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Studyplus for Schoolを導入し学習管理をメインとしたコースを確立|翔優館【Studyplus for School Award 2020】

Studyplus for School Award 2020とは、少子化・採用難・地域格差という社会課題が広がる中で、未来の教育の在り方・先生の新しい働き方に果敢に挑戦する教育機関を表彰するものです。 

*Studyplus for Schoolの詳細はこちら

従来は、授賞式や受賞者によるプレゼンテーションを含むイベントを開催しておりましたが、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、この度オンライン配信で受賞者によるプレゼンテーションを実施いたしました。その模様をnoteでもお伝えしていきます。

今回ご紹介するのは、スタートアップ部門で受賞された、神奈川県の翔優館の秋間先生の回です。

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人生の学び舎として自ら考え表現する力を養う

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翔優館の秋間です。私は1993年から学習塾でのキャリアをスタートさせ、初めは大手で集団指導をしていました。その後、教室長やエリアリーダーを経験。大手とはいえ、入社当時は10教室もありませんでしたので、会社が大きくなっていく楽しい時期に勤めることができました。これは、自分にとって大きな成長ができたきっかけになったと思います。

2005年に独立し、当時一緒に働いていた仲間と共同経営で10年ほど塾を経営しました。指導形態は、大手時代と同じく集団指導です。その中で、自分だけでどこまでできるか改めてチャレンジしたいと思い、2016年に翔優館を開校しました。

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独立するにあたり、全てを一人でやることになるため、今まで通りの集団指導は難しいだろうと考え、自立型指導にすることを決めました。ただ、実際には、完全な自立型指導というわけではないため、指導スタイルを一言で表すのは難しいです。

塾では、ICTツールをいくつか活用しており、中学生には映像教材のAssist、高校生には成績Apシステム/教科書ナビを導入しています。

翔優館のテーマは「考える力を育てる」で、「人生の学び舎」を目指しています。そのため、ただ成績を上げるだけ、テストの点数を上げるだけという塾で終わらせたくはありません。思考力や判断力、表現力など、自ら考え表現する力を養います。

また、ENAGEEDの教材を使いながら、キャリア教育にも取り組み、未来をデザインする力を身につけさせたいと思っています。そして、将来社会で活躍できる人財を育成すること、つまり、「人生の学び舎」を目指しています。

生徒は小学生から高校生までおり、今は卒塾生の大学生3人が講師をしています。生徒と関わる中で、私自身も学ぶことが多くあります。生徒が社会人になり、全く違う業界で働く中で、今どんなことをやっていて、どんな苦労があったかなどを聞くだけでも勉強になります。

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こちらが塾の様子です。今は新型コロナウイルスの影響で、向かい合わせにならないように工夫して配置しています。自習ルームは、主に高校生が勉強する部屋です。

様々なICTツールを駆使して学習スタイルを試行錯誤

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授業内容についてご紹介します。小学生は、eduplus+などを活用しており、エジソンクラブやピラミッドを活用しています。考える力のトレーニングのため、算数ラボという教材も使って算数教室を開いています。指導形態は、少人数での集団個別です。

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中学生は、自立型指導、個別指導、集団指導をミックスした指導をしています。まだ試行錯誤の途中で、少しずつ変化しているところです。

映像教材に関しては、目の前で先生が話しているよりも感情への刺激が弱くなってしまい、記憶に残りにくいという意見を聞きました。そのため、今は、もっと感情に刺激を与えるようなものがないか検討中です。

当塾では2020年3月から、中学生にもStudyplus for Schoolを使い始めました。実は、高校生には以前から導入していたため、中学生にも使いたいと思っていたのですが、新型コロナウイルスへの対応として無料で利用できることになり、実施した結果、本格導入に至りました。

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高校生は3つのコースがあり、全てにStudyplus for Schoolを導入しています。スタンダード学習コースでは成績Apシステム/教科書ナビを使って、学校の定期試験で点を取り、推薦入試を狙います。中学から継続した生徒に、そのまま学習習慣を続けてもらうようなイメージです。

よく、「高校受験に合格したので、一回塾を辞めます」という方もいますが、これは大抵上手くいきません。後になって、「やはり学校の授業についていけないので、お願いできないですか?」と戻って来ますが、もうこの時点では取り返すには遅いことが多いです。高校受験で学習習慣ができたら、その勢いのまま勉強し続けるのが最も良い形だと思います。

数学塾は、1対1から1対2で指導しています。もともと、自分自身が理系でしたので、当塾はこの数学塾から始まり、今も続いています。

課題はコミュニケーションや受験情報の不足

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開校当時、高校生は数学のみ指導していました。しかし、受験には他の教科も必要ということで、生徒は理系以外の科目を習いに予備校に通っていました。そのため、いずれは、当塾でも文系科目も指導したいと思っていました。

その時に、成績Apシステム/教科書ナビを知りました。私はもともと、学校の授業を大切にしてほしいと生徒に話していたこともあり、教科書準拠の成績Apシステム/教科書ナビは相性のいいツールだと思いました。

その後、予備校に通わなくても生徒が一般受験に対応できるようなサポートがしたいと思い、受験コンパスを導入し、新たに学習管理型マネジメントコースを設置しました。

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しかしながら、初めのうちはどう管理していいか分からず苦労しました。毎日の学習管理や進捗状況のなど、一括して管理できるツールはないかと探していました。また、面談時に何か材料がないと、説得力がないという課題も抱えていました。学習を「見える化」する仕組みを探していたところ、ユニバースクールさんからStudyplus for Schoolを教えていただきました。

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Studyplus for School導入前は、授業をしないためコミュニケーションの題材が少なく、コミュニケーション量が少ないという問題を抱えていました。自分の担当教科以外ですと、分からない部分も多くあります。加えて、受験情報についても知識不足でした。

