学習記録の習慣化により計画的な学習習慣が定着し、スムーズな生徒指導が可能に
Studyplus for Schoolを生徒指導に日々ご活用いただいている学校様の事例やイベントレポートをご紹介するUser Story。
ここでは、進学指導に熱心に取り組まれている群馬県の私立学校東京農業大学第二高等学校の事例を『学習習慣定着』と『ICTツール一括導入の仕組構築』の2つのテーマに分けてご紹介します。今回は、『学習習慣定着』編です。
記録をつけることで計画的な学習習慣を身につけ、
生徒面談に活かす
群馬県高崎市にある本校は、一学年の在籍数が520人と県内最大規模で、生徒の希望に合わせたコース制を導入している点が大きな特徴となっています。
また、『何事にも主体的に取り組める人材の育成』を教育方針としていることから、自学習を重視しており、以前より冊子に日々の学習記録を生徒につけてもらっていました。
学習記録を生徒に取らせることの意義は、2つあります。
まず1つ目は、生徒が計画的な学習習慣を定着させることです。
こちらは実際に使用していた冊子です。計画的な学習習慣を身につけるため、左側は1週間の予定表を立てます。生徒自身が目標を達成するために、「昨日あまり勉強しなかったから、このままだと達成できない。今日はその分頑張ろう」など考えるようになるため、有効的でした。
2つ目は、教員が生徒の指導に役立てることです。生徒の生活と勉強時間の記録が手元にあることで、学習時間や、学習科目に偏りがないかなど確認することができます。
しかし、冊子での学習管理では、長期休みの際に生徒の学習への取り組み状況が把握できないこと、教材の紛失の可能性があること、生徒自身が取り組んだ学習内容に対して日常の学校生活の中で復習の機会を作りにくいことがデメリットとなっていました。
解決策として、Excelなどのツールを活用するなど様々検討しましたが、2020年度の1人一台iPad導入を機にStudyplus for Schoolの導入を決めました。
導入の決め手は生徒自身でPDCAを回せるようになる点
Studyplus for Schoolを導入した理由は2点あります。
1点目は、冊子での取り組みと近いことがデジタルで代用できると感じた点です。
これまで同様に目標設定や学習管理を把握できることが、全教職員に対しても説明しやすいメリットになりました。
2点目は、生徒自身の為になるツールだと感じた点です。
学習時間を把握するだけなら、どのツールを使っても同じですが、Studyplusアプリでは他の生徒の学習記録が見れたり、教材ごとに学習時間の管理ができることで、学習教科の偏りを自身で防ぐことができます。また、同じ目標を持つ他校の生徒が使用している参考書なども見ることができるため、参考になります。
実際、生徒へインタビューしたところ、「Studyplusを使い始めてやる気が上がった」や「学習計画が立てやすくなった」「同じ目標を持つ他校生徒が使っている参考書をチェックできるので良い」「記録を見て、科目の偏りや力の入れ方の違いに気づくことができた」などの声を聞いています。
また、定期的に開催されている学習時間や習慣化を競い合う『S-1グランプリ』も良い影響を与えてくれています。部活動の表彰は全校生徒の前でできるものの、勉強に関する表彰機会はこれまでなかったため、生徒のモチベーション向上に寄与していますし、チーム戦に参加した生徒からは「普段以上に頑張ることができた」と感想をもらっています。
学習記録は生徒自身の役に立ちますが、記録することが目的化してしまっている学校も多いのではないかと思います。ですが、Studyplusは記録+αの機能が充実しているため、そのような課題を解決することができるツールだと思います。
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