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塾運営の4つの課題を解決した、たった3つのStudyplus活用法|Compass Lab【Studyplus for School Award 2022】

独自の工夫をこらしながらStudyplusサービスを上手に活用し、新しい教育の在り方に取り組まれている塾・学校を表彰する「Studyplus for School Award 2022」。昨年に続き今年も受賞校によるプレゼンテーションを含むイベントを5月10日から約1ヶ月にわたり開催いたしました。

今回は、自立指導部門でご受賞された「Compass Lab」(鳥取県)山田裕貴先生のご登壇回を振り返ります。

登壇校紹介

■登壇者

山田裕貴先生
Compass Lab教室長。証券会社での営業、千葉県の大手個別指導塾での教室長の経験を経て、地元鳥取県で独立し現在に至る。

■Compass Labとは

映像授業をメインとする自立型学習指導塾。対象は小・中・高と幅広く、学び放題・成績上げ放題で月額定額1万8000円〜2万8000円、季節講習代などの追加料金も一切なし。教育方針は、教えるのではなく導く。
HP:https://www.compasslab.net/

塾運営の4つの課題と3つのStudyplus活用法

Studyplus for Schoolを導入する前までは、塾運営の中での課題がたくさんありました。主に①管理②成績③自立④集客の4つの項目で、課題感があったと思っています。

①管理については、まず生徒の進捗度合いや宿題、授業振替など、面倒なことがたくさんありました。それに加えて、コロナ禍での休校対応や塾での検温などさらに大変なことが重なっていたと思います。当時は、保護者の方への進捗報告もすべて電話で対応していたので、これも本当に大変でした。

続いて、②成績についてです。もちろん塾なので成績を上げられることは必要だと思っています。うちの塾では、生徒に週7日分の宿題を出して、次の週に確認をする流れになっていましたが、実はやってくれている子は本当に一部でした。そうなると、塾に来たときにはまず宿題をやっているかどうかから確認することになったり、先週の振り返りに時間がかかってしまっていたんです。
担当の学生講師も、すごくいい先生もいれば、時給が高いからという理由で入ってきた先生もいて。意識や指導力に差がありましたし、生徒に対する接し方も違っていて、そのばらつきも課題に感じていました。

③自立についてですが、先ほどの週7日分の宿題だけをやらされる学習になっていくと、自分で考えて行動できず、自立心が育まれないなと思っていました。どの職業においても、自分で考えて行動して、道を切り開いていく力というのは必要ですよね。

④集客は、スタディプラスさんの「導入物語」で取り上げてもらったりしたので、絶好調に見られるかもしれないですが、実は開校したばかりの頃の問い合わせは0件でした。3キロ圏内にポスティングをしたりもしたのですが、0件の状態が1ヶ月ほど続いて、本当にどうしたものか……となってしまったこともあります。

このような課題感を持っていた中で、Studyplus for Schoolに出会いました。

私がStudyplus for Schoolを通して何をやっていたかというと、実はたった3つだけなんです。この3つをすれば、僕が課題に思っていたことはすべて解決できると思っています。

まず生徒は、「勉強したら必ず記入すること」です。これはもう当たり前のことですよね。私たちの塾では、入会後の生徒だけではなく、体験生にも記録することを当たり前にしてもらっています。小学生でも高校生でも、学年に関わらず、みんなにやってもらいますね。
そのとき、「数学を何時間やった」などという記録ももちろんいいと思うのですが、それだけではやはりもったいないです。加えて、学習した内容を自分なりに要約したり、「苦手だからもっと復習しないといけない」といった未来の自分に向けたメモを残すようにしてもらっています。

残りの2つは教室長である私がやっていることです。
まずは「日々いいねやコメントを必ず返すこと」。塾なので、勉強をする空間というのは用意されてるんですが、それにプラスアルファで大事なものがあると思っています。それが「人」です。コメントを返してあげるなどは、AIではできないものかなと思っていて、私からは励ましやアドバイスを添えて返すことで、生徒から頼られる存在になるというのを常に心がけています。

もう1つは、「週1回、必ず保護者に報告をすること」です。前週の月曜から日曜までの学習記録をまとめて、生徒の頑張りとして共有しています。保護者の方には「共に」という「共育(きょういく)」を使ったらいいのではないかと思っていて、頑張っていることをご家庭で褒めていただいて、二人三脚でやっていけたらいいなと思っています。

