<カレンダー機能&コンテンツ配信機能>生徒の勉強計画作りと、配信した授業動画の進捗把握に役立つ|京大個別会原町本校【Studyplus LIVE!】
Studyplus for Schoolをよりご活用いただくため、2021年10月に「Studyplus LIVE!」と題して導入校様向けに計12回のオンラインイベントを開催いたしました!
今回は、その中から、「【機能別】Studyplus for School体験&活用相談会 『カレンダー機能&コンテンツ配信機能~新機能を活用しよう~』」をテーマとした回をご紹介します。
Studyplus for Schoolの2つの新機能は、どのような機能で、どのように活用できるのか、京大個別会原町本校の佐藤先生と堀内先生にお伺いしました。
<今回のトーカ―>
毎日の計画を細やかに立てられるカレンダー機能
ーー本日のテーマは、【機能別】Studyplus for School体験&活用相談会 「カレンダー機能&コンテンツ配信機能~新機能を活用しよう~」ということで、京大個別会原町本校の佐藤先生と堀内先生にお話を伺います。こちらの2つの新機能はまだまだ使い慣れない方も多いのではないかと思います。そこで、佐藤先生と堀内先生にはどのように活用しているのか、活用時のヒントなどもあわせてお聞かせいただこうと思います。よろしくお願いいたします。
佐藤:京大個別会原町本校の塾長の佐藤です。私はコンサル業界で働いた後、8年前に当塾を始めました。今日は講師の堀内と一緒にお話させていただきます。
堀内:堀内です、現在大学3年生で、高等部のマネージャーを務めています。よろしくお願いいたします。
ーーはじめに、機能の概要についてご紹介します。まずは、カレンダー機能です。この機能では、カレンダー形式で予定を登録したり、日時を指定した学習計画を立てることができます。
詳しい使い方は、以下の解説動画よりご確認ください。
生徒の自立度にあわせてカレンダー機能の活用方法を変える
ーーそれでは、佐藤先生、堀内先生に実際にどのように新機能を活用しているかお伺いしていきたいと思います。まずはカレンダー機能について、活用しようと決めたきっかけについて教えていただけますか?
堀内:私たちが抱えていた課題の一つに、生徒の勉強スケジュールの見える化がありました。カルテ機能を使って計画は立てていましたが、生徒は「やることは決まっているが、具体的にいつ何をやらなくてはならないかわからない」と悩んでいる状況でした。
ここを見える化するために、細かい内容をカレンダー機能で入力することにしました。
ーー実際にカレンダー機能を使ってみて、どんな効果がありましたか?
堀内:生徒の学習時間が伸びました。今までほとんど勉強をしなかった生徒も、タスク内容と勉強する時間を一緒に決めることで、勉強量が増えました。
ーーカレンダー機能はどういったサイクルで使っていますか?
堀内:1週間に1回の面談でカレンダーを共有しています。面談の流れとしては、先週の振り返りをして、翌週の内容を決め、予定通りの勉強に取り組めるよう話し合っています。面談時間は1人あたり30分ほどです。
カレンダー機能は、生徒一人ひとりに対して個別に最適化された計画を立てられるところが魅力だと感じています。一方で、複数の生徒に一斉に同じ予定を作れないというデメリットがあり、使い始めは面倒だと感じたこともありました。
しかし2~3か月経つと私自身が使い方に慣れ、今では簡単に作れるようになりました。
また、初めは10分刻みの計画を作っていたのですが、これでは実際に取り組んでいくとズレが生じやすいことがわかりました。そこで、最近では、余裕を持って設定するよう工夫をしています。
ーーそれは他の塾の先生方も活用できるポイントですね。他に、カレンダー機能を活用する上でのアドバイスはありますか?
堀内:一番大切なのは、継続することです。使い始めは大変で結果も出ないため、「やる意味があるのか」と思ってしまいがちです。しかし、2~3か月使ってみると、少しずつ生徒の成績に反映されていきます。その気づきを得るまで、粘り強く使っていくことが大切だと思います。
佐藤:当塾では、カレンダー機能を使うにあたり、スタディプラスの宮坂さんが話していた「シチュエーショナルリーダーシップ」の考え方も取り入れています。
シチュエーショナルリーダーシップでは、「意思決定はリーダーが行い、部下に具体的な指示命令を与え、仕事の達成までの進捗を細かく管理するS1スタイル」「リーダーは指示型・教示型と同様に指示命令を与えるものの、部下の意見やアイデアを引き出すために援助もするS2スタイル」「意思決定は部下が行い、リーダーは部下が目標を達成するまでのプロセスを援助するS3スタイル」「進捗状況の報告は受けるが、リーダーは意思決定と問題解決の責任を部下に任せるS4スタイル」にわかれます。
これはビジネスシーンで用いられる考え方ですが、学習塾でも生徒の自立度に合わせて、どのスタイルで接するか見極めることが大切です。講師たちは生徒一人ひとりがS1からS4のどこにいるかを把握し、それぞれに対して適切な活用をしています。
ーー生徒さんの自立度にあわせて活用しているとのことですが、具体的にはどのように使ってらっしゃいますか?
