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Studyplus ×「ファンサ」でオンリーワンの塾に。生徒に”愛”を伝えるための活用術|藤井セミナー川西教室【Studyplus for School Award 2022】

独自の工夫をこらしながらStudyplusサービスを上手に活用し、新しい教育の在り方に取り組まれている塾・学校を表彰する「Studyplus for School Award 2022」。昨年に続き今年も受賞校によるプレゼンテーションを含むイベントを5月10日から約1ヶ月にわたり開催いたしました。

今回は、集団指導部門でご受賞された「藤井セミナー川西教室(兵庫県)」丑田先生を振り返ります。

登壇校紹介

■登壇者

藤井セミナー 丑田翔太先生
ご自身が生徒の頃にも藤井セミナーを利用。他社営業職を経て、藤井セミナーへ。兵庫県川西市で2教室の教室長をされ、川西教室は今年で5年目。一昨年からは中学生部門も開始し、今年6月からは兵庫県宝塚市逆瀬川の教室もご担当される。

■藤井セミナーとは

大学受験専門の英語長文専門塾。英語に特化した指導を低料金で提供し、地域の方にも通っていただきやすい塾を目指す。全8教室ある中で川西教室は異なる運用方法を取っており、Studyplus for School、ベリタスアカデミー、AssistなどのICTツールを導入して生徒の学習をサポートしている。導入当時は「学習管理コース」という一部のコースのみでStudyplusを利用していたが、今年度からは新たに全生徒での利用を開始している。
HP:https://fsemi.co.jp/kawanishi_fm/

導入から新たな挑戦まで。チューター制とStudyplus for School

丑田先生:藤井セミナーでStudyplus for Schoolを活用しはじめたのは2019年です。この年にかなり力を入れていたのが「S-1グランプリ」でした。
S-1がある夏休みや冬休みは受験の正念場。そこで、1週間で100時間チャレンジするためにどう勉強の習慣を作ればいいのか、どうスキマ時間を埋めていくのかを考える癖づけをすることで、圧倒的に勉強量も増えましたし、質も上がりました。
そのおかげで、「学習管理コース」の生徒の入試実績は非常によかったです。そこで、Studyplus for Schoolを使うことに、とても手応えを感じました。

導入2年目は、「学習管理コース」で学生スタッフによるチューター制をスタートしました。チューターと生徒、1対1のMTGを毎週行うことで、細かい学習管理ができるようになりました。MTGのためのフォーマットはあらかじめ決めているので、それに沿った形で毎週学習コンサルを行っています。導入1年目は僕だけがStudyplusを使っている感がありましたが、この年からはチューター全員がStudyplus for Schoolを見ている雰囲気を作れたのがよかったと思います。
コロナもあって非常に難しい年でしたが、関西学院大学志望の生徒は合格率100%で、全員合格することができました。

導入3年目は、Studyplusの活用の仕方をある程度チューターの自由にさせました。ベースのフォーマットは変わりませんが、そこからプラスアルファの部分を自由にした感じです。チューターの中にはどうしても自分で考えるのが苦手な子もいるので、そのフォローはしっかりしないといけない部分もありましたが、チューター自身が考えて、何かに取り組めるようになったのはよかったです。

そして、今年からは新たなチャレンジとして、受験生全員がStudyplusの利用を開始してみようと思っています。チューター制や学習コンサルはつけずに、とりあえずStudyplusを入れてもらい、学習ログを見ながらの面談などからはじめてみようと思っています。

やるべきことは「ファンサ」! チューターによる活用の工夫例

Studyplusを通してすべきこととは何か? それは「ファンサ」です!

