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シンプルなルール設定とメリット共有でデジタル化を促進

【私立】
鳳凰高等学校(鹿児島県)
学 科:普通科(文理コース、特進コースⅠ類、、特進コースⅡ類、看護学科、メディカルシステム科、総合福祉課)
生徒数:1学年314名 2学年346名 3学年380名(2022年4月現在)

Studyplus for Schoolを生徒指導に日々ご活用いただいている学校様の事例やイベントレポートをご紹介するUser Story。
ここでは、鹿児島県の私立学校鳳凰高等学校の事例を『地方課題への取り組み』『ICTツール活用促進の仕掛けづくり』の2つのテーマに分けてご紹介します。今回は、『ICTツール活用促進の仕掛けづくり』編です。

6年間のICT活用で気づいた「とにかく使うこと」の大切さ

本校は、6年ほど前に鹿児島県内の中でも非常に早く一人一台端末配布を実施しましたが、ICTツール利活用不足の課題がありました。コミュニケーションツールとしての活用は浸透してきていますが、学習促進や学習のサポートにおいては効果的に活用できていませんでした。

また、これまで紙の手帳を用いて学習記録をつけてもらっていましたが、教員だけでなく生徒の多忙化も課題となっていたためデジタル上で完結できたらと考えていました。

そこで、Studyplus for Schoolの活用を検討し始めたのですが、本導入の前にトライアル期間を設けていただいたことで色々と準備を進めることができました。

まず始めに取り組んだことは、「教員への周知」です。6年間ほど、ICT活用を進める中で教訓を得たことが、使ってもらわなければ意味がないということです。当たり前のようで実はとても難しい部分でした。さらに、学校現場は比較的新しいものへの抵抗が大きいため、あまり前向きではない教員に対しても効用や意義含め、どのように活用していくかまでを考え、周知していくことが大事だと考えました。

一筋縄では行かないこともありましたが、時にはスタディプラスの方に研修会を開催いただくなどサポートを受けたり、一部教員がStudyplusアプリユーザーで、良さを認識してくれていたりしたことも支えとなり、根気強くアピールを続けた結果、教員・生徒から少しずつ「すごくいいですね」といった声も聞けるようになりました。

シンプルなルール設定により活用ハードルを下げる

また、運用が軌道に乗りやすくなるよう、教員に対しても簡単なルールを設定しました。それが、勤務日のみ担当生徒の学習記録を見て「いいね」を押してもらうことです。デジタルに移行するとStudyplus for Schoolの画面も24時間365日閲覧可能となり、退勤後や休日もチェックできてしまい負担になる恐れがあるため、上記のようなルールを設定したのです。また、コメントを記入することもできるのですが、まずはとにかく慣れてもらうことを重視し、コメントについては余裕があれば記入してもらうルールにしました。

勤務日には毎日管理画面へアクセスし、生徒の学習記録を見る習慣を全体のルールとしたことで徐々に使い慣れる教員が増え、デジタルだからこその良さに気づいてもらうことができました。

実際に教員へアンケートを取ったところ、ルールに関しての不満はなく、「今後も継続して活用していきたい」との声もあり、状況を見ながら運用の幅を広めていけるのではないかと確信しました。

その他にも、閲覧や「いいね」などのリアクションもほぼ毎日している教員が多く、負担に感じるかどうかの質問に対しても、負担はない、または、少しだけあるとの回答になっています。

生徒の様子についても変化を感じている教員が増え、「生徒同士でフォローし合い、お互いに勉強時間を競い合うなどライバル心が培われるているようです」、「ポートフォリオ的な側面として非常に効果的だと感じています」というコメントももらうことができています。

一方、全生徒が学習記録を習慣化できているわけではないため、「記録づけが目的化してしまっている」との意見もあります。これに関しては、課題として認識しているため、今後も継続的に記録づけを徹底しながら、振り返りの重要性を伝え、自分で学習の分析まで行えるようになることを目指して様々な仕掛けをつくっていきたいと考えています。

『地方課題への取り組み』編については
以下よりご確認ください。
https://story.studyplus.co.jp/n/n10e665d6ad3d

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