佐藤:例えば、S2の生徒に対しては、講師が計画を立てて、生徒が進めていくという流れです。予定を立てるために、事前に生徒から学校や部活などの予定を聞いておきます。
こちらはS2の高校2年生の記録です。もともと勉強時間が少なかったのですが、カレンダー機能を使うことによってだんだんと時間が伸びてきました。
S3やS4の生徒にはある程度の指示を出すのみで、基本的には生徒が自分で計画を立てます。流れとしては、まず生徒本人が計画を考えてきてもらい、面談で、今週は何をやりたいのか、その理由は何かをヒアリングし、問題なければ承認してカレンダー入力してもらっています。
計画を作るときは、スタディプラスから提供されるPDCAシートも使っています。
生徒が授業動画を視聴したか確認できるコンテンツ配信機能
ーー続いて、コンテンツ配信機能についてご紹介します。この機能の強みは、上記の通りです。よく「YouTubeにアップするのと何が違うのか」とご質問をいただきますが、Studyplus for Schoolを使うことで生徒さんが本当に動画を見ているのか確認することができます。
先生が作ったカリキュラムにあわせて自動配信し、生徒が動画を視聴すると記録が自動でつけられます。コンテンツ内容は、基本的に授業動画などですが、入塾したての生徒に向けて、ガイダンス動画を作られる先生もおります。
コンテンツ配信機能の使い方については、以下の解説動画よりご覧ください。
生徒の動画視聴チェックのためにコンテンツ配信機能を活用
ーーここから、再び佐藤先生と堀内先生にお話をお伺いしていきます。コンテンツ配信機能の活用を始めた経緯を教えてください。
佐藤:当塾では、物理の授業動画を作りYouTubeの再生リストを通して配信していました。この動画を生徒が観ているのかわからないという課題を抱えていたところで、コンテンツ配信機能がリリースされたためすぐに活用を開始しました。
こちらが実際の画面です。自分たちで作ったものだけでなく、無料の教材動画を入れて他の科目にも対応しています。生徒が動画を見たかどうかはユニットごとにタイムライン上に更新され、そこでもチェック可能です。
ーーコンテンツ配信機能を使ってみて、気になる点などはありましたか?
佐藤:当塾では、ユニットのなかに複数のコンテンツをいれています。現状のコンテンツ配信機能では、ユニットごとでの視聴履歴は分かるのですが、生徒がユニットの中のどの動画を観たかまではわからないため、そこまで細かくわかると、より便利かなと思います。
ーーたしかに、その方がわかりやすいですよね。開発部と相談していきます。堀内先生は、他の先生方を束ねるマネージャーでもあると思うのですが、みなさんでStudyplus for Schoolを使う上で工夫していることはありますか?
堀内:最も大きなポイントは、マニュアルの定型化です。当塾は担当制となっており、生徒に対して特定の講師がつくのですが、これでは一人の視点でしか生徒を見ることができません。
それを防ぐため、誰が見てもその生徒のことが把握できるようなカルテを作ろうと決め、内容などを調整しました。これにより、生徒をマクロな視点で見ることができるようになり、面談をしなくても進捗の把握が可能になりました。
ーー面談は週に一度行っているとのことですが、準備が大変なのではと感じるのですが、いかがでしょうか。
堀内:そうですね。ですが、準備の質によって面談の質が変わり、よくできていないと面談時間は長引きがちです。また、準備不足により伝えたいことが理解してもらえないこともあるので、1人あたり15分~20分で準備するようにし、しっかり時間をかけ取り組んでいます。
佐藤:こうした準備時間に対してもしっかり報酬を払いたいので、当塾では基本の給与にプラスして、月10時間分の準備時間費用を固定で出しています。また、講師が自らミーティングを開いた時には、それに対しても給与を支払っており、主体的にさまざまな会議が開かれています。
ーー積極的にStudyplus for Schoolを活用できる環境が整っていらっしゃいますね。
佐藤:はい。Studyplus for Schoolでは今後もたくさんの機能が追加されていくと思いますが、生徒のためになる機能は積極的にどんどん活用していこうと思います。
ーー佐藤先生、堀内先生ありがとうございました!
Studyplus for schoolでは、専任の担当が一つにひとつの塾や学校に合う使い方を共に考え、しっかりとサポートさせていただいております。
気になることや分からないことがありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。