穏やかで、講師一人ひとりときちんと向き合ってくれる方で、その方に何か恩返しがしたいなという気持ちと、一緒に働きたいという想いが強く、東京個別指導学院で正社員になりました。

宮坂:アルバイトから、そのまま社員になったんだ。

小川:はい。そこで、新教室の立ち上げに関われることになりました。新卒で新しい教室を任せてもらうことは前例がなかったので驚きでしたが、プレッシャーと同時に新天地で働けるというワクワク感もありました。

宮坂:正社員になってからはどうだった?

小川:アルバイトの時より裁量も大きくなり、より視座が上がりました。おかげさまで、様々なことに挑戦した結果、生徒の継続率と中学生の入会面談率で全国1位を獲ることができました。

宮坂:すごいね、どうしてそういう結果を出せたの?

小川:栄光ゼミナールで感じていた「集団を見なきゃいけないから、一人ひとりとしっかり向き合いきれない」というもどかしさが、東京個別指導学院の社員になったことで、良い意味で爆発しました。以前より面談に時間をかけ、必要であれば通常の面談とは別に個々で呼び出して保護者と作戦会議をすることもありました。

宮坂:時間をかけた分だけ、継続率に繋がったんだ。

生徒ともっと向き合いたい先生をサポートするために転職

宮坂:ではそんな順風満帆な中、なぜスタディプラスに?

小川:結果も出せて楽しく仕事ができていたのですが、やはり時間には制限がありますよね。1日24時間しかないので、どうしてもできることに限界があります。

生徒が徐々に増えるに連れて、一人ひとりにかけられる時間が少なくなっていきました。生徒が普段家で何をしていて、何が趣味で、学校でどういう生活しているかなど、全部ヒアリングしていくと、2~3時間はかかります。

しかし、生徒も3ヶ月ほど経つと、生徒の生活や習慣は変わるので、毎回そうした話を聞く必要がありました。そうすると、圧倒的に時間が足りません。その時、「これってどうにかならないのかな?」と疑問に思ったのがきっかけです。

宮坂:時間の使い方に工夫の余地がないかと思ったんだ。

小川:はい、もっと生徒情報を可視化して、他の先生や教室長への共有を効率的にできるのではないかと思いました。そこで色々と調べている時に、EdTechというものを知りました。

面談記録や指導報告書など、アナログでやっていた取り組みがたくさんあったためデジタルも活用しないと、自分のやりたいことがこれ以上できないと気がついたんです。そこで、生徒に教えること自体は一旦止めて、EdTechの普及で自分と同じ悩みを持つ人を手伝いたいと思い、転職を決めました。そして、EdTechを調べる中でスタディプラスを知りました。

宮坂:面接をしてみて、スタディプラスについてはどう思った?

小川:まず面接でCXプランナーリーダーの角田さんと話しました。その時の印象は、すごく明るくて話しやすい人で。私から質問させていただく中で、メンバーについて「家族みたいなんです」と仰っていたのがすごく印象的でした。

塾にいたころは、社員同士の仲はが悪いわけではありませんでしたが、1教室を1人で持っているので、社員は1人しかいませんでした。なので、家族みたいな温かいものに憧れていたんです。

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お客様にとって一番の相談役になりたい

宮坂:実際に入社してみた感想はどう?

小川:チームが想像以上の温かさで、「家族みたい」というのは本当に感じました。また角田さんが「お客様も良い人ばかりなんです」と仰っていたのですが、現在、塾の先生方と打ち合わせをする中でその点も実感しています。多くのお客様にご挨拶やお打ち合わせをさせていただいてるのですが、本当に指導に対して熱心で、温かい先生ばかりです。お客様の素晴らしさもあってのチームなんだなと思いました。

宮坂:入社してすぐStudyplus for School Award 2020もあったよね。

小川:Awardでは「こういう先生もいるんだ」とプラスの意味での衝撃がありました。東京個別指導学院では、その教室の色に染まっている先生しか見ることができなかったので、他の塾の先生方の想いや取り組みを知れるのはとても良かったです。

先生の性格が出ている塾独自のオペレーションがあったりして、そのお話を聞くワクワクと、「そういう考えもあるんだ」という学びがすごく多いです。

宮坂:では、最後に今後の抱負を教えてください。

小川:入社当時から持っている目標は、お客様にとって一番の相談役になることです。そのために、お客様が今何を求めていて、何に困っているのかをきちんと理解する必要があります。ヒアリングを徹底して、きちんと自分の言葉で言い直したり、深掘りしたりすることで、お客様にとって安心できる存在になりたいです。


小川さん、生徒指導・教育への熱い想いが伝わるお話ありがとうございました!


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