「ファンサ」とは、「ファンサービス」の略称で、コンサートなどでタレントさんがファンに向かって目配せしてくれたりすることをいいます。例えば好きなタレントさんから「ファンサ」されたら、わー!! ってうれしくなっちゃいますよね。僕はその「ファンサ」をスタプラでしてね、とチューターに言っています。大学生スタッフにはこの言い方が、かなり刺さるんです(笑)。

Studyplusでいうと、まずはメッセージ機能。これは表向き「生徒とチューターの連絡ツール」ですが、SNSでいえば「DM」ですよね。例えば、好きなタレントさんからたまたまDMが返ってきたら、うれしくて発狂するじゃないですか(笑)。同じように、メッセージ機能はチューターと生徒さんだけのツールにしています。僕も管理者として実際見ることはできるんですが、「僕は覗かないから」と伝えています。

それから、タイムライン。これは、いいねやコメントでのリアクションです。Twitterやインスタなら、好きなタレントさんからいいねをしてもらったらテンションが上がるし、引用RTなんてされたらもう最高ですよね(笑)。コメントも同じで、「今日も2時間勉強頑張ったね、お疲れ様!」みたいなコメントがついたら、うれしいじゃないですか。

藤井セミナーでは、チューターや僕らはアイドルのように、Studyplusを通して「ファンサ」をしないといけないと思っています。

また、実際にチューターにアンケートを取って、Studyplus for Schoolを活用するうえで工夫しているポイントを教えてもらいましたので、ご紹介します。

・かなやんの場合

・ぬっくーの場合

・フクトメの場合

・こばやしの場合

このようにチューターによって、スタイルがみんな本当にバラバラなんです。紙とStudyplusを合わせて使う子もいれば、全部Studyplus上でやっている子もいて、それぞれみんな違ってみんないいと思いますね。

「愛」はコメントで伝わる。Studyplusは生徒とのコミュニケーションに最適

以前のプレゼンでもお伝えしたのですが、Studyplusは先生の「熱量」を最大化できるツールです。その「情熱」を伝えるためには、日々のコミュニケーションの「質」をあげていかないといけません。コミュニケーションは、「数」と「質」というのがすごく大事です。

まず、Studyplusでいいねとコメントを継続すること。これは僕やチューターも続けていくのがなかなか難しいので、みんなで声かけしながら頑張っています。

また、チュータリングや学習コンサルのときには、アイスブレーキングで生徒の固有の情報をつかむことが大切です。例えばうちの教室では、野球が好きな生徒も多いので、「最近広島カープどうなん?」と聞いたりします。過去のアイスブレーキングで、何を話したのかをカルテで振り返り、「最近どう?」と聞いてあげるのが大切です。

そして、相手が忘れた頃にその情報を伝える。忘れた頃にポッと出すことによって、「あの先生、私のこと見てくれてるな」と思えるわけです。これも好きなタレントさんにしてもらったらうれしいことですよね(笑)。

生徒とはこのようなコミュニケーションが大事だと思っています。そうしたコミュニケーションツールとして、Studyplusは本当に最適だと思っています。

Studyplusを通して「愛」を伝えていきましょう!「愛」を伝えるのは、直接である必要はありません。毎回「勉強頑張ってるね」「応援してるよ」と伝えるんです。そのようなメッセージとコメントで、しっかりと「愛」は伝わります。

「仕組み」ではなく「文化」をつくる。その基盤にStudyplus for School

Studyplus for Schoolを導入してからの3年間、僕はずっと「仕組み化」というのを考えていました。どうやったら効率よくできるか? どうやったら生徒に伝わるか? どうやったら成績が上がるか? と。
でも、僕が今思っているのは「文化をつくる」ことができればいいなということです。「仕組み」は一人で作っていくものですが、「文化」はスタッフのみんな、生徒のみんなとつくるもの。

大切なのは、「どう未来を創っていくのか?」っていうことだと思っています。生徒たちが、これからStudyplusを使って学習記録をしていって、例えば大学生になって資格勉強をするときにも、Studyplusを使ってくれたらうれしいですよね。
チューターのフクトメ(前述)も、生徒のときにStudyplusで学習記録をつけていて、今度はスタッフで入って、自分の学習記録を教え子に参考にしてもらっている。これはStudyplusを使うことが文化になっているからこそ、できる指導かなと思います。

僕自身は、Studyplusを通して「ファンサをしっかりやろう」というのを目標にやっていますが、そのようにStudyplus ×「何か」を増やしていけば、塾自体がオンリーワンになるのは間違いないと思っています。

今日お伝えしたかったのは、Studyplusは塾の「文化の基盤」のツールになるということです。Studyplus for Schoolをしっかり使っていきながら、生徒とコミュニケーションを取ったり、自分が理想とする塾を作っていけたら、楽しく働くことができるようになると思います!


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