このとき、学習時間はもちろんですが、できるようになったこと、そして逆にできなかったことも合わせて報告しています。できるようになったことだけ報告していると、いざテストになったときに「あれ、思ったほど点が取れないな、じゃあこの塾は意味ないんじゃないか」となってしまうんです。そんなにすぐ点が上がるような魔法は使えないですから、退塾につながってしまわないように「こういった課題がまだ解消できないので、ここは長期的にやっていく必要があります」といったお話をしておきます。

成績UPに、自塾ファンの獲得。導入後に生まれた好循環

ここからStudyplus for Schoolを使ったら、当初感じていた①管理②成績③自立④集客の4つの課題がどのように解消されたかという変化について具体的にご説明します。

1つ目の管理ですが、Studyplus for Schoolを導入してからは、電話掛けやコマ組みなどはやらずに、その分を生徒のフォローの時間にあてています。
ある高3の生徒と話をしたんですが、1日は24時間しかなくて、そのうち学校に8時間、睡眠に8時間としたとき、残りの8時間を有効活用しないといけないよねと。すると、朝5時からの記録が残るようになりました。「大丈夫かな?」とも思ったんですが、すごくやる気になってくれているということですよね。こうした塾外での生徒の頑張りも見えるのは、Studyplus for Schoolしかないです。電話だけで話を聞いていたら絶対に無理だったので、Studyplus for Schoolのおかげで、指導は密にできていると思います。

次は、成績のところです。

かなり上がりました! 生徒みんな頑張っています。学習量が可視化できるので、モチベーションもUPできているのかなと思います。みなさん中学生のときに、1週間に55時間勉強してましたか? 正直、自分はやっていた記憶がないです(笑)。本当に尊敬できますね。
以前、中3の生徒が体験入学に来たときに、1ヶ月間の体験期間中で英検2級に合格したことがありました。なぜこの子が合格できたかというと、圧倒的に時間を確保できたからだと思います。振り返りもしっかり残してくれていたので、Studyplusのおかげで合格できたんじゃないかと私は思っています。保護者からの満足度も高かったです。

次は、自立についてです。私が証券営業をしていた頃に、PDCAサイクルというのがとても大事だと感じていました。ある程度仮説を立てていって、どうしたらいいのか考えて、その結果を改善していく。そのようにしていかないと、やはり仕事がうまくいかない感じがしていました。何をするにしてもPDCAサイクルを考えないといけないと思うので、証券営業ほど厳しくはないですが、それを勉強バージョンに応用して実践しています。
例えば、「〇〇を進める予定だったけど、先週は部活で大変だったので、今週頑張ります」といったように、生徒自身でサイクルを回していくことができています。正直、小学生はまだまだこれからですが、中学生は塾に来た際に「今日は何する?」と聞くと「今日はこの宿題をやった後に、英語の復習をここまでやります」などすぐに答えられるようになっていて、たいしたものだなぁと感心してますね。

最後に集客の部分です。
内部充実をさせるのが一番の集客だと思っているので、保護者の満足度という点はStudyplusのおかげだと思っています。

実際に保護者様から「夢のような塾があるよ」とコメントをいただいたり、「こんなに毎週報告してくれる塾ってある?」と保護者の方同士で紹介をして、つながっているような感じです。応援してくださるファンのような方がいるので、子どもたちも友達と切磋琢磨して頑張ってみようかなと思ったり、いい循環が生まれているのかなと思います。

仕事も人生も楽しい。それは、Studyplusのおかげ

これ以外にも、Studyplus for Schoolを導入しての変化がありました。それは、ストレスのない豊かな生活ができていることです。

例えば、保護者様もStudyplus for Schoolの保護者LINE連携機能を使いこなしていて、電話ではなくてStudyplusを通して連絡をしてくれていることで、返せる時間にゆとりを持って返信ができています。もちろん、なるべく早く返事はしているのですが、そのせいで残業をしたこともないので、仕事以外の時間もゆとりが生まれました。これは、自分にとってすごく大きいことです。我が子と一緒にいられる時間も増えたので、思い切って独立してよかったなと思います。

また、理不尽なクレームなども全くありません。入塾時にできること、できないことを伝えているからだと思います。私からは答えではなくヒントを教えるような「待つ指導」を取っているので、すぐに答えを教えてほしいのであれば、うちの塾は合わないですから。

Studyplusのおかげで、本当に仕事も人生も楽しいです。「楽しい」が仕事になっているのはありがたいですし、以前までは考えられなかったのでうれしいです。これからの塾運営にStudyplus for Schoolは必須だと思っています。