EDX Magazine発刊に至るまでの届けたい想いと制作の裏側
Studyplus for Schoolが発刊する全国の教育関係者向けフリーペーパーEDX Magazine。昨年4月のVol.1発刊を皮切りに、この8月までにハイスピードで5冊を発刊してきました。
今回は、Vol.3よりMagazineの制作に携わってきたマーケティングの小川がEDX Magazine制作の想いをつづります。
はじめまして。
マーケティング担当の小川です。まず、簡単に自己紹介をさせてください。
私は、2020年2月~11月までの9ヶ月間のブランクを経てForschool事業部へ異動してきました。復職前は、全国出張を伴うStudyplusアプリの営業グループに所属していたため、オフィスにいる時間はほぼなく、Forschool事業部に関しては、「よくイベントやっていたり、オフィスを占領して(S-1グランプリなどの)配送作業やってる人たちだなぁ」と思っていました。。笑
ただ、メンバーが先生方のために、やりがいを持って働いている雰囲気も感じていました。そのチームの一メンバーになれることが嬉しく、復職までの期間はワクワクしながら過ごしていました。しかも、興味があったマーケティングを担当させてもらえるということでより一層ワクワクしていました。
「届けたい」の一心で編集を担当
勤務初日、For School事業部のビジョンや業務内容の説明を受ける中で、フリーペーパーEDX Magazine(以下Magazine)制作についても聞きました。その時は、もともとモノを書くこと、読むことが好きだったため、素直に「楽しそう!やってみたい!」と思いました。
ですが、営業出身かつその前のバックグラウンドは高校教員。教員時代に、学校案内パンフレットや文化祭パンフレット、卒アルの企画を担当していたくらいで、大勢を巻き込むがっつり編集制作はやったことがなかったので、不安もありました。
ただ、同時に「届けたい人、届いて欲しい人に届くよう、情報は発信し続けることが大切」という思いも持っていました。
なぜなら、『教育』というトピックは話題性につきないものの、教育現場にいると、外から情報を収集することがとても難しいことを実感していたからです。
教師をしていた当時は、日々の指導や業務、多種にわたるイレギュラー対応に追われ、「スキルをあげたい」「より良い指導を提供したい」と思っていても、1日があっという間に終わり、自分から情報を得にいける時間もなければ、術も分からずただただ悶々としていました。(ちなみに、数年前のことですが、今のようにオンラインで参加できる勉強会はほぼありませんでした・・。)
また、転職し子育てをはじめてからは、保護者として、子どもに触れて欲しい教育環境についても今まで以上に考えるようになりました。家族柄、国際色があり夫婦で受けてきた教育環境が大きく違うため、より一つひとつのことが気になるようになっていきました。
そのような背景もあり、Magazine制作を通し、教育機関や『教育』に興味がある方々に向けた情報発信メディアを作りたい!という想いで取り組み始めました。
マルチタスク能力の必要性を感じた編集作業
そんなこんなで制作に携わり始めたのですが、想像以上に、まぁーーーーーーーー工数が多いことに驚きました!笑
制作フローとしてはざっくりこのような感じです。
・発刊予定日、特集内容を決める
・台割(構成)、トンマナを考える
・各タスクを細かくスケジュールに落とし込む
・記事編集、寄稿文依頼
・寄稿者への同意書作成、依頼、回収
・タイトル案出し
・デザイン作成、デザインへ記事流し込み、校正
・寄稿者への確認依頼、校正
・入稿データ作成、発注、入稿
・配送先への連絡
実際動き出してみると、細かな調整が多く出てきました。校正も1,2回で済めば良いのですが、人間がやる作業なので、そう簡単にはいかず、、、スケジュール通りになかなか進まないことも多くありました。
また、この編集作業以外にも、イベント運営やコンテンツ制作、プロモーション活動など並行して実施しているプロジェクトが多くありました・・。特に、最新号のVol.5では白目の日々が続いていました・・!
世間も会社も家庭も緊急事態の中なんとか発刊
Vol.5では、今年4月に約1か月にわたって開催されたEdTechオンライン展示会のイベント内容を収録しています。(EdTechオンライン展示会は、Studyplus for Schoolと提携している教材会社の魅力をご紹介するために開催しているオンラインイベントです。)
今回、この特集にしたのは、コロナ禍の今こそ、これまでの受け身の教育スタイルから脱却し、自立した学習を通して「学ぶことの楽しさ」を学習者に感じて欲しい、先生方に、学習者の伴走者としてサポートに力を入れられる環境を提供したい、という想いからでした。
つまり、Studyplus for Schoolの紹介というより、提携教材会社の皆さまの魅力を、イベントに参加できなかったみなさまにも知っていただくためのものでした。
通常、16ページほどのパンフレット作成には2.5ヶ月ほどかかると言われていますが、今回のVol.5はその倍の32ページ構成で、8月発刊が目標でした。
7月半ばには入稿し印刷開始しなければならないため、約2.5ヶ月で校了を目指す必要がありました・・!
イベントも順調に進み、終盤にさしかかった頃、新型コロナウイルス感染者が急増しはじめ、緊急事態宣言が発令されました。この時の緊急事態宣言はこれまでに比べて影響が大きく、街中の商業施設がクローズすると同時に、子どもの預け先もクローズすることになりました。その結果、遊びたい盛りのコントロール不可能な1歳児を自宅保育しながら仕事をすることに・・・!
そんな中、制作中に校正ミスが発覚し作業をやり直したり、なかなか集中しする時間が取れず焦りが出てきたり、、日々乗り越えることがたくさんありました。
なんとかカタチになってきたころ、ようやく周りの声に耳を傾ける余裕ができ、「過去のコンテンツを読んでくれた先生からとても参考になったとコメントいただいたよ!」とメンバーからも声をかけてもらえたおかげで、「届けたい人、届いて欲しい人に届くよう、情報は発信し続けることが大切」という気持ちを思い出すことができました。
Fail Forward精神の大切さを改めて実感
こうして、無事に発刊してきたMagazineですが、たくさんの反省点もあります。
ただ、「ベストなものを提供したい想いが強ければ強いほど、悔しさや反省の気持ちがでるもの」と声をかけてもらった時、できなかったことに目を向けすぎるのではなく、「ベストなものをつくりたい」という気持ちを忘れず、チャレンジし続けることが大切なんだと改めて気づかせてもらいました。
そして、ベストなコンテンツを提供したいと思わせてくださっているみなさま(今回でいえば、教材会社のみなさんと登壇してくださった導入塾の先生方)と仲間たちへの感謝の気持ちがふつふつと沸いてきました・・!本当に、ご協力いただきましてありがとうございました。
日本の教育現場は、あらゆる面で変化の時だと感じています。
先生方は、日々その変化の渦中にいながら、情熱を持ち、子ども達と向き合い日々指導されています。
そんな先生方に、私たちができることは何かを常に考え、必要な情報を共有し合える機会を今後もつくっていきたいと、勝手ながら強く思っています。
改めて、発刊にあたりご協力いただいた皆さま、Magazineを手にとっていただいた皆さま、ありがとうございました!
今後とも、Studyplus for Schoolをよろしくお願いいたします。
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