「いつでも」連絡・相談できることで、生徒の学習モチベーションが向上
Studyplus for Schoolを生徒指導に日々ご活用いただいている学校様の事例やイベントレポートをご紹介するUser Story。
ここでは、進学指導に熱心に取り組まれている熊本県の公立学校天草高等学校の事例を『進路指導』と『学習意欲向上』の2つのテーマに分けてご紹介します。今回は、『学習意欲向上』編です。
学習意欲向上の秘訣は「メッセージ機能」による
コミュニケーションの充実化
本校は新しいことを前向きに捉えてる教員が多く、声かけ次第で全教員が参加してくれます。しかしながら、どんなICTツールでも慎重な見方をする教員は一定数必ず存在します。無理に研修をしても、モチベーションを上げることは難しくなってしまうでしょう。そこで本校では、近くにいる教員が使ってる場面を見せながら使い方を共有し合えるように工夫しています。
こうした工夫もあり、Studyplus for Schoolの利用負担を感じる教員は非常に少なく、ほぼ全員が学習記録を紙で取るより、Studyplus for Schoolを使う方がよいと答えています。閲覧頻度が高い教員はもちろん、あまり閲覧していない教員も同様の傾向があります。
Studyplus for Schoolを導入する前は、ホームルームでの連絡漏れなど、教員と生徒のやり取りがスムーズにできないという課題がありました。ですが、今は「メッセージ機能」を活用することでいつでも気軽に連絡が取れるようになり、「生徒が面と向かって言いにくいこともStudyplus for Schoolを通してであれば話してくれる」といったメリットも生まれました。
また、「日頃見ることができない家庭学習をリアルタイムで褒めることができる」「他の教員のアドバイスを見て共通理解の上で対応できる」などコミュニケーションツールとして非常に役に立っています。結果として、実に9割の教員がStudyplus for Schoolを活用してから生徒の学習の取り組みが向上したと実感しています。
また、多くの生徒がStudyplus for Schoolをポジティブに捉えています。学習記録の入力率を見ると、3月では60%に留まっていましたが、7月には80%まで上がりました。特に全国の学生と学習時間を競い合う「S-1グランプリ」がきっかけで、この夏(2021年)のモチベーションを上げることができました。
一方で、「みんながこれだけ頑張ってるのに、私はなぜこれだけしか頑張れないのか」とネガティブに捉える生徒もいました。これは、Studyplus for Schoolを導入するときに、「このアプリは比べるツールではなくて、自分がどれだけ成長できたかわかるツール」という話があまりできなかったことが原因です。なぜStudyplus for Schoolを使うのか、どういうメリットがあるのかをもっと明確にしてあげたほうがよかったと思っています。
積極的な運用で生徒の可能性を広げる
本校は公立学校のため、運用資金などの面では課題もあります。本校では他にも複数のICTツールを使っていますが、学校全体をGIGAスクール構想に挑戦する組織にするためには、トップのリーダーシップが必要です。学校のトップがどういう風に教員に投げかけるのかによって、モチベーションは大きく変わります。その上で、環境整備をする人も必要です。導入したアプリなどをどう使っていくのか、具体的に進めていかなければなりません。
また、生徒の声をしっかり聞くことも重要です。トップのリーダーシップと生徒からの要望への回答が両方うまく回ってくると、より効果的に活用できると思います。
コロナ禍では生徒が登校できず難しい場面もありましたが、Studyplus for Schoolの活用は今後も続くコロナ禍を乗り切るチャンスのひとつになるのではないかと思っています。全職員が積極的に活用するようにして、生徒の進路実現を叶えるツールとして使っていきたいと思います。
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