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手厚い教員サポートと環境づくりにより全生徒の情報管理が簡単に

【私立】
東京農業大学第二高等学校(群馬県)
学 科:普通科(Iコース、Ⅱコース、Ⅲコース、グローバルコース)
生徒数:1学年660名 2学年509名 3学年510名(2022年4月現在)

Studyplus for Schoolを生徒指導に日々ご活用いただいている学校様の事例やイベントレポートをご紹介するUser Story。
ここでは、進学指導に熱心に取り組まれている群馬県の私立学校東京農業大学第二高等学校の事例を『学習習慣定着』と『ICTツール一括導入の仕組構築』の2つのテーマに分けてご紹介します。今回は、『ICTツール一括導入の仕組構築』編です。

学習記録率向上と教員の負担減を目指し導入

本校では、2020年度に一人一台のiPad導入を行ったのですが、その時点ではStudyplus for Schoolは使用していませんでした。他校でも事例は多いと思いますが、有料ツールを導入するとなると、費用対効果を厳しく問われるためハードルが高くなります。そのため、初めはStudyplusのアプリ(無料)のみを使用していました。

しかし、アプリのみでは画像のように個々のアカウントを確認しなければならないため作業に多くの時間を割くことになり非常に大変でした。また、担任以外は情報を見ることができないため、出張などがあって臨時担任がクラスを受け持つ日などはチェックできません。

Studyplus for Schoolを導入することで、学校全体で生徒の情報を共有できたり一括操作が便利で教員の負担や不便が大幅に解消されました。生徒と向き合う時間も以前より作れるようになりました。

ちなみに、本校には1,000人以上生徒が在籍していますが、一括処理の機能が充実していたため多少時間がかかったものの大規模導入にも問題はありませんでした。

学校に合わせた工夫により効果的に活用する

Studyplus for Schoolを導入して間もない頃の運用ルールとして、記録することを徹底し習慣化するために、全体で一つ「勉強しなかった日でもとりあえず1分という記録をつけさせること」のみ設定しました。これは、単純に記録忘れの0分なのか、勉強してない0分なのか区別するためです。

流れとしては、朝のホームルームで記録するよう話をして、昼休みにやってない人を確認し、帰りのホームルームまでに記録するよう指示を出します。これで大体の生徒は記録してくれました。
 
先生方には検印と同様の感覚で「いいね」ボタンを押してもらうなど、積極的に生徒へフィードバックをしてもらうようにしました。

しかしながら、ある程度運用を進めていく中で、入力率には教員の指導が大きく左右していることに気づきました。そこで、教員向けに使い方をまとめた資料を作成し、統一を図りました。

 同時に、生徒へも学習記録の重要性を含めた資料も作成し各担任に説明をしてもらいました。

この結果、朝のショートホームルームで隣の生徒とStudyplusの画面を見せ合うことで記録率ややる気をあげるなど様々な工夫をする教員もでてきました。

他にも、出席番号順に情報をチェックしたいといった要望に応えるためExcelファイルの作成も行いました。

冊子の記録では自分のクラスのことしか分かりませんでしたが、Studyplus for Schoolのおかげで今は一括して確認することができるようになりました。

また、Studyplus for Schoolの活用を進めていく中で、期待していた効果以上のものを得ることができています。

例えば、学年主任はこれまでできなかった生徒一人ひとりの学習目標時間やそれにどの程度届いているのか確認できるようになりました。また、ある教員は、生徒が学習記録とともに残していたコメントから心理状態を把握し、早期に対応することができました。

このように本校では、活用の幅・効果がさらに広がってきています。

環境づくりと分担制で反対の声を減らす

ICTツール導入には反対の声があがりやすいですが、導入を検討している学校様へのアドバイスとしては、環境づくりが非常に大切であることと、とにかくツールを使ってもらえるようにすることが大事です。

本校では教員にiPadを配布して以降、資料の印刷などをやめ、iPadを使わなければ会議に参加できない環境を無理矢理にでもつくることでペーパーレスを実現しました。また、作業を分担することで無理なく、各々ができる作業にだけ集中できるよう環境を整えました。

記録率については、先ほども述べた通り教員が左右することを意識し、初期に十分な時間を取って先生方へ説明できると記録率は自然と高くなると思います。

今後は、切磋琢磨する楽しさややりがいを感じてもらうため、クラス全員の合計で月間勉強目標時間を立て、全員での達成を目指し、その課程を毎日公開するという取り組みを考えています。

『学習習慣定着』編については以下よりご確認ください。
https://story.studyplus.co.jp/n/ne1b12cdfc3ea

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