また、年間・月間・週間で学習計画を立てても、思うように実行できませんでした。計画を立てるだけ立て、「あとは頑張ってね」と言うだけで、生徒任せになっていました。それゆえ、生徒もなんとなく勉強するだけになり、目標が定まらずモチベーションも下がる悪循環が生まれました。

コミュニケーションが増え、生徒のモチベーションもアップ

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この状況下で、Studyplus for Schoolを導入しました。

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学習管理型の高校生マネジメントコースでは、週1回の面談と月1回の面談をしていますが、その時に、Googleカレンダーを使い、生徒に週間スケジュール作っておいてもらいます。

この生徒はかなり上手く作っていて、科目ごとに色分けしてくれているので非常に分かりやすいです。

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面談では、Studyplus for Schoolのアナリティクス機能を使いながら、前週の反省をします。生徒がどれぐらい学習しているか、一目で分かりますし、個別の生徒の様子も詳しく分かるため便利です。

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それを踏まえ、翌週どうしていくか学習スケジュールを作成をします。生徒に作ってもらっていたGoogleカレンダーを見ながら、Studyplus for Schoolのプランニング機能で、どの教材を何時間ずつやるかを決めます。教材ごとに分けて登録できるのは非常にありがたいです。

週1回の面談は、もともと30分くらいでしたが、今は1時間くらい話すこともあります。面談は私と学生講師両方で行っていますが、学生講師が担当している生徒には、私が月1回の面談を担当する形にしています。

面談以外でも、Googleカレンダーをチェックし、塾に来た生徒にアドバイスをすることもあります。

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Studyplus for Schoolを導入してから、色々な変化がありました。まず、講師が勉強するようになりました。私も自分が教える科目以外について勉強するようになり、さらに受験知識も増えています。これによって、コミュニケーションの回数も増え、面談内容が本当に充実しました。

そして、生徒に声かけすることが多くなりました。これからは、コメントも頻繁に入れて、もっとコミニュケーションを増やしていこうと思っています。

また、毎週の面談によって、無理のない計画も立てることができるようになりました。一週間やってみて「これちょっと無理があったね、次週は修正していこう」と繰り返すことで、現実的な計画を立てることができるようになっています。

そして、生徒も計画的に勉強できるようになりました。完全に計画通りとはならなくても、ある程度「この時間にこういう勉強をしよう」と決まっているのは良いと思います。

生徒は、他の受験生がどれくらい勉強しているかが見えるようになったことで、高い目標を持てるようにもなりました。さらに、勉強時間ランキングを毎週教室に貼っており、それも刺激になっているようです。

Studyplus for School主催の勉強時間を競うS1グランプリも、生徒のモチベーションが上がるきっかけになっており、個人戦・チーム戦ともに頑張っています。特に、チーム戦は他のメンバーに迷惑をかけられないという気持ちで、危機感を持って一生懸命取り組んでいます。

中学生もデジタルで学習管理ができるように

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今年の春から、中学生にもStudyplus for Schoolを導入しました。新型コロナウイルスが流行して、学校が休校になり、生徒は昼間の時間が空くようになりました。

このままでは、本当に何もしなくなってしまうだろうと思い、昼間の学習管理の必要性を感じました。通塾も難しくなり、オンライン授業が必要となったため、4月にスタートして、5月の連休明けからはオンライン自習室も始めました。

こうした取り組みをして得た一番大きな結果は、学習習慣を身につけさせることができたことです。高校生と比べると、中学生は自分から勉強しようとしないため、Studyplus for Schoolを使うことで計画性を持ち、学習に取り組んでもらうことができました。

また、以前はフォーサイトという手帳で学習状況をアナログ管理していたのですが、中学生は手帳を毎日持ち歩く習慣がつかず、忘れてしまうことも多々ありました。それがStudyplus for Schoolでデジタルになったことで、記録のつけ忘れが減っています。

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新型コロナウイルスによる休校期間中の、オンライン自習室実施時の様子です。これは5月18日~24日までの記録ですが、生徒たちは一生懸命頑張っていました。

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しかし最近では、記録0分が目立っています。定期テスト前は1~2時間勉強している生徒もいますが、テストが終わると誰も入力していません。高校生であれば継続できますが、中学生は記録を続けられるかどうかが課題です。

しかし、記録づけを義務化することは疑問に思っています。生徒には入力しないとダメだから入力するのではなく、自然と習慣化していってほしいと思っています。

当たり前のことを当たり前に行い、全員が幸せになる

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私にとってStudyplus for Schoolは、あって当たり前のものです。つい存在自体を忘れがちになるのですが、感謝の気持ちを忘れないでいたいと改めて思っています。というのも、最近、「当たり前のことを当たり前にやる」ことの難しさを感じているからです。

以前、大手の学習塾で教室長をしていた時、生徒募集に成功していたため、社長から「どんなことをやっているのか、形にしてみんなに伝えてほしい」と言われました。

ですが、その時「当たり前のことを当たり前にやっているだけなので、形にはできないんです」とお伝えしました。この「当たり前のことを当たり前に」という考えを、今は忘れてきてしまっていると感じています。

「当たり前のことを当たり前にやる」ことで、生徒も講師も絶対に幸せになるはずだと思っています。そして最終的には、自分自身も幸せになると思っています。

今後の展望としては、高校生の生徒を増やし、高校生専門の講師を採用し、高校生専用の学習ルームを作るなど工夫していきたいと考えています。また、Studyplus for Schoolを使い、PDCAサイクルを定着させること、そして中学生にも高校生と同様のStudyplus for Schoolの活用レベルの定着を目指していきたいと思います。

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